| 市場価格はどれくらいになるのか想像もつかない |
さて、世界にただ一人だけ、「エルメス仕様のシロンを所有する男」、マニー・コシュビン氏。
今回はこの人にしか出来ない「ブガッティ・ヴェイロン・レンブラント」と「ブガッティ・シロン・エルメス」との比較レビューを公開しています。
なお、ヴェイロンの方はブガッティ社自ら製作した限定シリーズ(3台のみが製造)で、シロンの方はマニー・コシュビン氏がエルメスとブガッティとにオーダーしたワンオフ仕様という相違があります。
同じブガッティの特別仕様でもけっこう違う
なお、ヴェイロンにも公式にエルメス仕様があり、正確には「Fbg par Hermès」という名称が与えられていて、デザインはエルメス側のガブリエーレ・ペッツィーニ氏。
ボディカラーはヴィジブルカーボンの上にクリアブラウンをペイントした専用カラー「チョコレート」(よく見るとカーボン柄が見える)。
ボディ各部にはエルメスのロゴが入り、フロントグリルメッシュはエルメスの「H」を模した形状を採用しています。※元ZOZO社長、前澤氏が所有していることでも知られる
この「レンブラント」はそのヴェイロンFgb par Hermes」によく似た内外装を持っており、しかしブガッティ創業者であるエットーレ・ブガッティの弟、「レンブラント」の名を冠した限定車です。
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そしてヴェイロン・レンブラントのインテリアはボディカラーにマッチしたブラウン。
なお、マニー・コシュビン氏はブガッティ・ヴェイロン・エルメス、ヴェイロン・レンブラントに近いカラーリングを持つ「パガーニ・ウアイラ・エルメス」も所有。
さらにマクラーレン・スピードテールもエルメス仕様で納車されるため、一人で3台ものエルメス仕様を持つということになりますね。
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そして今度はシロン・エルメスをガレージから出すマニー・コシュビン氏。
内装が「真っ白」なのでシューズにはカバーをつけての運転です。
こちらのシロン・エルメスはマニー・コシュビン氏、エルメス、ブガッティ3者の間で仕様が調整され、マニー・コシュビン氏の希望がかなり色濃く反映された一台。
同氏はイランからの移民ですが、苦労して財を成し、その過程で購入した「最初の車」がこのシロン・エルメス同様にホワイトの内外装を持っていて、おそらく同氏は「内外装ホワイト」が大好きなのでしょうね。
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インテリアについては意外と似た印象があり、まずはヴェイロン・レンブラント。
こちらはシロン・エルメス。
フロントトランク容量はよく似たような感じ。
ヴェイロン・レンブラントには「専用の」ラゲッジが多数収まるようです。
シロンはフロントトランク内も真っ白。
ディバイダーで仕切られています。
エルメス仕様だけに、このトランクの「内側」だけでも数十万円か100万円以上のコストがかかっていそうですね。
リアは両者で随分雰囲気が異なるところ。
ヴェイロンは丸形テール、シロンはLEDバーを採用しています。
ういんぐはどちらもリトラクタブル式、マフラーエンドは両方ともセンター出し。
ここまで来るには相当な努力もあったとは思いますが、限定モデルのヴェイロン、エルメス仕様のシロンを2台所有できるとはなんとも幸運なオーナーですね。
VIA:Manny Khoshbin