| 正直、上位モデルはボッタクリだと考えていたが |
メルセデスAMG A35 4MATICとA45 S 4MATIC+との間には相当な差があった、という動画が公開に。
この両者はAクラスのAMG版ということになりますが、エンジンは同じ2リッター4気筒ターボを搭載しています。
ただしA35 4MATICはエンジン形式が「M206」で306馬力、A45 S 4MATIC+ は「M139」で421馬力という差があり、このM139は量産4気筒エンジンでは自動車史上最高の出力だとされていますね。
さすがに価格分の差はある?
そのほかの差だとA35 4MATICのトランスミッションは7速DCT、A45 S 4MATIC+では8速DCTが採用され、駆動方式は両者とも4WDです。
価格はA35 4MATICが628万円、A45 S 4MATIC+790万円。
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公称値だとそれぞれの0-100km/h加速において、A35 4MATICは4.7秒、A45 S 4MATIC+は3.9秒となっており、けっこうな差がありますね。
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今回の動画において比較される個体は両方ともボディカラーがイエローなので、一見するとほぼ変わらないように見えますが、細かいところを見てゆくとけっこうな違いがある模様。
たとえばブレーキシステムに差があったり・・・・
フェンダーの張り出し具合が違ったり(A45 S 4MATI+のほうが50ミリ広い)。
ホイールはA35 4MATICが18インチ、A45 S 4MATIC+が19インチ。
このほか動画ではサウンド、加速、ドラッグレース、ブレーキングを比較していますが、その内容はかなり濃いものとなっています。
インテリアにもけっこう差があって、ステアリングホイール、ダッシュボードに差異があるようです。
AMG A45 S 4MATIC+には「AMGドライバーズパッケージ」が標準装備。
その走りは根本から異なる
ただ、こういった見た目や装備の違いよりも大きいギャップが「走り」。
動画を見ると、両者の見た目はよく似ているのにその速さには歴然とした差があり、0-100km/h加速、ゼロヨンともに雲泥の差。
メルセデスAMGには現在「35」や「45」のほか「63」等があるものの、それぞれの価格差はけっこう大きく、しかしそれはボッタクリではなく「ちゃんとした理由」があるようです。
今回のA35 4MATICとA 45 S 4MATIC+とは162万円の差があるものの、A45のエンジンは職人による「ワン・マン・ワン・エンジン」、そして前方吸気/後方排気を実現するためにエンジンを(A35と比較して)180度反対に向けて搭載するといった変更を加えている模様。
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同じように「43」と「63」との間にも(見た目はよく似ているのに)メカニズム的な明確な差異があり、その価格差を正当化できるだけの理由が存在。
ただ、惜しむらくはそういった差異があまり伝わらないことで、そのためにメルセデスAMGは上位モデルになればなるほど「割高」に感じられることも。
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