| それぞれのアタッシュには車両と同じシリアルナンバーが刻まれる |
さて、以前に日産スカイラインGT-R(R34)をベースにしたコンプリートカー、NISMO R34 GT-R Z-Tuneを販売していた香港のショップ「Contempo Concept」。
今回は、そのNISMO R34 GT-R Z-Tuneに付属するという「カーボン製アタッシュケース」を紹介しています(このショップは大変GT-Rに強いらしく、以前にもNISMO R34 GT-R Z-TuneとR400との比較レビューを公開している)。
-
日産NISMO R34GT-R Z-tuneが北米で販売中。ただし6800万円
わずか20台のみが生産された日産NISMO R34GT-R Z-tuneの中古が香港で販売中。その価格6800万円と新車価格の1774万円を大きく上回る事態に。 日本でもまずお目にかかることがない車な ...
続きを見る
NISMO R34 GT-R Z-Tuneはこんなクルマ
NISMO R34 GT-R Z-Tuneは、ニスモが「GT-Rにてレースを走ってきた経験の集大成」とし、R34 GT-Rの中古車ををベースに作成したコンプリートカー。
テーマは「トップ・オブ・ザ・GT-R」、そして当時の販売価格は驚愕の1774万円に設定されています。
ちなみに2004年当時だと新車のランボルギーニ・ガヤルドが1750万円、フェラーリのV8モデルで1700万円くらいだったと記憶しているので、それらの価格を考えても「非常に高価」な車であったと言えますね。
そして、あまりに高価すぎたのかほぼ売れず、保管用の2台とあわせ、総生産台数はわずか19台にとどまった、と報じられています(それが今日の希少価値を生むことになった)。
現在の取引価格は4000-7000万円くらいと言われるものの、しかし取引数が少なすぎるためにその実態は不明なクルマでもありますね。
そしてNISMO R34 GT-R Z-Tuneは、ニスモ創立20周年記念車という意味合いもあり、チューニングの内容はまさに究極。
たとえばエンジンブロックそのものはレース用GT-Rから、そしてコンロッドやクランクもレース用、タービンもIHI製のボールベアリングターボ。
その他ポート研磨やカム逃げ加工が施され、インジェクターも変更済みとなり、排気量はは2.8リッターへと排気量がアップされ、出力は500馬力に達しています。
-
【動画】世界で2台!”もっとも高価なR34世代のGT-R”、NISMO R34 GT-R Z-Tuneを磨きまくる動画
| このボディカラーを持つR34 GT-R Z-Tuneは世界に二台 | 北米の(ボディコーティングなどを行う)ディティーリングショップが、生産わずか19台、もっとも高価なR34 スカイライン GT- ...
続きを見る
もちろんパワーアップに対応すべくボディも補強され、スポット溶接増加、CFRP接着によって剛性アップ(ボディはニスモによって、いったんドンガラにまで分解されている)。
サスペンションはザックス製車高調整式、フロントブレーキにはブレンボ製モノブロックキャリパー(6ポット)を採用。
その他はカーボン製プロペラシャフト、専用ETSコントロールユニット、ツインオイルクーラー、アルミ製ラジエター、チタンマフラーといった装備も奢られています。
NISMO R34 GT-R Z-Tuneにはこんなカーボンファイバー製アタッシュケースがついてくる
そしてこちらがニスモR34 Z-Tuneについてくるカーボンファイバー製アタッシュケース。
「こんなんあるの知っとる?」という感じでお店の人がさりげなく取り出します。
「おまけ」というにはあまりに美しい出来ですね。
そしてケースのトップには「BNR34Z-tune」の文字と製造年の「2005」、そしてシャシーナンバーの「R34-009」が刻印されたプレート。
車体側にも全く同じ内容が刻印されたプレート。
中を開けるとこんな感じになっていて、ちゃんとオーガナイザーが装備されています。
CDもしくはCD-ROM、そしてダイアグノーシス診断機器接続用ケーブルも。
こちらはNISMO Z-tuneのブックレット。
製造風景などが高い品質の写真と共に収められています。
なお、ショップによるとこのアタッシュケース(ブリーフケース)は1万ドル(約108万円)の価値があるとしていますが、たしかにカーボン製アタッシュケースは非常に高価で、ゼロハリバートンだと30万円くらい、テクノモンスターでは40万円くらい。
ちなみにエルメスのカーボン製アタッシュケースは150万円。
-
ボクはアタッシュケースが大好きだ!現在メインで使用する「エルメス」「ゼロハリバートン」「ルイ・ヴィトン」はこんな感じだ
| それぞれにブランドの特徴が現れていて面白い | 唐突ですが、ぼくはけっこうアタッシュケースが大好きです。というか、アタッシュケースのみならず、ハードシェルを持つスーツケースも好きなので、こういった ...
続きを見る
VIA: Contempo Concept