| 東南アジアのジムニーカスタムはなかなか過激 |
さて、フィリピンのオフローダー専門ショップ、「オートボット・オフロード(東南アジアは本当にトランスフォーマー大好きだな。。。)」。
これまではフォード・レンジャーのカスタムを手掛けることが多かったようですが、今回は現地でも人気化しつつあるスズキ・ジムニーのカスタムを公開しています。
なお、フィリピンやインドネシア、タイは道路事情(舗装)が満足ではない地域も多く、そのためにトラックやSUVの人気が高いと言われていて、当然ながらカスタムを行う人/ショップも多数存在する模様。
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なお、フィリピンはじめ東南アジアのオフローダーカスタムを見ていると、やはり悪路走行を考慮してか「エクストリームなオフローダー」路線が人気ではあるものの、中には逆に「オンロード」へと振ったカスタムも。
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今回のジムニーは得意の「エクストリーム」路線
そして今回オートボット・オフロードが公開したのはジムニーの「エクストリームな」オフロードカスタム。
まずこちらはノーマル状態のジムニーです。
こちらはこのジムニーに組み込むために届けられたパーツ。
それらをジムニーの前に広げるとこんな感じ。
パーツだけで総額いくらなんだろうな・・・と怖くなるほど。
ちなみにフィリピンの平均年収について、国家統計局国際労働機関(ILO)によると、その額は「48万円」。
パーツ代だけで軽く100万円以上はかかっていると思われ、現地でここまでお金をかけるには相当な覚悟が必要なのだと思われます(そのぶん人件費が安く、つまり工賃が安いので、日本では”人件費がかかりすぎ”で現実的でないようなワンオフカスタムも普通に行われている)。
エアクリーナーやマフラー、そしてブレーキまでも交換するようですね(ジムニーでブレーキを交換する例は珍しい)。
よくヤフオク!に売っているユニオンジャック仕様テールランプも。
やりすぎなホーン!
日本でこういったカスタムはあまり見たことがありませんが、現地ではけっこう人気なのかも。
ダンパー、スプリング、ブレーキキャリパーにディスクも交換。
JAOSやGreddyといった日本のパーツも見られるものの、中華製パーツも織り交ぜていて、高いコスト意識が感じられます。
お決まりのLEDライトバー。
ルーフにはマットブラックにペイントされたラックも追加され、スパルタンな雰囲気です。
タイヤ/ホイールを交換し、前後バンパー交換、ラダー装着などを経て・・・。
ようやく完成!
ホイールはボルク製、タイヤはBFグッドリッチ。
主要なパーツには惜しみなくコストを投入しているようです。
ちなみにマフラーは「サイド出し」。
当然ですが、テールランプはかなり雰囲気が変わるようですね。
グレッディ製のカーボン製ステアリングホイール。
もちろんリアルカーボン、そして35層のクリア塗装がなされています。
それでは動画を見てみよう
このオートボット・オフロードでは、カスタムした個体ごとに固有の名前を与えていて、今回のジムニーだと「プロジェクト・パンデミック(時期が時期だけに)。
そのほか、フォード・レンジャーだと「プロジェクト・アトラス」。
プロジェクト「GNAR」。
こちらは7月第4週に手掛けたカスタムカーたち。
ジムニーやレンジャーの他、ジープ・ルビコンなど相当数のカスタムを手掛けているようです。