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ロールスロイスがエンブレムを変更!スピリット・オブ・エクスタシーは二次元化、ブランドカラーはパープルに

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| ロールスロイスがパープル?だが聞けばその理由にも納得 |

さて、自らのクルマをして「人類が作りうる最高の自動車」と表現するロールスロイス。

その思想の源流にあるのは、副創業者であるサー・ヘンリー・ロイスの「いまある中からベストを選択し、それをさらに良くする(Take the Best that Exists and Make it Better)」というものです。

そんなロールスロイスですが、今回「9月1日から、ブランドアイデンティティを一新する」と発表。

これについて、同社は「自動車メーカーから、高級品を提供するブランドへの変化」「より若い顧客へのアピール」を掲げており、これからの大きな飛躍を新しいブランドアイデンティティに込めたということになりそうです。

ロールスロイスは、これまでにも最高の素材を使用し、最高のクラフトマンシップをもって最高の製品を作り続けており、ロールスロイスというブランド、そしてマスコットであるスピリット・オブ・エクスタシーはすでに「ラグジュアリーのアイコンとなった」と主張。

そして近年経験してきた変化は「これまでのいかなる変化よりも速い速度において」なされているといい、今回のブランドアイデンティティ再定義はさらに速く、かつドラスティックな「これから」の変化に備えたものだと言えそうです。

「RR」はシンプルに、ROLLS-ROYCE文字はRを強調

「ロールス・ロイス」のエンブレムとして長らく使用されてきた「RR」マークですが、これは世界中で幅広く「高級さ」「高品質」の象徴として知られており、よってこのフォントは変えることなく、しかしRRだけを抽出してシンプルに。

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ちなみにこちらが今までのエンブレム。

これはこれで重厚さが感じられるものの、新しい時代へと向かうにあたり、新世代のエンブレムへとバトンタッチすることになります。

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こちらはロールスロイスの文字表記のみの場合。

これまでは「ROLLS-ROYCE」の文字すべてが同じサイズでしたが、新しいものでは「R」がやや強調されていますね。

そして「MOTOR CARS」はいっそう小さくデザインされており、これは「ロールスロイスは自動車業界以外にも影響力を持つ(自動車だけがそのブランドのコアではない)」ということから、MOTORの比率を下げているとのことで、いずれはこのMOTOR CARS文字そのものが無くなってしまうのかもしれません(毎年小さくなっていっていずれは消滅したりすると面白い)。

ちなみにフォント自体は1930年代のアールデコ調を意識しているのだそう(以前のフォントはGil Sans Alt、新しいフォントはRiviera Nights)。

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スピリット・オブ・エクスタシーは2次元化

スピリット・オブ・エクスタシーとは、ロールスロイスのボンネットに取り付けられている女性のマスコットで、これがデザインされたのは1911年、チャールズ・サイクス氏によって(ロールスロイスの設立は1906年)。

当時、ロールスロイスの顧客であるジョン・ダグラス・スコット・モンタギュー氏が「自分のロールスロイスにふさわしい装飾を」との意図で彫刻家であるチャールズ・サイクス氏へと依頼して作成したのち、自身のロールスロイスにこれを取り付け、その出来栄えを見たロールスロイスが正式に採用して今日に至る、とされています。

自動車業界においては非常に有名なマスコットではあるものの、ロールスロイスはこれまでにスピリット・オブ・エクスタシーを2次元化して利用したことはないと思いますが、しかし今回デザイナーであるクリス・ミッチェル氏によってついに図案化されることに。

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スマートフォン上だとこんな感じで表現されることになり、今後ロールスロイスは、文字とともに、そして場合によっては文字に変わるアイコンとしてこれを利用する、ということになります。

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新しいイメージカラーは「パープルスピリット」

そして新しく採用されたイメージカラーは”パープルスピリット”。

これについては様々な意見が出たそうで、「ウッド」を表すブラウンにするという案もあったようですが、より表現に富み、未来を表現し、男性にも女性にも受け入れられ、かつゴージャスなカラーということでこの色に。

加えて古来よりパープルは富と権力をも表現してきたということ、スピリット・オブ・エクスタシーとも相性がいいということも考慮されたようですね。

ロールスロイスとパープルというのは一見して意外な組み合わせのように見えるものの、聞けば納得の理由です。

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なお、デジタル上ではホワイトと組み合わせられるものの、「印刷ぶつ」として使用される場合は、エレガントさを表現するためにローズゴールドと一緒に用いられることに。

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近年ではデジタル化に対応するため、BMW、ミニ、フォルクスワーゲン、そして日産やトヨタも新しいロゴやエンブレムを取り入れていますが、ロールスロイスの場合はこれに加えて「カラー」までをも提案してきたということになります。

ちなみにロールスロイスは自社ブランドユーザーの平均年齢を43歳だと公表しており、これはメルセデス・ベンツの51歳、ベントレーの56歳、BMWの50歳に比べて若い数字。

ただし全般的に「若い」わけではなく、「若い顧客」と「昔からの顧客」とに二分化されている、とも公表されていますね。

しかしながら、「これまでの」年齢層の高い顧客がロールスロイスの変化に対して否定的かといえばそうではなく、というのもロールスロイスの顧客の多くが会社経営者であり、そういった立場の人ほど「世代交代や、時代に応じた変化の必要性」を認識していて、新しいことに対して興味を示すから。

つまり「今どきの若いモンは・・・」というような老害はロールスロイスの顧客にはおらず、積極的に変化に対応してきたからこそロールスロイスの顧客であり続けることができる人物になりえた、ということですね。

加えてロールスロイス自身もけして過去の栄光や伝統にあぐらをかくのではなく、ブラックバッジやカリナンの投入など、世の中の変化に適応し、新しいチャレンジを行うことで成長することで新たな歴史を築いているとも考えられ、今後の展開にも期待したいと思います。

参照:Rolls Royce

 

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管理人:JUN

ランボルギーニ/ポルシェ/ホンダオーナー。 ハイパフォーマンスカーを中心に、それにまつわる話、気になるクルマやバイク、モノ、出来事などを紹介します。

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