| チューダー「ROYAL」の登場はけっこう衝撃的 |
さて、寒くなって長袖を着用する季節になると、ぼくは使用する腕時計についても「衣替え」を行います。
たとえば、夏場は主にTシャツを着ているので、腕時計と袖との引っ掛かり、そして袖口とのスレによって発生するキズを気にする必要もないため比較的大きなサイズの腕時計を着用することが多いのですが、冬場になると「袖口にうまく収まる」サイズや、袖との接触で「キズが入りにくい」腕時計を使用することが多くなります。
加えて、これからの季節においてバイクに乗る際など、袖口にボタンやジッパーのついている衣類を着用したり、ゴツめのグローブを使用することも多く、それらとの接触によって「多少傷ついてもいい」、つまりそこまで高価ではない腕時計を選ぶわけですね。
そして「腕時計の衣替え」をするとついつい新しい腕時計が欲しくなり、ここで「今欲しい腕時計」を紹介してみたいと思います。
チューダー ロイヤル(245,300円)
まずはチューダーの新製品「ロイヤル」。
他モデルのように「ロレックスと共通性の高い」ケースを使用するのではなく、完全にチューダーオリジナルのデザインを持つケースを採用したニューモデルで、サイズは38ミリという手頃な大きさ。
そしてこの「面で見せる」カッティング、ブレスレット一体型ケースがイマっぽい雰囲気でもありますね。
バリエーションとしては28/34/38/41ミリがありますが、「長袖着用」だと38ミリがちょうどいい、と考えています。
文字盤についてはシルバー、ブルー、ブラックが揃い、しかしぼくとしては「ブルー一択」。
とくに明確な理由はないものの、オーデマピゲ ロイヤルオークだと、ブルー文字盤はブティック限定モデルとなり希少性が高かったりするので、ブルー文字盤のほうがなんとなく価値がありそうに思えること、そして「色」があったほうが(グリーンサブのように)腕時計に表情が出る、とも考えています。
カシオG-SHOCK B5000TCF-2JR(170,500円)
こちらは「チタン+迷彩加工」という変わり種のG-SHOCK。
カシオはこの第一弾として「GMW-B5000TCM-1JR」を発売していますが、こちらは期間限定モデルであるのに対し、今回のB5000TCF-2JRはとくに(限定との)記載がないため、「定番」なのかもしれません。
双方における最大の差異は「色味」で、GMW-B5000TCM-1JRがカーキをベースにした「いかにもミリタリー」な雰囲気を持つのに対し、こちらはブルーをベースにした「シティカモ」風のカラーを持っています。
さらにはGMW-B5000TCM-1JRにはなかった、ラグ部にきらりと輝くIP(イオンプレート)加工がなされていることも特徴です。
なお、この迷彩は大中小3種類のドットをレーザーにて加工することで再現され、ベルトのコマを詰めた際にも「柄が連続するように」考慮されています。
ケース径は49.3ミリ×43.2ミリ、厚さは13ミリで、Gショックとしてはかなりコンパクトな部類となり、もちろん時刻合わせやバッテリー交換が不要なマルチバンド6そしてタフソーラー機能を備えています。
ぼくはGショックコレクターではなく、単に「実用品」としてのGショックを高く評価していますが、実際のところ「もっとも信頼できる腕時計」だと考えていて、さらに「身につけていて気後れすることがない腕時計」だとも。
後者について、「G-SHOCKは腕時計ヒエラルキーの外にあり、価格やブランドバリューによって上下を判断されにくい」という認識。
クルマでいうとミニやフィアット500、スマートのようなイメージです、「安価(クルマだとコンパクト)であったとしても、低い評価をなされるわけではない」ということですね。
ゴリラウォッチ エスピオナージ(217,800円)
こちらもぼくの大好きなゴリラウォッチ。
ケースはやや大きめですが、ケース自体がカーボン、そしてベゼルがセラミックなので、「非常に傷つきにくい」ことからガシガシ使える腕時計です。
現在欲しいと考えているのは、ファストバックGTシリーズの「エスピオナージ」。
ゴリラウォッチ自体が自動車に関連する仕様そしてデザインを持つことが多く、このエスピオナージは1965年製マスタングのカスタムカー(リングブラザーズによるカスタム) をイメージしている、とのこと。
ゴリラウォッチはオーデマピゲにて、ロイヤルオーク オフショアシリーズを手掛けたディレクターとデザイナーとが立ち上げたブランドですが、それだけに腕時計を知り尽くしており、素材のセレクト、デザイン、加工技術などいずれもが「価格を遥かに超えるレベル」。
一見して「普通の腕時計ではない」ということがわかるためか、身につけていると、けっこうな頻度で話しかけられたりします。
タグ・ホイヤー カレラ
タグ・ホイヤー不朽の名作、「カレラ」シリーズ。
ただし新品だと50万円以上するので中古という選択肢になりますが、中古だと25万円以下で探すことが十分に可能。
タグホイヤーにはほかにも「フォーミュラ1」「アクアレーサー」「モナコ」があるものの、モナコはこの価格帯で(中古を)探すことは難しく、フォーミュラ1とアクアレーサーは値上がりが大きく、そこでバランスがいいのが「カレラ」。
ケースサイズは41ミリとやや大きめですが、ケースやベゼルの端が「切り立って」おらず使いやすいデザインを持っています。
中古にて安く購入すればさほどキズつきも気になりませんし、日常使いには最適かと思います。
そしてやはり、買うならば(ブラックではなく)ブルーのサンレイ仕上げ文字盤ですね。
ブライトリング クロノマット
こちらも中古ですが、ブライトリングのクロノマット。
ブライトリングというと「ナビタイマー」が有名ではあるものの、価格的に今回のゾーンには属しておらず、そして「ナビタイマー(中古)を購入するお金があれば、(パネライやオメガなど)ほかブランドの中古腕時計を購入したほうがいい」とも考えています。
加えてクロノマットはぼく的に「もっとも価格やデザインとのバランスに優れ、かつブライトリングらしい腕時計」だという認識。
そして選ぶなら現行クロノマットではなく以前の世代の「ブレスレットのコマが斜めに切ってあり、ベゼルに大きな凹凸がある」タイプを選びたいと考えています。※現役時代が長く目にする機会が多かったせいか、ブライトリング=クロノマットという印象がある
製造期間がけっこう長かったので中古相場もピンキリですが、使い倒すつもりで、「オーバーホール済み、しかし外装は傷だらけ」な安い個体を狙い、ガンガン使うのもひとつの手かもしれません。
参照:TUDOR, G-SHOCK, Gorilla Watch, TAG HEUER,