| 今回は前作「400R」に比較するとレトロ色が強くなったようだ |
さて、2017年に993型ポルシェ911をベースにしたレストモッド車両「400R」を発表し、業界に大きな衝撃を与えたガンサーワークス(Gunther Werks)。
その400Rは最近デリバリーが開始される運びとなっていますが、今回はその次のプロジェクトとして「993スピードスター・リマスタード」を発表しています。
見ての通りレトロフューチャーなルックスを持つ993ベースのスピードスターということになり、ポルシェは930、964、997、991世代において「スピードスター」を発売しているものの、993世代ではスピードスターが存在せず、それだけに新鮮ですね。
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エンジンは4リッター・フラットシックス
この993スピードスター・リマスタードに積まれるエンジンはロススポーツ・レーシングによってチューンされた4リッター・フラットシックス(おそらくは空冷)。
出力は(400Rの)435馬力よりも高くなるものと見られ、これと組み合わせられるのは993世代の911に採用されていたゲトラグ製トランスミッションの強化版、そして駆動輪はもちろん後輪のみ。
その他の特徴としては25%軽くなったフックス風鍛造ホイール、3Dプリントによって製造されたインコネル製エキゾーストシステムが挙げられるものの、スピードスター化によって車体が相当に強化されることになりそうです。
前後フェンダーは見ての通り「超ワイド」。
ヘッドライトやテールランプはLEDを使用したオリジナルへと改められ、シート後方のスピードスターカバー、エンジンフードのエアガイドなどは近未来的な形状へ。
一方でフックス風ホイール、砲弾型ミラー、ダックテールスポイラー、アルミ製へと置き換えられるドアハンドル、935モチーフのテールパイプなど993よりも前の世代へと遡る「レトロ」な装備も見られ、ここは「400R」とは異なるところですね。
内装についてはその性格を考慮して「防水」素材が使用されると言われ、しかし現時点で詳細については謎のまま。
なお、スピードスターカバーの中には簡素な布製ルーフが収納されているようです。
いまのところ、この993スピードスター・リマスタードの価格については不明ではあるものの、基本価格5800万円でリリースされた400R寄りはずっと高価になりそう。
限定台数は25台のみ、納車は2022年以降だとアナウンスされています。
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