ロックダウン中のNYをポルシェで暴走し大事故を起こしたドライバーが裁判直前「不起訴扱い」に！事故の瞬間、逃走の様子、運転する姿まで記録されていたのになぜ？

｜　どう考えても「見えざる力」が働いたとしか思えない　｜

昨年4月、ロックダウン中のニューヨークにて発生した、ポルシェ・カレラGTのコンプリートカー「ゲンバラ・ミラージュGT」が暴走し複数台のクルマに突っ込んで逃げたという事故。

これは早朝の街なかで起きたもので、監視カメラの映像や通行者が撮影した動画が多数公開されており、それらによると、クルマのほとんどいない道をカレラGTが非常に高いスピードで走行し、ほぼ減速しないまま（横滑り状態で）駐車中のクルマに突っ込んだところから始まります。

ただし動画は一部始終を捉えていた

そしてこの事故については、上述のように多数の記録が残っており、衝突のあとにカレラGTのドライバーが（破損した車両を運転し）逃げる様子、さらによほど焦っていたのか、もしくはクルマの損傷が大きすぎたのか、激しく蛇行する姿までもがYoutube上にアップされています。

極めつけは警察から事情徴収を受ける際の動画も撮影されていて、つまり「運転していたのが誰か」までもが特定されることとなったわけですね。

なお、このドライバーは34歳のBenjamin Chen（ベンジャミン・チェン）といい、インスタグラム上ではBen Chenとして知られる人物で、数々のカーイベントを開催していることでも名を馳せています。

スピード違反、無謀運転、いくつかの交通違反に問われて逮捕され、今年の3月15日にニューヨーク州の裁判所にて裁判が開かれるはずだったものの、なんと突如「証拠不十分にて不起訴」という結果に。

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さすがにこの結果には驚きを隠せない

上述のとおり、この件に際しては事故の瞬間やその後の逃亡、警察によって車外へ出るよう命じられている様子も収められており、明らかな無謀運転や逃亡の証拠が存在し、運転していたドライバーも特定できるといった状況です。

これだけ証拠が揃っているにも関わらず「証拠不十分で不起訴」という事実について、現地メディアも相当に驚いたようで、当局に対して情報の開示を求める動きもある模様。

なんらかの「見えざる力」が働いたことは間違いなさそうですが、なんとも後味の悪い結末となっています（けが人が出なかったのが幸い）。

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ポルシェ・カレラGT（ミラージュGT）がクラッシュする際の動画はこちら

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参照：Ronniecnyc, Trlrace, Motor1, Road & Track, Damrys7, superspeedersRob