
| 対応するのは「997.2 / 987.2」「991.1 / 981」世代の911とボクスター、そしてケイマン |
デザイン的に「完全に調和する」のが最大のメリットかもしれない
愛車のポルシェで最新のコネクティビティやナビゲーション機能をスマートに使いたい——そんな水冷ポルシェオーナーの願いを叶える人気純正オプション「PCCM Plus(ポルシェ・クラシック・コミュニケーション・マネージメント・プラス)」に新世代モデルが登場したとのニュース。
今回ポルシェが発表したのは、2009年から2016年式にかけて製造された「911」「ボクスター」「ケイマン」の計30万台以上に適合するレトロフィット(後付け)インフォテインメントシステムです。
インテリアデザインの調和を損なうことなく、ワイヤレススマートフォンの連携や高度な車両情報表示を実現した新型PCCM Plusの全貌についてみてみましょう。
この記事の要約
- ポルシェが2009年〜2016年式の911、ボクスター、ケイマン(対象約30万台)向けに最新「PCCM Plus」の適合拡大を発表
- ワイヤレス接続に対応したApple CarPlayおよびAndroid Aut、OTA地図更新、衛星画像ナビなどを新搭載
- マルチファンクションステアリングやメーターパネル表示、油温・油圧表示など車両機能との高度な統合を実現
- 997.2/987.2(2009〜2013年式)用と991.1/981(2012〜2016年式)用の2モデルをポルシェセンター等で順次展開

新型PCCM Plusの概要
PCCM Plusは、ポルシェクラシックが展開する純正”レトロフィット”シリーズで、純正ならではのクオリティでインテリアに美しく収まりながらも最新のインフォテインメント技術を往年の名車へと追加できるアイテムとして高い人気を誇ります。
今回のアップデートにより適合車種が大幅に拡大され、2009年〜2013年式のモデル(997.2世代の911、987.2世代のボクスター/ケイマン)向け、および2012年〜2016年式のモデル(991.1世代の911、981世代のボクスター/ケイマン)向けの2つのモデル専用デバイスが用意されることとなっていますが、これによって現代のスポーツカーと同等の利便性と快適性をこれからのヤングタイマー(未来のクラシックカー)で楽しむことが可能となったわけですね。
特徴・スペック・デザイン
新型PCCM Plusの最大の特徴は、単なるナビゲーションの入れ替えにとどまらず、車両本体のアーキテクチャと深くシームレスに統合されている点で・・・。
PCCM Plus 主な仕様・機能一覧
| 項目 | 詳細 / 仕様概要 |
| ディスプレイ | 7インチ高解像度タッチスクリーン |
| 対象モデル | 911(997.2 / 991.1)、ボクスター/ケイマン(987.2 / 981) |
| 年式範囲 | 2009年〜2016年式(全世界で約30万台以上が対象) |
| スマホ連携 | ワイヤレス Apple CarPlay / Android Auto対応(Bluetooth & Wi-Fi) |
| 車両機能統合 | マルチファンクションステアリング操作、メーター内ディスプレイへの案内表示 |
| 車両データ表示 | 画面での油温・油圧表示、地図データに基づく速度制限表示 |
| ナビゲーション | 衛星画像ナビ、ワインディング優先ルートを選択する「Scenic Roads」機能 |
| パーキング支援 | ボクスター/ケイマンにおける障害物ディスタンス表示(視覚化サポート) |
| オーディオ・通信 | DAB/HD/FM/AMデュアルチューナー、Bluetoothストリーミング、4G対応Nano SIMスロット、OTA(Over-The-Air)地図更新 |
| ビジュアル統合 | 画面上のバーチャル車両に実際のポルシェエクステリアカラーを設定可能 |

デザイン面でも工夫が凝らされており、画面に表示されるバーチャル車両のボディカラーを愛車と同色にカスタマイズすることが可能だといい、技術面だけでなく視覚的にも一体感を生み出します。
競合比較・市場でのポジショニング
1980年代〜2010年代のスポーツカー向け後付けインフォテインメント市場には、サードパーティ製(社外品)の2DINナビやディスプレイオーディオが数多く存在し・・・。
- サードパーティ製社外ナビ:機能面では多種多様な選択肢があるものの、インテリアのインパネデザインや質感が浮いてしまったり、メーターパネルへのナビ割り込み表示やマルチファンクションステアリングとの連動が不完全になるケースが見られる
- ポルシェ純正 PCCM Plus:ポルシェ専用設計のため、純正のエアコンパネルやダッシュボードの質感・カラーと完全に一致。さらに、油温・油圧などの車両センサーデータのリアルタイム表示やパークアシストの視覚表示など、社外品では再現が難しかった車両制御との高精度な連携を実現
つまりPCCM Plusは愛車のオリジナリティと資産価値を保ちつつ、最新のデジタル環境を導入したいオーナーにとって、他社製品にはない圧倒的なアドバンテージを持っているというわけですね。

補足情報・新しい気付き
今回のPCCM Plusにおける注目の進化ポイントは、走りの質を高めるドライブ機能の充実です。
特に新搭載の「Scenic Roads(シーニック・ロード)」ナビゲーション機能は、単に目的地への最短ルートや最速ルートを検索するのではなく、ポルシェ本来の走りの歓びを最大限に引き出す「ワインディングロードや景色の良いパノラマルート」を優先して案内してくれるのだそう。
また、停車中にYouTube動画の再生が可能な点(※各国・地域の法規制による)や、OTAによるオンライン地図更新、4G Nano SIMカード対応など、日常の使い勝手と趣味性の双方が現代レベルへ一気に引き上げられている点も大きなポイントです。
結論
新型PCCM Plusは、997.2/987.2および991.1/981世代のポルシェオーナーにとって、愛車とのドライブをさらに魅力的なものへ変える理想的なアップグレードともいえるもの。
全世界のポルシェセンターで取り扱いが開始されており、しかし車両個別の装備状態によって使用できる機能が異なるため、まずは最寄りのポルシェ正規販売店へ適合と取り付けを相談することをおすすめします。

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