| 短い登場時間ながらも、その活躍を鮮明に記憶しているファンも多いはずだ |
さて、映画「ワイルド・スピード MEGA MAX」に登場したシボレー・コルベット・グランスポーツが4月開催のオンライン・オークションに出品予定。
このコルベット・グランスポーツは崖から落とされるという派手なシーンに登場したことで知られますが、もちろんこの個体は崖から落とされたものではなく、撮影においても破壊されずに生き延びた3台のうちの一台です。
実際に「アップ」のシーンにて使用されたことも
正確に言うならば、この個体は1963年製コルベット・グランスポーツの「レプリカ」で、しかし細部まで精巧に作り込まれているために「アップ」にて映り込むシーンに使用され、ヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーとともにスクリーンに登場したのはもちろん、「もっとも多くの時間を俳優たちと過ごした」経験を持っているとのこと。
正式なライセンスを得て製作された「公認」レプリカ
このコルベット・グランスポーツを製作したのはマングース・モータースポーツなるショップですが、GMから公式にライセンスを取得してこれを製造。
ベースはオリジナルのチューブラーシャシーにて構成され、サスペンションはC4世代のコルベットから、そしてエンジンはGM製の5.7リッター/380馬力です(クリートエンジン)。
なお、本物のC2世代「コルベット・グランスポーツ」はシェルビー・コブラへの対抗として、クーペとロードスターがわずか数台製造されるにとどまり、その価値は「数億円」とも言われます。
それだけにこういった「本物同様の仕様」を持つ「公式ライセンス取得済み」のレプリカに対しても高い需要があり、今回のオークションにおいても1000万円程度の値がつくと見られているようですね。
「ワイルド・スピード」本編にて、コルベット・グランスポーツはこういったシーンに登場した
このC2コルベット・グランスポーツですが、列車にて輸送されているところ、「脱出用」として華々しく活躍しています。
こんな感じで荒野を走り・・・。
ブライアン(ポール・ウォーカー)を救出に向かい・・・。
無事にキャッチ。
しかしその後、崖から落ちることになるわけですが・・・。
このシーンの撮影に使用されたのが今回オークションに登場するコルベット・グランスポーツ。
撮影はクロマキー処理にて行われており、実際にはこんな感じ。
実際に転落したのは別のレプリカです。
そして水中にドボン。
C2コルベット・グランスポーツの活躍するシーンを収めた動画はこちら
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参照:Mongoose Motorsport, Volocars, Brian Grams