| ジェームズ・ディーンが事故死したポルシェ550スパイダーの車体そのものは長年行方不明だったが |
専用のディスプレイスタンド付きでオークションに出品中
さて、ジェームズ・ディーンが事故死した際に乗っていたポルシェ550スパイダーの「リアアクスル一式」が競売に登場。
ジェームズ・ディーンは1955年9月30日、レースに参加するためにメカニックのラルフ・ウッタリック氏とともにカリフォルニア州の州道を走行中、フォードとの衝突によって非業の事故死を遂げています(享年24歳)。
愛称は「リトル・バスタード」
なお、ジェームズ・ディーンの愛車であったポルシェ550スパイダーは、彼自身によって「リトル・バスタード(小さな悪魔)」と命名されており、それだけ凶暴な性格を持っていたこともわかります。
搭載されるエンジンは1.5リッター・フラット4(110馬力)、車体重量はわずか590キロにとどまり、サスペンションはフロントがトレーリングアーム、リアがスイングアクスル、そしてブレーキはドラム式。
こちらが事故後の車両を捉えた画像ですが、事故の後にはなんどか転売が繰り返されており、しかし現在の所在は「不明」とのこと。
なぜかリアアクスルのみが取り外される
そしてなぜかは不明ではあるものの、転売が行われる段階でリアアクスルのみが取り外され、今回オンライン車両売買サイトに出品中。
出品物に含まれるのは4速マニュアルトランスミッション、スターターモーター、ドライブシャフト、ブレーキアッセンブリー、ダンパー、そしてそれらを支えるディスプレイスタンド。
このスタンドは、このリアアクスル専用に設計されており、つまりは誰かがどこかの段階でリアアクスルを外して展示物として活用していたということになりますが、その詳細は不明です。
書類上はジェームズ・ディーンのポルシェ550スパイダーのパーツであることを証明
なお、出品時に提示されたカリフォルニア州発行の書類を見るに、ジェームズ・ディーンが所有していたポルシェ550スパイダーに取り付けられていたパーツであることを証明しており、別に用意されているポルシェ発行の書類においても、トランスミッションケースのシリアルナンバーから、これらが「シャシー番号550-0055、エンジン番号90059の1955年式550スパイダーに装着されていた」ことが証明されています。
たしかに貴重な品であることは間違いはありませんが、「事故死」に関連する車のパーツを自宅に展示するのはやや縁起がよろしくないとも考えられ、ぼくだったら「ちょっと遠慮したい」と思ったり。
ちなみにオークション開催期間はあと13日ほど残っていて、現時点の価格は10万ドル(1100万円くらい)。
つまりは相当な額だということになりそうですが、今なおジェームズ・ディーンの人気は健在であり、縁起を気にしない人も多いということですね。
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