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【動画】搭載するのはBMW製エンジン!現在もっとも「実用化に近い」空飛ぶクルマ、エアカーが143回めの飛行テストを完了。飛行機から自動車への変形はわずか3分

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空とぶクルマ

| 欧州や米国にて小規模空港を移動するにはちょうどいい選択肢なのかも |

ただし公道を走行するには様々な法規が「壁」となりそうだ

さて、現在自動車メーカーの中でひとつの可能性として研究されているのが「空飛ぶクルマ」。

主だったところではトヨタ、ポルシェ、吉利汽車がこの研究に着手し、メルセデス・ベンツも他社への出資という形でこの事業に参画しています。

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一方でエアバスと共同にて空飛ぶクルマを開発していたアウディは「やっぱり実現は不可能」だと判断してこのプロジェクトを終了させ、テスラCEO、イーロン・マスク氏は「そもそも空飛ぶクルマは意味がない」として地下に(ほかに自身が経営するボーリングカンパニーにて)巨大トンネルを掘り進めるなど、各自動車メーカー間ではその温度感に差があるのもまた事実。

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クライン・ヴィジョンは「空飛ぶクルマ」の実用化にもっとも近い?

そして今回紹介するのは「クライン・ヴィジョン」社が開発中の空飛ぶクルマ、「エアカー」。

現在多くの自動車メーカーが開発をすすめるのはヘリコプター、もしくはVTOL機ですが、このエアカーはセスナのように滑走路を使用して離着陸するタイプ。

現在142回めの試験飛行を成功させているといい、今回はニトラの空港からスロバキアの首都ブラチスラバの空港までの35分間の飛行を行っています。

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このエアカーの大きな特徴は「陸上での走行と飛行の両方に対応」することで、状況にあわせて翼は格納と展開が可能。

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翼を広げた後は滑走路を走って離陸し、こんな感じで実際に飛行が可能です。

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動力源はBMW製のエンジン(160馬力)で、燃料は通常のガソリン(BMWは航空機用のエンジンを作っていただけに、イメージ的な相性もいい)。

「2シーター」レイアウトですが、200キロまでの荷物を運ぶことができる、とされています。

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現在では上述のとおり多くのメーカーが「空飛ぶクルマ」を標榜するものの、実際に飛行した例は非常に少なく(プロトタイプすら制作できず、でいたとしても”浮いた”というレベル)、よってこのエアカーは貴重な存在なのかも。

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現在のところ飛行時間は累計で40時間に達し、設計者のステファン・クライン氏いわく「この飛行は、二元的な輸送手段の新しい時代の始まりであり、新しい輸送手段のカテゴリーを開拓し、本来自動車に与えられていた自由を個人に取り戻すものである」とのこと。

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なお、飛行中には最大高度8,200フィート(2,499メートル)、最高巡航速度118 mph(103 kt / 190 km/h)を記録しているようですね。

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ただし利用できるのは限定された環境のみとなりそうだ

こちらが「走行形態」のエアカー。

飛行形態からわずか3分で変形を完了するとのことで、相当に優秀な機構を備えているということになりますが、実際にこれを発売しようとなると、「自動車としての規制」「航空機としての規制」両方をクリアする必要があり、実用化には大きなハードルが立ちはだかるということになるのかも。

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「自動車」に関する規制だと、衝突安全基準や歩行者に対する配慮(突起物など)、騒音、CO2排出など様々なものがあり、そしてこれを飛ばすには航空機の免許が必要に。

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たしかに「実用化にもっとも近い」空飛ぶクルマではあるものの、様々な事情を考慮すると、ごく一部の限られた環境にて、限られた人が使う乗り物になるのかもしれません(それでも、ある種のソリューションとなるのは間違いない)。

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参考までに、クライン・ヴィジョン車は「300馬力の」エンジンを積み、時速300キロにて、1000キロの航続距離を実現するプリプロダクションモデルを製造する計画を持っているようですね。

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クライン・ヴィジョン「エアカー」の飛行テスト動画はこちら

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参照:KleinVision

 

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