イーロン・マスクのコメントにてテスラ・サイバートラックに「4モーター」が存在することが明らかに！1000馬力オーバー、0−100km/h加速1秒台は確実だと考えて良さそうだ

｜　相変わらずテスラとイーロン・マスクにはいつも驚かされる　｜

実際にどのようなデザイン、そしてスペックで登場するのか公式発表が待たれる

さて、なんだかんだで多くの人が待ち望んでいるテスラ・サイバートラック。

現在のところ納車の予定がさらに遅れて2022年になると言われていますが、この「遅れ」については開発の遅延が問題となっているわけではなく、「現在、さばききれないほどの注文を受けているモデル3とモデルYをなんとか作って納車しなくてはならない」ためだと言われます。

上海のギガファクトリーの生産能力は「限界に近い」と言われ、テキサスとベルリンのギガファクトリーでも「まずモデル3とモデルYを優先して」生産するという報道も見られるので、現実としては「サイバートラックを作っている余裕がない」ということなのでしょうね。

サイバートラックは「クワッドモーター」？

なお、サイバートラックは当初「シングルモーター、デュアルモーター、トライ（3）モーター」の3種類にて発売する予定でしたが、現在テスラのウエブサイトではそれぞれを選ぶことができなくなっていて（予約はできるがモーター数を選べない）、これについても様々な想像がなされているのが現在の状況。

そして今回、WholeMarsBlogが自身のツイッターにて「テスラのウェブサイトでサイバートラックの設定ができなくなったのは、テスラがシングルモーターのオプションを廃止することを検討しているからではないか。しかしながらそのかわりにクワッド（4）モーターの設定がなされるのでは」と投稿。

そしてなんと、その投稿に対してテスラCEO、イーロン・マスク氏が直接「まずはクワッドモーターから生産される」と返信して世間を驚かせていて、今回はじめてイーロン・マスク氏から直接クワッドモーターの話が出ることになったわけですね。

現在、テスラのパワートレーンにおける最高峰は「モデルSプラッド」に搭載される1000馬力オーバーの3モーターですが、サイバートラックでは4モーターを採用することでこれを超える出力やパフォーマンスを達成するということになり、これはこれで一大事ということになりそうです。

Rumor has it that the Cybertruck is no longer configurable on the Tesla site because they're debating getting rid of the single motor version and having only 2, 3, and 4 motor variants. $TSLA pic.twitter.com/dkcHcr8QUQ

— Whole Mars Catalog (@WholeMarsBlog) December 2, 2021

サイバートラックは「カニ歩き」も可能

なお、イーロン・マスクCEOは「カニのように移動することもできる」とコメントしており、これはまさにハマーEVが導入した「クラブモード」を連想させるもので、もしかするとイーロン・マスクCEOは、ハマーEVのこの機能を見て「サイバートラックにも取り入れよう」と考えた可能性もありそう。

ちなみにテスラは「まずトップレンジから生産をはじめる」傾向にあるものの、これは利益を最大化するためだと考えられます（はじめにエントリーグレードを発売し、そればかりが売れてはかなわない）。

そして「シングルモーターや、十分な航続距離を確保できないモデルは廃止してゆく」という意向も以前に示しているので、（今回の返信では言及されなかったもの）サイバートラックにおいてもシングルモーターがカットされてもおかしくはない、ということなのかもしれません。※発表当初はベースモデルの価格を強調して”安い”という印象を抱かせ予約を集めるものの、実際にはその価格のモデルは発売されなかったり、高価なモデルから発売されることになる

合わせて読みたい、テスラ関連投稿