| ポルシェ911ターボSはマクラーレン765LTに比較して115馬力パワーが低く、301kg重い |
ただしその加速は「やっぱりポルシェ」
さて、いつも楽しいドラッグレース動画を届けてくれるCarwowですが、今回はポルシェ911ターボSとマクラーレン765LTという両者のフラッグシップモデル同士の対決動画を公開。
なお、両者はそれぞれのブランドの看板を背負うモデルであれど、そのパッケージングは大きく異なり、ポルシェ911ターボSはリアエンジン+4WDそして4座、マクラーレン765LTはミドシップ+後輪駆動、そして2シーター。
ポルシェ911ターボSとマクラーレン765LTでは出力・重量が決定的に異なる
ポルシェ911ターボSに積まれるエンジンは3.8リッター・フラットシックス、そして出力は650馬力。
対するマクラーレン765LTのエンジンは4リッターV8ターボ、出力は765馬力なので、両者の間では115馬力もの差があるわけですね。
そして重量面だとポルシェ911ターボSは1640kg、マクラーレン765LTは1339kgなのでその差は301kgということになり、マクラーレン765LTのほうが圧倒的に軽く、圧倒的にパワフルということに。
そう考えるとポルシェ911ターボSに勝ち目はまったくなさそうではあるものの、「ところがどっこい」な結果となっています。
実際にドラッグレースを走ったらこうなった
そこで両者がドラッグレースを走った結果を見てみたいと思いますが、もちろん停止状態からのスタートで、まずはゼロヨン(1/4マイル)から。
まずスタート直後ではポルシェ911ターボSが圧倒的にリードを広げ、これはリアエンジンという(後輪に荷重がかかりやすい)レイアウト、そして4WDの恩恵だと考えて良さそう。
ドライバーはユーチューバーのYiannimize氏で、その差に思わず後ろを振り返り、「え?まだマクラーレン来ないの?」といった感じ。
ちなみに腕時計はロレックス・サブマリーナー”グリーンサブ”を着用しており、この人はけっこうな腕時計マニアのようで、このほかにもロレックスGMTマスターII(バットマン)、オーデマ・ピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ(33ミリ)等を身に着けて登場しています。
ただ、その後はマクラーレン765LTが軽量性とパワーにモノを言わせてあっさりとポルシェ911をパス。
その後はどんどん差を広げ・・・。
マクラーレン765LTは10.0秒でゴール。
ポルシェ911ターボSは10.2秒というタイムですが、この数字は「非常に速い」部類であり、パワーそして重量のハンデを考慮すれば相当によく戦ったという印象です(相手がマクラーレン765LTでさえなければ、ほとんどのクルマに対して勝てたであろう数字)。
そしてポルシェのクルマは911ターボSに限らず、「出力や車体重量で有利に相手に対し」つねに高い競争力を発揮する傾向があり、これがポルシェのポルシェたる所以なのかもしれません。
その後両者はローリングレース、1/2マイルを走行するものの、いずれもマクラーレン765LTの圧勝。
ただ、ブレーキング競争のみは「宇宙一効く」ブレーキを積むポルシェだけあって、911ターボSがわずかながらも短い距離で停止し、マクラーレン765LTに一矢報いています。
マクラーレン765LT、ポルシェ911ターボSとが加速やブレーキングにて競う動画はこちら
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参照:carwow