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カナダにて新型フェアレディZのオーダーガイドがリーク!これまで不明だった重量が「ベースで1,581kg、プロトスペックで1,604kg」と判明。従来型に比較して80−100kgの増量

2022/01/29

カナダにて新型フェアレディZのオーダーガイドがリーク!これまで不明だった重量が「ベースで1,581kg、プロトスペックで1,604kg」と判明。従来型に比較して80−100kgの増量

| GRスープラと比較しても100kgほど重いものの、パワーウエイトレシオでは新型フェアレディZのほうが勝っている |

ターボ化を考慮するとこの重量増加はやむをえない

さて、日産は日本において新型フェアレディZの価格やスペックの一部を公表していましたが、その中でもいくつか抜けていた情報があり、たとえば「重量」や「装備」も現時点では明かされていない要素です。

ただ、今回カナダ市場向けのオーダーガイドがリークされたことで、”パズルの最も重要なピースの1いくつかが揃う」こととなり、徐々にその詳細が明らかに。

カナダ市場向けのグレードは「スポーツ」、「パフォーマンス」、「プロトスペック」の3つとなり、日本での「フェアレディZ」「フェアレディZバージョンS」「フェアレディZバージョンST」「フェアレディZ プロトスペック」という4つの構成とはやや相違があるもよう。

カナダでのベースグレードは「Z Sport」

カナダでのベースグレードは3つの中だと「スポーツ(Z Sport)」が担当し、これはマニュアルギアボックス搭載車だと車体重量1,581kg。

標準の6速マニュアルをオプションの9速オートマチックに交換すると、29kgが追加され、車両重量は1,610kgに増加します。

参考までに従来型フェアレディZのベースモデル(日本仕様)だとマニュアル・トランスミッション搭載車で1,500kg、オートマチック・トランスミッション搭載車では1,510kgとなっているので、新型フェアレディZでは81〜100kgほど増量しているということになりますが、ツインターボを装着し、それに関連する冷却系、加えて行ったであろう補強を考慮すると「相当に頑張った」と考えて良さそうです。

この「スポーツ」グレードの装備は明らかにされていないものの(ホイールが18インチということは明らかに)、その上のパフォーマンス(Z Perfomance)になるとホイールが19インチサイズへとアップし、フロントとリアスポイラー、日産パフォーマンスブレーキ、機械式リミテッド・スリップ・デフ、8スピーカーのBoseサウンドシステム、レザーシート、フロントシートヒーター、電動調整式フロントシートが追加される、とのこと。

そして「プロトスペック(Z protospec)」は日本にて設定されるフェアレディZ Proto Specと同じ仕様を持つと考えて良さそうで、ブレーキキャリパーをイエローに、ホイールをブロンズに、イエローステッチを採用したレザーシートなど外観がアップグレードされたモデルとなり、重量はパフォーマンスと同じくマニュアル車が1,604kg、オートマチック車が1,634kg。

つまりカナダでの「スポーツ」と「プロトスペック」はメカニズム的には同一だと考えていいかと思われ、これらはベースモデルに比較してマニュアル・トランスミッション車で23kg、オートマティック・トランスミッション車で24kg重量が増えていることになりますが、カナダ仕様には全車(厳しい寒さに備えて)エンジンブロックヒーターが装備されると報じられているので、この分は他の地域にて販売されるフェアレディZよりは重くなっているのかもしれません。

GRスープラと比較してみると

参考までにですが、3リッター直6ターボ(387馬力)を搭載するGRスープラの重量は1530kg(8速AT)なので、新型フェアレディZ(3リッターV6ツインターボ、405馬力)はGRスープラより100kgほど重い、ということになりそうです(パワーウエイトレシオはフェアレディZ プロトスペックで3.78、GRスープラで3.95)。

ボディサイズでの比較だとGRスープラは全長4,380ミリ、全幅1,865ミリ、全高1,290ミリ、ホイールベース2,470ミリ、そしてフェアレディZだと全長4,380ミリ、全幅1,845ミリ、全高1,315ミリ、ホイールベース2,550ミリ。

両者のボディサイズはよく似ているもののホイールベースは大きく異なり、GRスープラのほうが「コーナリング重視」、フェアレディZはアメリカ重視のクルマらしく「GTカー的」なのかもしれませんね。

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参照:Nissan Z Club

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