新世代の電動フォルクスワーゲンバス、「ID.BUZZ」の内装がリーク！やっぱり市販モデルだと「普通」のデザインになってしまうのか・・・

｜　数年前の自動車業界は「2022年には完全自動運転が実用化されている」と考えていたが　｜

フォルクスワーゲンバス「ID.BUZZ」には大きな期待がかけられる

さて、フォルクスワーゲンが今年最も期待しているであろうニューモデルが「ワーゲンバス」の現代そしてエレクトリック版「ID.BUZZ」。

すでにティーザーキャンペーンが開始されていますが、今回そのインテリアの画像がリークされており、「なんだ、やっぱり普通になるのか・・・」と世間を大きく落胆させています（ぼくもちょっとガッカリした）。

なお、この画像が流出したのはフォルクスワーゲンの電気自動車、「ID」を専門的に語らう掲示板、「VW ID Talk Forum」から。

やはりコンセプトモデルからのトーンダウンは避けられない

今回流出したのは、数多く出回っているテスト車両（プロトタイプ）のひとつだといい、フロントシート、インストルメントクラスター、インフォテインメントシステム、プレイ/ポーズ（つまりアクセルとブレーキ）ペダル等はフォルクスワーゲンの他IDモデルとの共用っぽくも見えます。

ちなみにこちらはID. Buzz”コンセプト”のインテリア。

当時、フォルクスワーゲンは（そのほかの自動車メーカーも）近い未来には自動運転が可能になると信じていたので、完全自動運転モードを想定してステアリングホイールには「格納可能な」構造を与えています。

シート中央には幾何学模様的なパターンの入るオレンジの記事が採用され、シートのサイド部分やダッシュボード、ステアリングホイールなどはホワイトに近いグレー。

ただしこのカラーリングが実際に採用されるのかどうかはわからない、といったところですね（プレミアムカーであればまだしも、日常的に使用されるであろうこのクルマにホワイト内装は”現実的に”キビシイ）。

こちらは2列めシートですが、分割可倒式ベンチシートを採用しており、キックプレートにはダイヤモンド加工が施され、シートサイドにはID.BUZZのシルエットが描かれています。

なお、あちこちには楕円というか角を落とした四角が用いられていて、これがID.BUZZのデザイン的アイコンだということになるのかもしれません。

荷室はこんな感じで、3列目シートが存在するのかどうかは不明です。

ただ、ウインドウ下に小物入れがあるので、3列目シートが設定される可能性は高そうですね。

ちなみに2列めシートは床下に収納することができないようですが、これは「EVなので」バッテリーを床面に敷きつける構造に起因してフロアが高くなってしまうからだと思われ、それを補うためか、ちょっと低めのテーブルのようなものを用意し、「フラットな荷室」を実現しているように見えます。

このID.BUZZについて、現時点で正確なスペックについては明かされていないものの、「シングルモーター後輪駆動、204馬力、一回の満充電あたり走行可能距離は547km」という説が濃厚です。

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参照：Jalopnik, VW ID Talk Forum