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【動画】ドバイのトンデモハイパーカー、デヴェル・シックスティーンのレビュー動画が登場!おそらくはコルベットベース、開発は伊アレスが行っているようだ

2022/06/12

【動画】ドバイのトンデモハイパーカー、デヴェル・シックスティーンのレビュー動画が登場!おそらくはコルベットベース、開発は伊アレスが行っているようだ

| 紆余曲折を経て、結局は「コルベットベース」に落ち着いたのかもしれない |

そのほうが「完全オリジナル」よりは安心感があっていい

さて、「人がクルマを選ぶのではなく、クルマが人を選ぶ」と言われるデヴェル・シックスティーン。

12.3リッターV16エンジン搭載、5000馬力、最高速500km/hというトンデモスペックを掲げて2017年に発表されるも、未だ1台も納車されていないというナゾのハイパーカーです。

このデヴェル・シックスティーンを企画したのはドバイに住むマジド/ラシド・ムハンマド・アル・アタール兄弟で、この常識はずれなクルマを作ろうと思ったのは「ドバイにはスーパーカーやハイパーカーが溢れかえっており、それらとは異なり、さらにそれらを超えるクルマを作りたかった」から。

まずは2006年に構想に着手し、最初のプロトタイプが完成したのが2013年、そして発表されたのが上述の通り2017年、そして今が2022年なので、およそ16年も開発にかかっているということになりますが、そこまで長きに渡り資金が尽きないというのはさすがドバイの企業だと思います。

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今回公開されたのは「8気筒」バージョン

なお、今回公開されたのはV16ではなくV8を積むバージョンで、その出力は2,000馬力。

エンジンの詳細については語られず、しかしV16バージョンはスティーブ・モリス・エンジン車「シボレーのV8エンジンを2個くっつけた」ものだと以前に紹介されていたので、このV8バージョンもシボレーのエンジンを使用していると考えていいのかもしれません。

5000馬力から2000馬力というと大幅なパワーダウンとなるものの、「自然吸気エンジン最高」出力を誇るアストンマーティン・ヴァルキリーのV12エンジンが1140馬力なので、冷静に考えると「2000馬力」でも相当なパワーということになりますね(このV8エンジンは当然ながらターボチャージャーで加給されている)。

ちなみにテールパイプ(と呼ぶのには抵抗がある)はF15戦闘機をモチーフにしたのだそう。

ちなみにこのV8バージョンの最高速は400km/hが目標値であり、しかし現在は開発中のためエンジンのスペック(2000馬力)ともども未到達。

ちなみにホイールはこんな感じでゴージャスな雰囲気もありますが、盗難防止ナットが取り付けられているのはご愛嬌。

JUN
JUN
このクルマのホイールを盗もうという人はいないと思う・・・。

フロントにはちゃんとトランクもあるようですね。

デヴェル・シックスティーンのインテリアはコルベットそのもの?

そして今回のレビュー動画を公開したスーパーカーブロンディさんはその内外装を余すところなく紹介していますが、2018年に試乗したプロトタイプとは大幅に内装が変わっているもよう。

ちなみにドアの開閉はこのボタンを押して行います。

ディヘドラルドアを採用しており・・・。

両方開くとこんな感じ。

インテリアはなんか見覚えがあるなと思ったら・・・。

ほぼC8世代のコルベット!

ただし細部の形状は変更され・・・。

メーターもオリジナルのデザインに。

こういった内容を見るに、なんだかんだ言いながら「ベースにはコルベットを使用しているんじゃないか」という疑惑も湧いてきますが、疑惑を裏付ける事例もあり、それはちょっと前にこのデヴェル・シックスティーンの開発車両がイタリアで目撃されたこと。

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それがなぜコルベットベースということにつながるのかというと、イタリアのコーチビルダー「アレス・モデナ(旧アレス・デザイン)」がやはりコルベットベースのハイパーカーの発売を目指して開発を行っているためで、そのハイパーカー「S1」と、このデヴェル・シックスティーンにはデザイン的な共通点も多く、よってアレスがデヴェルから開発を請負い、コルベットベースにてシックスティーンの開発を行っているんじゃないかとも推測できます(もともとデヴェルはオリジナルシャシーでの製作を目指していたが、どこかの段階で頓挫し、アレスに委託したのだと思う)。※両者のドアミラーやサイドウインドウのグラフィックは同じということもわかる

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実際にデヴェル・シックスティーンにて走行する様子も

それはともかくとして、今回の動画ではサーキットを走行することになり、実際に走行できる個体が存在するという意味で、”発売に向けて近づいた”のもまた事実。

これまではデヴェル・シックスティーンが発売されるのかどうかはまったくのナゾではありましたが、もしアレスが開発を引き受けているのならば、実現する可能性が一気に高まったと考えてよく、続報を待ちたいところですね。

デヴェル・シックスティーンで実際に走行するレビュー動画はこちら

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参照:upercar Blondie

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