| さらに内外装には「現代風」の仕上げが用いられないことが多く、あくまでもレトロな仕様が多いように思われる |
殆どの新カウンタックのオーナーが、すでに所有している初代カウンタックと同じカラーに仕上げるようだ
さて、現在世界各地にてランボルギーニ・カウンタックLPI800-4の納車例が報告されていますが、意外や初代カウンタックでよく見られたレッドやイエロー、オレンジ、ホワイト、ブラックという例は少なく、上品なブラウン、そしてエレガントなグリーンをボディカラーに持つ個体が多いようにも思います。
そしてこの傾向はほかのランボルギーニの限定モデルであるチェンテナリオやシアンFKP37/ロードスターともまた異なるもので、カウンタックLPI800-4独自の傾向と言えるかもしれません。
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ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4を注文した顧客のほとんどは「オリジナルのカウンタックを所有している人」だった!そして「所有しているカウンタックと同じカラー」を指定するケースが大半
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今回公開されたカウンタックLPI800-4もあまりにエレガントだった
そして今回はランボルギーニ・バンクーバー(カナダのランボルギー正規ディーラー)より、納車を迎えるカウンタックLPI800-4の画像が公開されていますが、このボディカラーはVerde Abete、そしてホイールカラーはブロンズ。
このブロンズのホイールは初代カウンタックによく見られた仕様でもあり、これを選ぶということは、このカウンタックLPI800-4のオーナーさんは、「これと同様のカラーコンビネーションを持つ」初代カウンタックを所有しているのかもしれませんね。
なお、ちょっと面白いのはボディ各部にもブロンズのアクセントが見られることで、フロントの「Countach」文字のほか・・・。
給油口、そしてキャップの「Lamborghini」文字もブロンズ仕上げ。
ドアミラーにもブロンズのアクセント。
ボディサイドにはほかのカウンタックLPI800-4同様にブラックのアクセント。
シアンFKP37/シアン・ロードスターではグラデーションや塗り分けも多かったものの、カウンタックLPI800-4では今のところそういった個体がネット上では報告されておらず、基本的には「単色」がほとんどとなっています。
このカウンタックLPI800-4のインテリアもまたシックだった
そしてこちらはこのカウンタックLPI800-4のインテリア。
明るいブラウンの色調を持ち、ルーフライナーやリアバルクヘッドまでもがこのブラウンレザーに彩られています(けっこう珍しい)。
シートにはブラックの切り返し、そしてヘッドレストにはランボルギーニ・クレスト(エンブレム)が刺繍にて再現。
インテリアもやはり「当時風」の再現を狙ったのか、(当時は存在しなかった)カーボンファイバーやハニカムメッシュ、そしてYアローモチーフのグラフィックは影を潜め、タイムレスな印象も。
なお、エンジンスターターのフラップはボディカラー同色にペイントされているようですね。
カウンタックLPI 800-4には、シアンFKP 37と同じハイブリッドパワートレインが搭載されており、これは6.5リッター自然吸気V12エンジンにスーパーキャパシタ、そして48Vの電エレクトリックモーターを組み合わせたもので、システム合計では814馬力を発生し、4輪を駆動することにより0-100km/h加速はわずか2.8秒、0-200km/hは8.6秒、最高時速355kmという優れた性能を実現しています。
参考までに、このカウンタックLPI800-4は前ランボルギーニCEO、ステファノ・ドメニカリ氏によって企画されたものですが、現ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏は「過去よりも未来」を重視する人であり、在任期間中は「カウンタックLPI800-4のようなレトロモデルの発売はない」とコメントしているので、このカウンタックLPI800-4はガソリン時代における「唯一の」リバイバル例となり、非常に高い価値を誇ることになりそうですね。
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