タグ・ホイヤーがレトロなカレラの新作を発表。1965年のDATO（ダート）をイメージしたクロノグラフ、そしてトゥールビヨンも

｜　タグ・ホイヤーは一昨年あたりから「レトロ」な方向性を取り入れている　｜

加えて過去のモデルにインスパイアされたシックなデザインを多数採用

さて、昨年に60周年を迎えたタグ・ホイヤー「カレラ」ですが、今年に入っても積極的にニューモデルをリリースしており、今回は「タグ・ホイヤー カレラクロノグラフ（CBS2211.FC6545 / 819,500円）」、「タグ・ホイヤー カレラクロノグラフ トゥールビヨン（CBS5011.FC6566 / 3,019,500円）の2モデルを発表しています。

タグ・ホイヤー カレラクロノグラフはこんな腕時計

そこでまずこちらはベーシックな「タグ・ホイヤー カレラクロノグラフ」。

レトロかつシンプルなデザインを持ち、39ミリという比較的小ぶりなサイジングとなっていて、1965年に発売されたカレラ初の回転式デイトを備えるクロノグラフ「3147N カレラ45 DATO（ダート）」を強く意識したデザインを持ち、当時のDATO同様に3時位置にサブダイヤルを配置しています。

しかしながらダイヤルカラーは今っぽい「ティールグリーン」、そしてサンレイ（サーキュラーサテン）仕上げを持っており、大人っぽくエレガントな雰囲気を持っているようですね（ラグやケース側面が張り出しておらず、風防もドーム型なのでシャツやスーツと相性が良さそう）。

搭載されるムーブメントは「TH20-07 DATO クロノグラフ」、パワーリザーブは80時間、ローターにはタグ・ホイヤーのシールドエンブレムを象ったデザインが採用されています。

ストラップはドレッシーなアリゲーター、バックルにもタグ・ホイヤーのシールドが刻印にて再現。

タグ・ホイヤー カレラクロノグラフ トゥールビヨンはこんな腕時計

そしてこちらはもう一方の「タグ・ホイヤー カレラクロノグラフ トゥールビヨン」。

ケース素材は上のモデルと同じステンレススティールですが、トゥールビヨンが収まるという性質上「42ミリ」に拡大されています。

見た目がタグ・ホイヤー カレラクロノグラフとほとんど変わらず価格が4倍近いことについては色々思うところがあるものの、トゥールビヨンでこの価格というのは今でも衝撃的で（タグ・ホイヤーはトゥールビヨンをかなり低価格にて提供している）、お買い得であるのは間違いないかと思います。※コストパフォーマンスとしてはこちらのほうが高いかもしれない

ちなみにケースバックから除くムーブメントと巻き上げローターもタグ・ホイヤー カレラクロノグラフとほぼ同様で、ストラップとバックルの仕様も同じです。

風防はサファイアクリスタル、しかし1970年代のカレラを連想させるグラスボックス（2023年後半に発売されたカレラにて取り入れられた）。

あまりにドレッシーすぎて逆に着用できるシーンが制限されそうですが、タグ・ホイヤー カレラクロノグラフともども、ミラネーゼブレスに交換したりするとちょっとカジュアルな使い方ができるのかもしれませんね。

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参照 / Photo：TAG HEUER