
「自動車メーカーと酒造メーカー」とのコラボは日本じゃなかなか考えられない
プレミアムカーはもはや「クルマを通り超え」ライフスタイルそのものである、ということなのだろう
美しさとハイパフォーマンスを追求し続ける英国のラグジュアリー・スポーツカーブランド「アストンマーティン(Aston Martin)」。
そして世界で最も多くの賞を受賞しているシングルモルト・スコッチウイスキーの名門「グレンフィディック(Glenfiddich)」。
”英国が誇る2つのアイコンブランド”が手を組み、職人技と絶え間ない革新への情熱を結実させた至高の限定シングルモルトウイスキー「グレンフィディック 28年(Glenfiddich 28 Years Old)」が今回誕生する運びとなり、モータースポーツの美学とウイスキーづくりの伝統が融合した特別な逸品について見てみましょう。
この記事の要約
- 英国が誇る超高級スポーツカーブランド「アストンマーティン」と名門シングルモルト「グレンフィディック」がコラボレーションした限定ウイスキー「グレンフィディック 28年」が発表
- アストンマーティンのデザインチームが手掛けたパッケージデザインを採用し、ヴァージン・アメリカンオークやシェリー樽などで熟成された豊かなレイヤーを持つ28年熟成酒
- 2027年1月より、米国および主要なグローバル・トラベル・リテール(空港免税店等)にて限定発売される
Image:Aston Martin
アストンマーティン×グレンフィディック「28年」の概要
今回登場した「グレンフィディック 28年」は、「Perpetual Motion(絶え間ない前進・進化)」という両社共通の哲学から誕生したエクスクルーシブな数量限定ウイスキー。
この原酒が樽に詰められた1990年代後半、アストンマーティンは旗艦モデル「Vanquish(ヴァンキッシュ)」のベースとなったコンセプトカー「Project Vantage」や、V12エンジンを搭載した「DB7 Vantage」を世に送り出し、ブランドの新しい時代を切り拓いていたという時代ではありますが、四半世紀以上の歳月を経て、「熟成された原酒とアストンマーティンの洗練されたデザイン言語とが」奇跡の出会いを果たすこととなったわけですね。
-
-
アストンマーティンが誇るV12フラッグシップの結晶「ヴァンキッシュ25」発表、25年(四半世紀)の血統を刻みクーペ / ヴォランテ25台づつが限定販売
Image:Astonmartin | 四半世紀にわたるV12フラッグシップの栄光を称える特別仕様 | 輝かしい歴史の集大成がいまここに アストンマーティンのフロントミッドシップV12スポーツカーの頂 ...
続きを見る
樽(カスク)構成・ボトルデザインの特徴
モルトマスターのブライアン・キンスマン(Brian Kinsman)氏によってブレンドされた「グレンフィディック 28年」は、非常に活性の高い樽を組み合わせることで”複雑で深みのあるレイヤーとグレンフィディック伝統のフルーティさ”を高次元で両立させており・・・。
| 注目要素 | 詳細スペックおよび特徴 |
| 熟成年数 | 28年熟成(1990年代後半より樽熟成開始) |
| 熟成樽(カスク) | ヴァージン・アメリカンオーク樽(二段熟成)、ヨーロッパのオロロソ・シェリー樽、伝統的なバーボン樽 |
| 風味の特徴 | 濃密なスパイス、バニラの甘み、リッチなシェリーの質感、フレッシュなオーチャードフルーツ(果実)香 |
| パッケージデザイン | アストンマーティンのデザインチーム監修。流動的な「動き(Motion)」を表現した立体パッケージ |
| ブランドカラー | アストンマーティン伝統の「Podium Green(ポディウムグリーン)」とコッパー(銅)のアクセント |
| 発売時期 / 流通 | 2027年1月発売予定(全米および主要なグローバル空港免税店限定) |
そしてアストンマーティンのデザインチームが手掛けたパッケージは、同社のスポーツカーが放つ流麗なエアロダイナミクスからインスピレーションを受けていると説明され、パッケージ表面を滑らかに流れるフォルムと光の陰影は「ウイスキーが重ねてきた複雑な熟成の道のりと、走りの躍動感」を美しく表現しています。
Image:Aston Martin
競合・伝統的ウイスキーとの比較と「ラグジュアリー」における位置付け
自動車ブランドと高級酒類ブランドのコラボレーションは、過去にもベントレーとマッカラン(The Macallan)や、アストンマーティンとボウモア(Bowmore)などの例が見られ、しかし今回の「グレンフィディック 28年」の最大の特徴は、単なるラベルの貼り替えやネームバリューの貸与にとどまらない点にあるものと考えられます。
上述の通り、アストンマーティンのデザインチームがパッケージの造形やカラーリング(ポディウムグリーン)に深くコミットし、グレンフィディックの139年に及ぶ伝統の職人技とアストンマーティンのDNAとを完璧に融合させている点は特筆に値するもので、単なるコレクターズアイテムの枠を超え、「モータースポーツのダイナミズムとウイスキーの静かな熟成という一見対極にある要素が見事に調和した」芸術的な価値を持つプロダクトとして位置付けることができるのかもしれません。
補足情報
この特別な限定ボトルは、2027年1月より米国国内および世界各国の主要空港にあるトラベル・リテールにて販売開始予定だとされ、コレクションとしての価値はもちろん、旅行やモータースポーツ観戦の特別な思い出を彩る存在となりそうです。
なお、アストンマーティンとグレンフィディックの両社は、責任ある飲酒(Responsible Drinking)の啓発に強く取り組んでおり、「飲酒運転は絶対に行わない(Never Drink and Drive)」という共通のメッセージを強く提唱していて、クルマの走りを愛するファンだからこそ、最高のウイスキーはステアリングホイールから離れた特別な時間の中でこそ堪能したいもの。

結論
アストンマーティンとグレンフィディックが紡ぎ出した「グレンフィディック 28年」は、両ブランドが長年培ってきた伝統、創造性、そして美への執念が見事に調和した究極のシングルモルトです。
28年の歳月がもたらした深い味わい、そして流麗なアストンマーティンのデザイン美学が織りなすこの限定ウイスキー。世界中のウイスキー・コレクターやカーマニアにとって見逃せない逸品となることは間違いないであろうと目されています。
合わせて読みたい、関連投稿
-
-
誕生25周年のアストンマーティン「ヴァンキッシュ」が今なお最高峰のGTカーと称される理由。伝説のデザイナーが語る“黄金のライン”の秘密とは
Life in the FAST LANE. | 25年経っても色褪せないアストンマーティンの魂、その深層に迫る | イアン・カラムは現代アストンマーティンのデザイン的礎を作った人物である 信じられな ...
続きを見る
-
-
ブライトリングがアストンマーティンF1との契約を締結。イキナリ特別仕様のナビタイマーB01が登場、これまでのコラボ腕時計とは熱量が違う
Image:Breitling | F1の情熱を腕に。ここに最強コラボが誕生する | 「速度を計測する」ブライトリングと、「速度を支配する」アストンマーティン。 100年以上の歴史を並走してきた両雄が ...
続きを見る
-
-
アストンマーティンが「初」となる公道走行可能なバイク「AMB 002 ロードスター」を発表。限定300台、重量配分は前後50:50、航空機グレードの技術を採用
Aston Martin | 開発に際しては「ゼロベース」から | そのデザインはヴェルキリーはじめアストンマーティンのハイパーカーを連想させるものに イギリスが誇るウルトララグジュアリーカーブランド ...
続きを見る
参照:Aston Martin













