Image:Singer Vehicle Design
| シンガー・ポルシェ「ターボスタディ」は美しさ、ゴージャスさという点では群を抜いている |
それでもシンガーはこれを超える作品を出してくるだろう
さて、ポルシェ911のレストモッド元祖、シンガー・ヴィークル・デザインがあらたなるコミッションを公開。
この個体は930ターボの再解釈となる「ターボスタディ」で、ボディカラーはオーナーの指定によってパームグリーンメタリックにペイントされています。
そしてこのターボスタディは、これまでシンガー・ヴィークル・デザインがメインとして手掛けてきたレトロラインとは異なって「未来志向」のディティールを持っており、今後のシンガーを牽引する存在になるであろうと期待されています。
シンガー・ヴィークル・デザイン最新「ターボスタディ」はこんな仕様を持っている
そこでこの新しいターボスタディを見てみると、上述の通りボディカラーはパームグリーンメタリック、そしてホイールはマグネシウム製のフックスデザイン。
ただし興味深いのはディスク面が「マットブラックとグロスブラックのツートンになっている」こと。
ホイールナットは「クローズ」、そしてブレーキシステムはブレンボ製(おそらくローターはカーボンセラミック)、キャリパーはレッドにペイントされています。
ボディパネルはいつものようにフルカーボン、ただしレトロラインのように「リヤフェンダー上のオイルフィラーキャップ」「フロントフード上の給油口」は見られず、あくまでもクリーンでモダンな仕上げを持ち、そして930ターボ特有のバンパーのラバーやバンパレット、ホエールテールウイングのエッジなどは「現代風」な3D局面を持つデザインに。
そしてエンジンはシンガー・ヴィークル・デザインならではの「芸術作品のような」仕上げを持っていて、こうやって飾っておきたくなるほどですね。
ターボスタディのインテリアもまたレトロラインとは大きく異なり、930ターボ同様に「ゴージャスなツアラー」を意識したディティールを持ち、ステアリングホイールもレザーにてフルカバーされるという仕様。
シートやドアインナーパネルに用いられるレザーのカラーは「コニャック」で、シートセンターのウーブン(編み込み)レザーは今までにない「強弱」がつけられた文様をもっており、同じ編込みレザーはドアインナーパネルにも用いられています。
そしてインテリア各部にはウッドが用いられ、ダッシュボードやセンターコンソール、ドアインナーパネル、そしてパーキングブレーキのノブやシフトノブにもウッドが使用され、重厚かつ豪華な雰囲気が演出されているようですね。
あわせて読みたい、シンガー・ヴィークル・デザイン関連投稿
-
シンガーが「ポルシェ911ターボスタディ」最新作を公開。豪華で快適なツアラーを現代の技術で再現、ボディカラーはポルシェ一族の愛したオークグリーンメタリック
Image:Singer Vehicle Design | 相変わらずシンガー製ポルシェ911は「一見してわかる品質の高さ」を備えている | 今回のポルシェ911レストモッド「ターボスタディ」は比較的 ...
続きを見る
-
シンガーがポルシェ911レストモッド最新作に加え「ターボスタディ」最新コミッションを公開。ターボ系は完全に別の路線を歩むことに
Singer Vehicle Design | 主力の「レトロ路線」ポルシェ911レストモッドが数年内に終了することを鑑みるに、まだまだ新しい路線が登場しそう | 加えて、様々なレストモッダーが登場す ...
続きを見る
-
シンガー・ポルシェ911「ターボ」系の仕上がりはもはやクルマを超えてアートの領域に。これまで以上に個性的な仕様を持つ個体が多数
| レトロ路線も悪くないが、こういったアートカー的なポルシェ911レストモッドも悪くない | ボクとしては、どちらかというとこのほうが好みではある さて、ポルシェ911のレストモッドのみならず「レスト ...
続きを見る