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| 新型BMW M5ツーリングは「パフォーマンス」「環境性能」「ユーティリティ」を高い次元でバランスさせている |
おそらくはメルセデスAMGがこの存在を見過ごすことはないであろう
さて、BMWが待望の「M5ツーリング(G99)」を正式発表。
これはもちろん6月に発表されたG90 M5セダンのステーションワゴン版であり、超高性能ワゴンとしてアウディRS6アバントの対抗馬として機能する使命が与えられています。
搭載されるエンジンはM5セダンと同じく4.4リッターV8ツインターボに(14.8kWhバッテリーを積む)ハイブリッド、システム合計出力は727馬力/1,000Nm。
そしてこのハイブリッドシステムはピュアエレクトリックモードでは約40km、最高速140km/hまでの走行が可能です。
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新型BMW M5ツーリングはセダン比で64kg重量が増加
この新型M5ツーリングはセダン比で重量が64kg増加しており、しかし0-100km/h加速はM5セダンの0.1秒プラスにとどまる3.6秒という俊足ぶりを発揮。
なお最高速度はM5セダンと同じ250km/h(リミッターにて制限)、オプションの Mドライバーズ パッケージを装着することで305km/hにまで引き上げられます。
加速性能(0-100km/h)こそはアウディRS6アバントの3.4秒に劣るものの、Mドライバーズパッケージ選択時の最高速はRS6アバントの280km/hを大きく上回り、ポルシェがパナメーラのワゴンボディ(スポーツツーリスモ)を廃止したいま、このM5ツーリングは「ワゴン最速」ということになりそうですね。
M5ツーリングのスタイリングはM5セダンと(ワゴンボディということ以外は)大きく変わるものではなく、M専用デザインが与えられたフロントバンパー、大きく張り出した前後フェンダーやそれに呼応するサイドシルなど明らかに「通常の5シリーズとは異なる」様相を呈しています。
そしてM5セダン同様に「シンプルな直線」を用いて構成されたラインは相変わらず魅力的で、しかしこの「ツーリング」のほうがまとまりがいい、という声も聞かれるもよう。
Dピラーからフェンダーへとつながるラインはなかなかにセクシーで・・・。
スプリット風デザインを持つリアスポイラーがそのパフォーマンスを主張するかのよう。
M5セダンでは「やや大げさに」見えたリアディフューザーも(ワゴンボディのボリューミーなリアセクションのおかげで)バランスが取れているように思います。
なおボディカラーはアイル・オブ・マン・グリーンやマリーナベイ・ブルーを含む10色が「標準」、しかしBMWのパーソナリゼーションプログラム「インディビデュアル」では145ものボディカラーを選択可能。
新型BMW M5のインテリアはこうなっている
そしてこちらは新型BMW M5のインテリアですが、フロントシートとダッシュボードはM5セダンと「全く同じ」で、iDrive 8.5にて駆動される14.9インチのセントラルインフォテイメントスクリーン、12.3インチのドライバーディスプレイが備わります。
インテリアはM専用のメリノレザーで覆われますが、このMマルチファンクションシートのカラーリングはなかなかに秀逸だと思います(フルブラック、シルバーストーン/ブラック、キャラミオレンジ/ブラックも選べる)。
内装パネルは標準だと「アルミニウムロンビクル」オプションだとシルバースレッドのハイライトが付くMカーボンファイバーまたはBMWインディビジュアル”ダークオークファインウッドグレイン”を選択することもでき、どちらを選択しても、スイッチギアやその他のインテリアのブライトウェアはダークシルバー。
なお、2025年春には新しい内装色としてブラック/ダークバイオレットとトープグレー/ディープラグーン(青みがかった色)にて構成されるBMWインディビジュアルフルメリノメタリックレザーが登場することについても言及されています。
室内寸法はアウディRS6 アバントよりも狭く、これはハイブリッドパワートレーンとバッテリーを装着しているためで、これは「致し方ない」部分かもしれません。
現時点では日本国内価格についてアナウンスされていないものの、本国だと(不思議なことに)アウディRS6アバントよりも安価なプライシングがなされており、相当な人気を呼ぶことは間違いないものと思われます。
新型BMW M5ツーリングの公式プロモーション動画はこちら
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