| 機能性、使い勝手を考慮するとオリバーピープルズのサングラスは数あるブランドの中でもトップレベルである |
さて、「最近購入したモノ」シリーズ、今回はオリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)のサングラス。
オリバーピープルズは米国ロサンゼルスにて1,986年に創業されたという比較的若いブランドですが、ヴィンテージっぽさを特徴にしており、よって最近のハイファッションブランドに多いトンボみたいなデザイン、アグリーファッション的な奇抜なデザインの製品がほぼ皆無であり、基本的に「オーソドックスな」デザインを売り物としています。
今回購入したのは厳密には「メガネフレーム」であるが
なお、今回購入したのは厳密に言うとサングラスではなくメガネフレーム。
ただしぼくはこれに「調光レンズ」「色の薄いレンズ」「ミラーレンズ」のいずれかを入れようと考えているのですが、最近はミラーレンズを用意しているショップが少なく(以前はカスタムオーダーを受けてくれていたショップも製作してくれなくなった)、よって調光レンズもしくは色の薄いレンズ(グレーかブラウン)をいれることとなりそうです。
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そしてこのフレームを見てみると、形状はオリバーピープルズの得意とする「ボストン」、そしてテンプルはメタル。
オリバーピープルズのサングラスは全般的にフレームがコンパクト、そしてフレーム自体も「薄い(ゴツくない)」ものが多く主張が強すぎないのが美点ですが、逆にトム フォードのサングラスの”T字”のように「パッと見てそれとわかる」特徴もなく、ペルソールのテンプル、トム・ブラウンのイヤーソックのような視覚的特徴もなく、「いたって普通」の外観であり、「このフレームがオリバーピープルズである」とわかる要素は基本的に皆無です(そこがいい、ということにもなる)。
ちなみにペルソールだとこういった「アロー型」のインレイや・・・。
モデルによってテンプルに埋め込まれた”サスペンション”がそのアイコン。
トムフォードだと、言わずとしれた「T」が目を引くところ。
一方でオリバーピープルズはちょっと地味。
オリバーピープルズのメガネ / サングラスは実際の使用をよく考えて作られている
そしてレンズを入れる部分のフレームがセル、テンプルがメタルという構造が多いのもオリバーピープルズの特徴ですが、この「テンプルが細いメタル」というのは意外と便利であり、まず「たたむと非常にコンパクト」、そして「キャップを被っても(キャップの)縁と干渉しにくい」。
特に後者は重要な要素で、ここが(オークリーに多い)ゴツい樹脂製テンプルだったりすると、キャップを被ってサングラスをかけた際に「どうにも収まりが悪く」なるわけですね(キャップの下にテンプルを収めると締めつけ感が生じ、キャップの上にするとフィット感が喪失される)。
ただ、テンプルが細いメタルになると「保持力」が弱くなり、サングラスをかけていると「ずれてきたり」するのですが、オリバーピープルズの製品はノーズパッドが「鼻に吸い付くように」ピタリとフィットするので下にずれることもなく、さらにはレンズ部分がコンパクトに作られているためレンズの重量も軽く収まり、全体のバランスに優れるという印象です(ペルソールの製品はノーズパッドが滑りやすく、ディータの製品はレンズが大きい割にテンプルが細いので重量的なバランス=重心がよろしくなく、かけ心地に難がある)。
そういった意味では、「ファッションブランド的に」スタートしたにもかかわらず、オリバーピープルズの製品はアイウェアとして非常に高い完成度を誇っており、多くの国で販売され、そして多くの人に愛される理由にも納得ですね(これだけシンプルな製品、かつ同じようなデザインばかりなのに、ここまで人気が継続するのは異例である)。
ちなみにフレームカラーは(ブラックに見えますが)ネイビー。※さらに半透明
イヤーソックに相当する部分にはリーフ上の彫刻が入るなど、細部にいたるまでのこだわりを見て取ることができ、いわば「通好み」の製品かもしれませんね。
ひとまず眼鏡店に持ち込み、レンズのサンプルを見せてもらってから入れるレンズのカラーを決めようと思います。
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