Image:Behance
| オートザム AZ-1は「成功したクルマ」とは言い難いものの、カルト的な人気を誇っている |
1990年代のマツダは魅力的なクルマを多数リリースしていた
さて、マツダは1990年代に「オートザム」ブランドからAZ-1を発売していますが、これはガルウイングを備えるという「スーパーカールックの」軽自動車です。
当時大きな話題を呼び、現在でもカルト的な人気を誇るクルマではあるものの、残念ながらその後継モデルは登場せず(当時のマツダはバブル経済の恩恵を受けて何でもありだった)、しかし今回、ブガッティ・リマックのCASモデルデザイナーであるウラジミール・パンチェンコ氏が「もし今日AZ-1の後継車が作られたならどのような姿になるか」を想像し、それを見事なレンダリングに仕上げて公開しています。
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その名はズバリ「AZ-2」
このレンダリングには複数のクリエイターが関わっており、まずベースとなったのはアーティストのアラン・デロジエ氏の作品。
同氏が初期のスケッチ作成し、それをウラジミール・パンチェンコ氏が(マツダの現行デザイン言語を用いて)ディティールアップしたもので、フロント部分は以前に登場した「マツダRX-Vision」コンセプトから取り入れたデザインを採用し、リアセクションはロードスターを彷彿とさせるテールランプを装備することに。
この「AZ-2」あるいはそれに類するAZ-1の後継モデルが登場することはないかと思われますが、この作品は非常に現実的な仕様を持っており、OZレーシング製のホイールにタイヤ、ホイールハウスとのクリアランスや最低地上高もまた「市販車としても通用するレベル」。
もちろん「ガルウイング」ドアを備え、フロントやサイドにはエアロブレード、リアにはボディ一体型のウイングを備えるなどアグレッシブなルックスを持っており、もし発売されたならば、AZ-1同様に多くの注目を集め、その後長く愛されるクルマになっていたかもしれませんね。
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