>BMW(ビー・エム・ダブリュー)

進化し続ける特別な称号「CS」が与えられたM3ワゴン、新型BMW M3 CSツーリングが正式発表。パフォーマンスはM5ツーリング同等、しかし625kgも軽量に

進化し続ける特別な称号「CS」が与えられたM3ワゴン、新型BMW M3 CSツーリングが正式発表。パフォーマンスはM5ツーリング同等、しかし625kgも軽量に

| 価格はM5ツーリングよりも高価ではあるが、その価値は十分にあるだろう |

幸いなことに日本は「販売対象国」に入っている

さて、BMWが先日ティーザー画像をドロップしたばかりの「M3 CSツーリング」を正式発表。

これはM3ツーリング(ワゴン)のハードコアバージョンで、「CS」とは「コンペティション・スポーツ」を表し(もともとはクーペ・スポーツであった)、上位グレードのCSL(クーペ・スポーツ・ライトウェイト)の下に位置します。

そしてこのM3 CSツーリングは、M3 CSやM4 CSと同等のパフォーマンスを誇りつつも広い荷室を備えるワゴンボディを備え、「もっとも汎用性が高い」CSだとも評価されているわけですね。

P90584885_highRes_the-first-ever-bmw-m

BMWが最高速300km/hオーバーのスーパーセダン「M3 CS」発表!M4 CSL譲りの550馬力エンジンを搭載。限定販売なるも台数については公表されず
BMWが最高速300km/hオーバーのスーパーセダン「M3 CS」発表!M4 CSL譲りの550馬力エンジンを搭載。限定販売なるも台数については公表されず

| エアロパーツもM4 CSLゆずり、しかし「L」の文字はつかず | リアシートを残すなど、M3 CSでは実用性にも配慮 BMWがかねてよりウワサとなっていた「M3 CS」を発表。BMWはE9時代より ...

続きを見る

新型BMW M3 CSツーリングはこんなクルマ

そこでこの新型M3 CSツーリングを見てみると、搭載されるエンジンはM部門によるS58型3リッター直6ツインターボ、そしてその出力は550馬力。

6

駆動方式は4WDのみ、トランスミッションは8速ATという組み合わせのみとなりますが、「FRモード」も備えており”ドリフト”も楽しめるように配慮されています。

4

0-100km/h加速は3.5秒、最高速は300km/hを誇り、これは兄貴分であるM5ツーリングと”ほぼ同等の数字”であると言えばこのM3 CSツーリングの威力の凄まじさがわかるかもしれません。

5

一方、カーボンファイバーを多用することで軽量化も果たしており(CSLほどストイックではないけれど)、車体重量はM5ツーリングより625kgも軽い1,850kgにとどまることも大きなトピック(ハイブリッドシステムを持たないことが大きい)。

P90584890_highRes_the-first-ever-bmw-m

外観に目を移すと、よりアグレッシブなフロントバンパー、「CS」以上のモデルでは標準となりつつあるイエローのデイタイムランニングランプ、そしてフロント19/リア20インチの鍛造ホイール(ゴールドもしくはブロンズを選択可)など見どころが多く、非常に特別感のある仕上がりとなっています。

P90584893_highRes_the-first-ever-bmw-m

ちなみにボディカラーは「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」「ラグナ・セカ・ブルー」「サファイア・ブラック」「フローズン・ソリッド・ホワイト(マットホワイト)」の4色のみ、すべてのカラーにはグロスブラック仕上げのルーフ&リアスポイラーが標準装備され、リアスポイラーの縁取りやフロントグリルの輪郭には赤色のアクセントが施されています。

2

新型BMW M3 CSツーリングのインテリアはこうなっている

インテリアだとカーボンシェル付きバケットシート(通常のM3ツーリングではオプション) 、カーボン製シフトパドル&センターコンソール、同じくカーボンファイバー製内装パネルなどスパルタンなチョイスが目を引くところ。

フラットボトム形状を持つアルカンターラ巻のステアリングホイールには12時位置にレッドのストライプが用いられる専用デザイン、そしてシートではレッドとブラックのカラースキーム、赤く光るCSバッジも特別版ならではの装備です。

P90584873_highRes_the-first-ever-bmw-m

現時点でBMWはM3 CSツーリングの生産台数につき発表していませんが、M3 CSでは1,700台、M3 CSでは2,000台程度の生産台数であったので、おそらくはこれらと同じくらい、あるいは「ワゴン」というニッチさを考慮すると「もっと少ない」生産台数に抑えられるのかもしれません。

P90584879_highRes_the-first-ever-bmw-m

価格については本国だと152,900ユーロに設定されており、M5ツーリングよりも6,900ユーロ高額ではあるものの、リセールバリューとなるとM5ツーリングを「大きく上回る」ものと考えられます。

現在アナウンスされている販売地域はヨーロッパ、オーストラリア、日本、そして韓国で、納車は3月からを予定している、とのこと。

P90584892_highRes_the-first-ever-bmw-m

新型BMW M3 CSツーリングのプロモーション動画はこちら

合わせて読みたい、BMW関連投稿

BMWが新型(フェイスリフト/LCI)M3を発表。ヘッドライトや内装の一部が変更されて装備が充実、M xDriveコンペティションでは出力が530馬力へとアップされる
BMWが新型(フェイスリフト/LCI)M3を発表。ヘッドライトや内装の一部が変更されて装備が充実、M xDriveコンペティションでは出力が530馬力へとアップされる

| さらに新型M3ではボディカラーの選択肢も増加する | 現時点では日本向けM3の仕様や装備、価格は未定である さて、M4に続きBMWがM3セダン / M3ツーリングのフェイスリフト(BMWではLCI ...

続きを見る

BMW
新型BMW M4は「ピュアエレクトリックのみ、そのデザインは現行M4とは大きく異なる」。EVならではの高出力を獲得し、「M3のクーペ版」から大きくポジションを向上させる?

| ただし新型M4の登場は2027年あるいは2028年と見られ、まだまだ「先」のはなしである | それまでには様々な事情が「変わる」ことになるのかも さて、二転三転する「次期BMW M3とM4」の情報 ...

続きを見る

BMWきってのハードコアモデル、M3 CSとM4 CSLとがドラッグレースを走る。同じエンジンを持ちながらも駆動方式と重量には大きな差がある2台だが【動画】
BMWきってのハードコアモデル、M3 CSとM4 CSLとがドラッグレースを走る。同じエンジンを持ちながらも駆動方式と重量には大きな差がある2台だが【動画】

| BMWの4WDシステム(xDrive)の優秀さが身内バトルで改めて立証されることに | M4 CSLの中間加速の鋭さも侮ることはできない さて、BMWの現行モデルきってのハードコアマシン、M3 C ...

続きを見る

参照:BMW

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->BMW(ビー・エム・ダブリュー)
-, , , ,