
| 生産はランドクルーザーFJと同じタイ、現在非常に引き合いが多く「奪い合い」となっているようだ |
ランクルFJ同様に「ホワイト」「ブラック」を除くと納期の目処がたたないもよう
さて、トヨタ ハイラックスを見てきたのでざっとその雰囲気などをお伝えしたいと思います。
展示車両はハイラックス Z Adventure、ボディカラーは「サルファメタリック(オフィシャルフォトで見るよりもオレンジというかブロンズっぽい)。
日本仕様の9代目ハイラックスの中でも、オフロードイメージと上質感を強めたグレードとして設定され、エクステリアだと以下のような特徴を持っています。
- 専用デザインの大型フロントグリル
- ブラック加飾を多用した力強い外観
- 専用アルミホイール
- Adventure専用エクステリアパーツ

新型 トヨタ ハイラックス Z アドベンチャーはこんなクルマ
まずは新型ハイラックスのエクステリアを見てみよう
新型ハイラックスは従来型よりも角張ったデザインとなり、トヨタは「Cyber SUMO」をデザインキーワードとして掲げていますが、たしかにこの直線的なラインやエッジは「サイバー」といった感じ。

フロントグリルの六角形(ヘキサゴン)はここ最近のトヨタが(RAV4などに)好んで用いるモチーフですね。

ちなみにフロントバンパーサイドのグリルっぽいパーツにもヘキサゴン、しかし非貫通。

こういったガーニッシュ、サイドの「HILUX」ロゴ、ドアハンドルなどはグロスブラック仕上げ。

ドアミラーもブラックで、付け根にはやはり「エアロスタビライジングフィン」が備わり、ランドクルーザーFJと多くの部分でデザインそしてディティールが似ているようにも思えます。※さらに両方のテールランプにもエアロスタビライジングフィンがある
なお、ランドクルーザーFJ同様、できればこのドアミラーは「無骨な」形状にしてほしかったところ。
なぜドアミラーのサイズを大きくしなかったのかはナゾですが、生産地であるタイにおいて、より販売を有利にするため「乗用車っぽく」見せたかったのかもしれません(日本だとワイルド風味のほうが受けるが、東南アジアでは必ずしもそうではないと聞く)。

なお、フロントの「サイバー顔」に比較して・・・。

サイドは丸みを帯びた形状を持っていて、ロックガードともども、もうちょっとエッジの効いた(日産のハイパー系コンセプトカーみたいな)面と線を持っていても良かったんじゃないかとも思います。

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新型ハイラックスはピックアップトラックらしからぬ「高いデザイン性」を持っている
ただ、全体的な造形、そして樹脂パーツの品質やデザイン性は非常に高く、サイドステップはグリル他の部分と共通する「ヘキサゴン」。
一方でランドクルーザーFJはランクル250との共通性を持たせた「ブロック」形状を持っており、トヨタがモデルごとにアイデンティティを持たせ、モデルごとの個性を重視したデザインを行っていることがわかりますね。

そしてキャビン後方からベッドへと繋がるパネルもワイルドかつ洗練され、やはりヘキサゴン(ただし半分)を意識しているようですね。

リアフェンダーはけっこう力強く・・・。

ホイールハウス内からラダーフレーム、リーフスプリング(リア)を覗くことができ、視覚的にもヘビーデューティーさが伝わります。

なおホイールは専用デザイン(18インチ)、タイヤサイズは265/60 R18。
ブレーキキャリパーには「対向ピストン」がおごられており、なかなかのハイスペック仕様ということに。

リアのホイールハウス後ろには「足をかけて荷台にアクセスする」ための”穴”があるのですが、その形状もけっこうオシャレ(やはりヘキサゴンモチーフ)。

リアバンパー形状も「サイバー」を思わせるエッジを持っていて・・・。

リアゲートの造形やテールランプ、グロスブラックの「TOYOTA」文字も洗練された印象です。※バックカメラのベゼルまでサイバー相撲っぽい

なおリアゲートのトップは「ロングテール」。

荷台(ベッド)はこんな感じで、やはりヘキサゴンが反復し使用されることに。

全体的に見て非常に完成度の高いデザインを持っていて、ピックアップトラックにありがちな「前後で雰囲気が違う」というデザインの不整合も見られず、非常にまとまりのいいクルマという印象。
ハイラックスという特有の個性も感じられ、タフな中にも洗練されたディティールが光るため、「普段乗り」としても違和感がないんじゃないかとも考えています(ただし5.3メートル級のロングボディ、6.3メートルという最小回転半径には注意を要する)。

パワートレインに言及しておくと、まずエンジンは2.8リッターディゼル(1GD-FTV)で、これはランドクルーザー250ZXと同じもの。
ただしトランスミッションはランクル250ZXの8速から6速へ、そして4WDシステムもランクル250ではセンターデフありのフルタイム、ハイラックスでは切り替え式のパートタイム4WDといった差もあり(ハイラックスのほうが車体重量が200kgくらい軽い)、ハイラックスはランクルと同じラダーフレーム採用といえど、独特の乗り味を持っているのかもしれません(試乗車が登場すればぜひ運転してみたいものである)。
新型トヨタ ハイラックスはこんなインテリアを持っている
そしてここからは新型ハイラックスのインテリア。
従来型の「商用車寄り」から大きく進化し、SUVに近い上質な室内空間となっていることが特徴で・・・。
- 上級グレード専用内装
- 大型ディスプレイ採用
- デジタルメーター
- 質感を高めたシート表皮と加飾
たしかにインテリアを画像で見ると「ピックアップトラックの室内」だとは思えない質感とデザイン性を持つことがわかるかと思います。

ステアリングホイールやシフトレバーはランドクルーザー250と共通で(しかし若干フィニッシュが異なる)、もちろんランドクルーザーFJとも同じもの。
ただ、スイッチ類やレイアウトはランドクルーザーFJとはやや異なり、ハイラックスのほうが「やや高級」という印象です。

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ダッシュボードやシートに使用されるのはおそらく合成皮革(トヨタの公式サイトにも内装素材や機能の説明があまり無い)。

おそらくは摩擦などに強い素材なのだと思われ・・・。

ステッチをもって高級感が演出されています。

ちなみにですが、トヨタはパーツについては共有化を進めているものの、そのフィニッシュに関しては「クルマのキャラクター」を重視する傾向があり、たとえば「アウトドア系」のクルマだと撥水性や耐スクラッチ性を重視した表皮を使用したり、傷がついても目立たないように「シボのある」レザーやパネルを使用するケースが多いもよう。
一方で「高級車」だと使用するレザーにも「スムースレザー」を選ぶなど、意外と細かいところにまでこだわっていることがわかります。

なお、シートポジションはランドクルーザーFJとほぼ同じくらいで「チョイ高め」。
ただしランニングボード、そしてグリップもあるので乗り降りに困ることはないかと思います。

現在の納車に関する状況についてですが、もともと「ニッチ」なクルマとしてトヨタも認識しているために初回の輸入(生産はランクルFJと同じタイ)台数は多くはなく、そしてランドクルーザーFJ同様に「ホワイトとブラック」の生産が多めに取られ、よってこのサルファメタリック、アッシュ、シルバーの入荷台数も「非常に少ない」のだそう。
各店舗への割り当ても全ボディカラーひっくるめて「数台」にとどまるようで、今のところ「奪い合い」といった状況となっているようですね。











