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「あの頃のGクラス」が帰ってきた──40年前の初代Gクラスっぽい「メルセデス・ベンツ Gクラス エディション ストロンガー ザン ザ 1980s」が限定販売

「あの頃のGクラス」が帰ってきた──40年前の初代Gクラスっぽい「メルセデス・ベンツ Gクラス エディション ストロンガー ザン ザ 1980s」が限定販売
Mercedes-Benz

| 近年のメルセデス・ベンツの車名はとても覚えにくい |

これはもう発表時点で「コレクターズアイテム」決定である

現在ではオフローダーというよりはセレブリティの乗り物と知られるようになったメルセデス・ベンツ Gクラス。

しかし、そのルーツをたどれば、かつてはミリタリー由来の無骨な本格オフローダーであり、今回メルセデス・ベンツはそんなGクラスの原点をオマージュした限定モデル──その名も「メルセデス・ベンツ Gクラス G-Class エディション ストロンガー ザン ザ 1980s(Edition Stronger Than The 1980s)」を発表することに。

なお、近年のメルセデス・ベンツはその車名がどんどん長くなる傾向にありますが、今回の限定モデルも「その例に漏れない」ように思います。

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Image:Mercedes-Benz

まさに「Gクラス原点回帰」のビジュアル

今回の特別仕様車は、Gクラスの中でも直列6気筒エンジンを搭載するG550がベースとなり、パワートレインには大きな変更はないものの、外観において徹底的にレトロ感を演出しています。

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ボディカラーは、通常ラインアップでは選べないアガベグリーン、クリーム、コロラドベージュの3色で、いずれも、80年代のSUVを彷彿とさせるつや消しのアースカラー。

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さらに、マットブラック仕上げのフロントエンド、フェンダーフレア、リアバンパーなど、当時の無骨な雰囲気を強調しており、アンバーのウインカーやソフトタイプのスペアタイヤカバー(ビニール製・スリーポインテッドスター入り)も往年のGクラスを連想させるところ。※リアゲート右下には、シルバー背景に「Mercedes-Benz」と記されたヴィンテージ風バッジが配置されている

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Image:Mercedes-Benz

このほか、18インチの専用5スポークホイールとオールテレインタイヤが標準装備され、アガベグリーンのみ「ルーフラックとリアラダー」が備わるようですね。

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インテリアも細かいこだわりが光る

インテリアのデザインは基本的に現行Gクラスのままですが、シート表皮がチェック柄のグレークロス地になっている点が大きな特徴で、クラシック・メルセデスの雰囲気をうまく再現しています。

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助手席側のグラブハンドルにはモデル名、センターコンソールにはシリアルナンバーバッジが取り付けられ、そして「Schöckl Proved」バッジ(Gクラスがオーストリアのシュトックル山でテストされた証)は「まるで40年前に作られたかのようなレトロ調デザイン」へ。

ドアを開けると足元に浮かび上がるウェルカムライトのメッセージは「G - Stronger Than Time」──このクルマがいかに時代を超越しているかを象徴しています。

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世界限定460台、日本にも入ってくる?

この「Stronger Than The 1980s」エディションは、世界限定460台という超レアな存在。ベースとなるG 550は、3.0L 直列6気筒ターボ+電動スーパーチャージャーという最新パワーユニットを搭載して443馬力・トルク413lb-ftを発揮し、もちろん、フルタイム4WDと3つのディファレンシャルロックも健在です。

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価格は未公表ですが、ベースモデルのG550(米国価格:$148,250)より高額になるのは確実で、アメリカ市場にも導入され、2025年中にはデリバリーが開始される予定だとアナウンスされており、秘本市場へと導入されるかどうかは現時点ではナゾのまま。

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Image:Mercedes-Benz

この特別仕様車は、最新技術とクラシックなデザインの融合ともいうべき存在で、Gクラスの歴史を知るファンにはたまらない一台でもあり、もちろんただのGクラスではなく、40年の歴史とアイデンティティを背負った「特別なGクラス」。

発売前から「コレクターズアイテムとなること」を宿命付けられたクルマだといえそうです。

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