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世界中で問題となる「ランドクルーザーの盗難」。豪州ではハンドルロックが純正パーツとして復活し「80年代の遺物」だと話題に。そのルーツとは

ランドクルーザー

| いまだからこそランドクルーザー盗難への“究極の回答”として注目を浴びるが |

記事のポイント

  • 「最新」の答えは「超アナログ」: トヨタ・オーストラリアがランクル300等に純正ハンドルロックを導入
  • ハイテク窃盗へのアンチテーゼ: 最新のデジタル盗難(CANインベーダー等)に対し、物理的な破壊が必要なアナログ対策が再注目
  • 驚愕の背景: 実は1980年代に大流行した「THE CLUB」がルーツ。なぜ今、公式がこれを推奨するのか
  • 国によって常識が異なる:日本ではハンドルロックが常識、しかし海外では「絶命したアイテム」だった

ハイテク時代になぜ?トヨタが公式に「ハンドルロック」を発売した背景

現在、自動車盗難の手口は「CANインベーダー」や「リレーアタック」など、車のコンピューターをハッキングする高度なものへと進化していますが、特にオーストラリアでは2025年の車両盗難件数が過去23年間で最悪を記録。

この危機的状況に対し、トヨタ・オーストラリアが「先進的な保護措置」として発表したのが、アナログな「ハンドルロック(下の画像)」です。

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Image:TOYOTA Australia

ちなみに海外では「アナログなハンドルロックが復活した」という驚きのニュースとして報じられ、同時に大きな注目を集めているのですが、正直ここ日本だとハンドルロックは「極めて普通なので、これがニュースになっていることにむしろ驚かされます(ぼくの住む地域に停められているランクルやハイエースの多くはこれを装着している)」。

そして今回オーストラリアのトヨタ法人が「現地警察との共同にて開発した」と胸を張るハンドルロックについても、見たところ「日本で販売されるトヨタ純正ハンドルロック(下の画像、29,700円)」と変わりはないもよう。※参考までに、トムスからも19,800円でオシャレなハンドルロックが発売されている

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Image:TOYOTA

こういった様子を見るに、ハンドルロックは海外だと「(意外なことに)非常に珍しい」存在なのかもしれません。

そこでこのハンドルロックの仕様を見てみるとともに、メリットを再確認してみましょう。

トヨタ純正「ステアリングホイールロック」の仕様と特徴

トヨタ・オーストラリアの公式サイトに登場したこのアイテムは、サードパーティ製ではなく「トヨタ純正」として開発されています。

主要スペック・特徴

項目内容
対象車種ランドクルーザー300、プラド、ハイラックス、RAV4など
素材自動車グレードの高強度スチール(耐切断・耐タンパー仕様)
視認性遠くからでも目立つ鮮やかな「レッドフィニッシュ」
保護性能ステアリングホイールを傷つけないソフトレジン仕上げの4点接触ハンドル
防犯思想窃盗犯に「盗むのに時間がかかる」と思わせる視覚的抑止

ハンドルロックのルーツは1986年。伝説の盗難防止具「THE CLUB」の再来

このハンドルロックのデザイン、実は1980年代に一世を風靡した伝説の盗難防止デバイス「The Club(ザ・クラブ)」に瓜二つです。

「The Club」の誕生は1986年で、開発者のジェームズ・E・ウィナー・Jr氏は、朝鮮戦争中に米兵がジープのハンドルに鎖を巻き付けていた光景から着想を得たと言われています

「ハンドルが回らなければ、盗めない(If you can't steer it, you can't steal it)」というシンプルすぎる哲学は、当時1,400万個以上を売り上げる大ヒットとなったようですね。

電子制御のイモビライザー普及により一度は姿を消しかけたこの技術ではあるものの、40年の時を経て再び「最強の盾」として公式に採用されたのは、まさに歴史の皮肉と言えそうです。

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Image:TOM'S

デジタル vs アナログ

現代の盗難対策は、大きく分けて2つの潮流に分かれています。

  1. デジタル対策(IGLAなど): エンジン始動自体をブロック。目立たないがハッキングの可能性はゼロではない。
  2. 物理対策(ハンドルロック、タイヤロック): 破壊に物理的な「音」と「時間」を強いる。

トヨタが今回あえてアナログを強化したのは、ハイテク窃盗団が最も嫌がるのが「作業時間が伸びること」と「目立つこと」という判断から。

どんなに最新のハッキングツールを持っていても、目の前のぶ厚い鉄棒をグラインダーで切断するのはリスクが高すぎる、というわけですね。

結論:最強の防犯は「温故知新」にある

「最新の車には最新のセキュリティを」と考えがちですが、トヨタのこの動きは、物理的な防壁の重要性を改めて教えてくれ、特にランドクルーザーのような世界的に狙われる車種においては、デジタルとアナログの「二重対策」こそが、愛車を守る唯一の道と言えそうです。

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オーストラリアの常識もまた「日本の非常識」

日本での常識でもあるハンドルロックではありますが、逆にオーストラリアや欧米では「常識ではない」というのが今回の気づきではありますが、逆にオーストラリアでは常識なのに「日本ではそうでない」例も。

たとえばトヨタ オーストラリアでは「シュノーケル」も純正パーツとしてラインアップ。

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Image:TOYOTA Australia

さらにはナッジバーに・・・。

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Image:TOYOTA Australia

リカバリーポイントという「過酷な環境下で機能する実用パーツ」のオンパレード。

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Image:TOYOTA Australia

ブルバーについても「アルミ製」に加え・・・。

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Image:TOYOTA Australia

より強固な「スチール製」が揃うあたり、様々な危険(場所によって飛び出す動物が異なるのだと思われる)に対応したオプションが揃います。

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Image:TOYOTA Australia

そのほかはデフレクターに・・・。

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Image:TOYOTA Australia

LEDバーも。

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Image:TOYOTA Australia

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参照:TOYOTA, TOYOTA Australia

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