
| サードパーティーによる改造車でもここまでの尖ったクルマは出てこないだろう |
とくにオーバーフェンダーとリアウイングの迫力が凄まじい
新型レクサスRZ 600e F SPORT Performanceを見てきたのでその雰囲気をお届けしたいと思いますが、正直「レクサスがこんなクルマを発売するとは」という驚愕の外観を持っており、文字通りレクサスの「異端児」という感じ。
このレクサス RZ 600e “F SPORT Performance”は、レクサスのBEV(電気自動車)専用モデル「RZ」をベースとし、空力と走行性能を極限まで突き詰めたハイパフォーマンス仕様の特別仕様車で、東京オートサロン2023で発表されたコンセプトカーの市販版という位置づけとなっており、開発にはエアレースパイロットの室屋義秀選手、そしてレーシングドライバーの佐々木雅弘選手が深く関わったことでも知られます。

レクサスRZ 600e F SPORT Performanceはこんなクルマ
このレクサスRZ 600e F SPORT Performanceは、BEVでありながらモータースポーツや航空力学の知見を総動員して作られた「メーカー純正のモンスターEV」とも言える存在で、主な特徴をいくつか見てみましょう。
1. 航空力学を応用した圧倒的な空力デバイス
外観で最も目を引くのは室屋選手とのコラボレーションから生まれたという、市販の電動SUVとは思えないほどスパルタンな空力パーツ群。
すべてCFRP(炭素繊維強化プラスチック)をはじめとするリアルカーボン等で成形されています。

- カーボンフードバルジ&カーボンルーフ: 軽量化と低重心化に大きく貢献
- ルーフ&リヤのダブルウイング: 特徴的な2段構成の大型カーボンウイング。飛行機の翼のように緻密に計算され、強烈なダウンフォースを発生させる
- 各部のカーボンパーツ: フロントロアスポイラー、フロントサイドスポイラー、ヘッドランプベゼル、さらには空気を整流してボディのブレを抑える「フロント/リヤのカーボンターニングベイン」まで隙なく装備されている

2. バッテリーの限界に挑んだ圧倒的なパワー
パワートレインは前後それぞれに167kW(227ps)/268Nmを発揮する高出力モーターを搭載した4輪駆動(DIRECT4)。
- システム最高出力: バッテリーの出力限界を徹底的に見直したことで、システム出力は313kW(約425馬力)を誇る
- 加速性能: 0-100km/h加速はわずか4.4秒。巨体を感じさせない、BEVならではのシームレスで鋭烈な加速Gを体感可能

3. モータースポーツ仕込みのシャシー&足回り
ベース車からさらに走りの質を引き上げるため、シャシーにも大手術が施されていて・・・。
- ローダウンサスペンション: 車高をさらに20mm下げることで空気抵抗(前面投影面積)を減らすとともに低重心化を推進
- 強化されたブレーキ: 圧倒的なパワーを受け止めるため、フロントには対向6ポッドアルミモノブロックブルーキャリパー(LEXUSロゴ入り)と大型ローターを装着
- 専用21インチホイール: レーシーなENKEI製のマットブラック塗装軽量アルミホイールに、フロント255/40R21、リヤ295/35R21という極太のハイグリップタイヤを組み合わせる

4. 次世代の操作感と「操る歓び」
インテリアや操作系も未来的かつスパルタンで・・・。
- ステア・バイ・ワイヤ&異型ステアリング: 機械的なつながりのない、電気信号でタイヤを動かす次世代ステアリングを採用。持ち替える必要のない航空機のような異型ハンドル(ロック・トゥ・ロックわずか200度)が組み合わされている
- インタラクティブ・マニュアル・ドライブ(Interactive Manual Drive): パドルシフトとアクセル操作を連動させ、まるでマニュアル車を操っているかのような変速フィールやエンジン(モーター)ブレーキの感覚を擬似的に再現するシステムを搭載。EV特有の退屈さを排除し、五感で楽しむドライブを提供する
- ウルトラスエード®スポーツシート: コーナリング時にも身体をガッチリホールドする一体発泡成形シート(ブラック×ブルーステッチ)を採用
車両価格
ボディカラーは2色展開の専用バイカラー。
- ブラック&ニュートリノグレー: 12,160,000円
- ブラック&HAKUGIN(白銀II): 12,440,000円

標準モデルのRZ(790万円〜950万円クラス)に対して大幅なプレミアムが乗った価格設定ではありますが、リアルカーボンパーツの満載ぶりや、専用の足回り・高出力化を考えると、むしろこの価格は「お得」とも言えるのかもしれませんね。
レクサス RZ 600e “F SPORT Performance”のディティールはこうなっている
そこでこのレクサス RZ 600e F SPORT Performanceの細部を見て見ると、それはそれは「驚きの塊」。
こんな感じでオーバーフェンダーが装着されていますが・・・。

後部はエアがサクッと抜ける構造。

下の方はブレード形状で・・・。

オーバーフェンダーとブレードとの境界はこう。

サイドカバーもオーバーフェンダーに合わせて大きく張り出し・・・。

リアフェンダーの後ろ側はこう。
単なる「張り出したフェンダー」ではなく、空気の流れを意識した造形がなされているようですね。

リアフェンダーのとターニングベインとの位置関係はこんな感じ。

ちなみにドアハンドルは「2トーン」ながらもサンドイッチカラーとなっていて「ちょっとオシャレ」。

リアンダーも当然ながらカーボンファイバー満載ですね。

なんといってもこのリアウイングは大迫力である
そしてレクサス RZ 600e F SPORT Performance最大の視覚的特徴はこのリアウイングにあり・・・。

こちらがアッパー、そして・・・。

こちらはロワーウイング。

もちろんこれらは台座もろともカーボンファイバー製で・・・。

こうやって見るとまるで「角」。

なお、どこからどう見てもカーボンパーツが目に入る作りを持っており、カーボン好きには「たまらない」1台でもありますね。

レクサス RZ 600e F SPORT Performanceを見てきた際の動画はこちら
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