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BMWが約6万台をリコール、エアコンフィルター交換が火災の原因に。発生の可能性は0.1%未満ながらもBMWは「安全性を重視」

BMWが約6万台をリコール、エアコンフィルター交換が火災の原因に。発生の可能性は0.1%未満ながらもBMWは「安全性を重視」

| BMWは意外と「火災」にまつわるリコールが少なくない |

日本でも別途「火災」の可能性に至る問題でリコールがなされる

愛車のメンテナンスが、思わぬトラブルの引き金になるかもしれない、というリコール。BMWは現在、アメリカ市場において「エアコンフィルターの交換作業」が原因で火災が発生する恐れがあるとして、約5万9,000台の大規模なリコールを実施しています。※日本でも別途火災に関連するリコールが届け出られているが、本件とはまた別の理由であるようだ

対象には新型M5や電気自動車のi5、i7など、同ブランドのフラッグシップモデルが含まれており、現地では大きな話題となっているようですね。

この記事の要約:

  • 意外な原因: エアコンフィルター交換時に配線ハーネスが損傷し、短絡(ショート)するリスク
  • 対象車種: 2023〜2026年モデルの5シリーズ、7シリーズ、i5、i7、M5など広範囲
  • BMWの対応: 実際の不具合発生率は0.1%未満と予測されるが、安全を最優先し全台点検を実施
  • 対策内容: ハーネスの点検に加え、再発防止のための固定ストラップとブラケットを追加
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なぜ「フィルター交換」が火災を招くのか?

通常、エアコンフィルター(キャビンフィルター)の交換は、車内環境を整えるための標準的な作業です。

しかし、今回のリコール対象車両では、この作業の際にエアコンユニット付近の配線ハーネスが干渉しやすい設計になっていたことが判明しており、交換作業時に配線が傷ついたり、適切な位置からずれたりすることで、時間の経過とともに短絡(ショート)が発生。

最悪の場合、異常発熱から火災に至る可能性があるという理由によってリコールが届け出られています。

最初の問題が報告されたのは2025年3月だそうですが、この事例以降、BMWは継続して調査を進め、そして今回の公式リコールに踏み切ったという流れです。

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リコール対象車種と今後の流れ

対象車種リスト

今回のリコールは、主に2023年から2026年モデルのミドル〜ラグジュアリークラスが対象となっており・・・。

モデル対象年式特徴
5シリーズ (550e, i5)2024 - 2026最新のセダンおよび電気自動車モデル
7シリーズ (750e, i7)2023 - 2025フラッグシップセダンとEV版
M5 / M5 Touring2025 - 2026最新の超高性能ハイパフォーマンスモデル

オーナーへの対応

  • 点検・修理: ディーラーにて配線ハーネスの状態を無償点検。損傷がある場合は新品に交換し、損傷がない場合でも再発防止用の固定パーツを追加する
  • 通知: 対象オーナーには2026年4月13日以降、順次案内状が送付される予定
  • 事故の現状: 現時点でこの不具合による事故や負傷者は報告されていない
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結論:BMWの「0.1%」へのこだわりと信頼性

BMWの報告によれば、実際に不具合が発生している可能性があるのは全対象車両のわずか0.1%未満(約59台以下)と推定されています。

それにもかかわらず5万9,000台ものリコールを届け出たことは、ブランドの安全に対する極めて高いコミットメントの現れと言え、特に最新の電気自動車(i5/i7)やハイブリッド車(M5)は高電圧システムを搭載しているため、配線トラブルには非常に慎重な対応が求められることも理由のひとつなのかもしれません。

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参照:NHTSA

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