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【伝説のシャークノーズ】BMW 6シリーズ誕生50周年。初代E24型はBMW史上もっとも長期間(13年)生産されたクルマである

初代BMW 6シリーズ(サイド、レッド)

Image:BMW

| ミュンヘンのBMWミュージアムにて特別記念展示が開催 |

初代6シリーズは「もっとも美しいクーペ」としても知られている

BMWファンの聖地、ミュンヘンのBMWミュージアムが過去最高となる年間84万7,000人の来館者を記録して最高のにぎわいを見せていますが、この2026年、ミュージアムがもっとも力を入れるのが「BMW 6シリーズ誕生50周年」を祝う特別展示。

1976年の登場以来、「世界でもっとも美しいクーペ」の一つと称され、その鋭いフロントマスクから「シャークノーズ(サメの鼻)」の愛称で親しまれてきた6シリーズ。半世紀にわたるエレガンスとパワーの歴史をここで振り返ってみましょう。

また行かねばならない場所が一つ。BMW乗りの聖地、「BMW ウェルト」なる施設がバイエルンにあるらしい。ここでは納車式も行われるようだ
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BMW 6シリーズ50周年展:必見のハイライト

  • ギネス級のロングセラー: 初代(E24型)は、BMW史上最長となる「13年間」も生産された不朽の名作
  • 銀幕のスター: 『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2』や人気ドラマ『ダラス』に登場した劇中車としての軌跡を公開
  • 「空飛ぶ」展示: ミュージアムの外には、SF映画を彷彿とさせる「宙に浮いた」6シリーズのボディ模型が出現
  • 世界最速の4シーター: 286馬力を誇る伝説の「M635CSi」など、歴史的な実車を間近で体感
  • アートカーの共演: アンディ・ウォーホルらに続く、エルンスト・フックスやロバート・ラウシェンバーグによるアートカーも特別公開
ロバート・ラウシェンバーグ版 BMW 635CSi アートカーのサイド(左)

Image:BMW

ロバート・ラウシェンバーグ版 BMW 635CSi アートカーのフロント
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なぜ6シリーズは「伝説」になったのか?

BMW 6シリーズが50年経っても色褪せない理由はひとえに「圧倒的なデザイン」と「GT(グランドツーリング)性能」との融合。

5シリーズの高度なメカニズムをベースとしてポール・ブラックが描き出したダイナミックなクーペライン。

それは今までの「移動手段としての自動車」の範疇を超えた”ステータスと走りの歓びを象徴するアイコン”となり、今回の展示では、そのデザインがいかにして映画業界やアート界を魅了したのか、多角的な視点で紹介されている、とのこと。

初代BMW 6シリーズ(フロントサイド、ネイビー)

Image:BMW


映画セットが再現された展示空間:ロトンダ(円形ホール)

展示の中心となるのは、ミュージアム内の円形ホール「ロトンダ」で・・・。

  • 70年代のミュンヘンを再現: 当時の映画セットを模したステージに、美しい「628CSi」と「M635CSi」が整列
  • 映画ポスターの回廊: スロープを上るにつれ、6シリーズが登場した数々の映画ポスターが来館者を映画の世界へと誘う

展示車両・スポット一覧

展示エリア車両・展示内容特徴
屋外エリア浮遊する6シリーズ模型写真家シルヴァン・ヴィオーの作品にインスパイアされた近未来的展示
ロトンダ(2階)628CSi (1982)燃費と性能を両立したハイテクインジェクションモデル
ロトンダ(3階)M635CSi (1985)M1のエンジンを搭載。最高時速250km超を誇った当時の怪物
カータワー633CSi (1976)6シリーズの歴史を切り拓いた記念すべき初期モデル
アートカー・ギャラリーBMWアートカー #5 / #6エルンスト・フックス、R.ラウシェンバーグが手がけた芸術品
初代BMW 6シリーズ(アートカー)

Image:BMW


走行する芸術品:BMWアートカーの50年

6シリーズはBMWが推進する文化支援プロジェクト「アートカー」のベース車両としても幾度となく選ばれており・・・。

  • エルンスト・フックス(1982年): 市販車ベースで初めて制作されたアートカー。「Firefox on Harehunt」と名付けられ、スピードと神話を表現
  • ロバート・ラウシェンバーグ(1986年): ポップアートの巨匠が635CSiをモノクロのコラージュ作品へと変貌させる
ロバート・ラウシェンバーグ版 BMW 635CSi アートカー(フロント)

Image:BMW


6シリーズとモータースポーツ

6シリーズは美しいだけではなく、1980年代のツーリングカーレース(グループA)でも無双の強さを誇っており、「635CSi」は1984年と1986年にヨーロッパ・ツーリングカー選手権(ETCC)を制覇。

このサーキットでの勝利が、6シリーズの「スポーティな高級車」というイメージを決定づけたわけですね。

初代BMW 6シリーズ(レーシングカー)

Image:BMW


2027年1月まで続く、究極のヘリテージ体験

BMW 6シリーズ50周年記念展は2027年1月末まで開催されるそうですが、これと同時にイタリアン・デザインとBMWの融合を辿る「Belle Macchine」展も併設されることに。

これらの展示によってBMWの歴史の中でもっとも華やかな時代を一気に堪能でき、懐古趣味にとどまらない、未来のBMWデザインへのヒントが詰まったこの展示を見ることにより、BMWへの理解がより深まることとなりそうですね。

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参照:BMW

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