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【2026年6月】日本の輸入車市場に異変?変化する新車登録ランキングと「中国・韓国のEVブランド」の急成長が示す構造的変化

Hyundai-Inster
Life in the FAST LANE.

| 一部の輸入車は「国産車でも代替が効く」と捉え始められている |

この状況の中で輸入車に求められるのは「個性」である

近年、日本の輸入車市場はこれまでにない激動の時代を迎えていて、その一つの傾向が「輸入車といえばドイツ車」という固定概念が2026年最新のデータによって完全に覆されようとしていること。

これに加え「販売を落とすブランド」「伸びるブランド」との差が顕著になっており、ここで「どのブランドが今どのような立ち位置にいるのか」、最新のリアルな数字とともに考えてみたいと思います。

2026年6月・輸入車市場の要点まとめ

  • 絶対王者の陰り: メルセデス・ベンツ、BMW、VWのドイツ御三家・主要ブランドが累計で前年割れを記録 。
  • アジアンEVの躍進: BYD(前年累計比142.7%)やヒョンデ(同128.0%)などアジア発の電動化ブランドが急成長 。
  • 「Others」の爆発的増加: テスラがほとんどを占めるとみられる「その他」枠が前年同期比2.5倍以上に急増し、市場のパラダイムシフトを証明 。

2026年6月 外国メーカー車新規登録台数ランキング(1位〜35位)

順位ブランド名当月台数 (6月)前年同月比 (%)1月からの累計台数前年累計比 (%)
1Mercedes-Benz4,51295.423,06192.2
2BMW3,37988.814,87282.8
3VW (フォルクスワーゲン)3,337101.413,87278.8
4Audi2,523105.710,32089.7
5BMW MINI1,893101.98,74891.3
6Volvo1,440111.25,936105.5
7Porsche1,083120.55,797104.7
8Land Rover46048.33,63679.4
9Jeep66077.63,39478.3
10Peugeot56572.83,01291.6
11BYD536104.72,334142.7
12Renault303113.91,709110.3
13Citroen29395.81,44897.6
14Fiat32379.01,40683.3
15Alfa Romeo191120.9954193.1
16Ferrari171105.6852119.7
17Lamborghini12486.7539111.6
18Hyundai11189.5530128.0
19BMW Alpina70122.8355171.5
20Maserati8377.630972.9
21Rolls Royce57103.6256113.3
22Bentley5186.422897.4
23Aston Martin51108.5221102.3
24Chevrolet4189.1209113.0
25Cadillac4351.817260.8
26DS46124.315972.6
27ABARTH2942.013025.3
28Ford15107.190105.9
29McLaren1562.56847.6
30Lotus10125.04636.8
31Dodge9225.03261.5
32Jaguar3-2815.7
33Lancia4-16266.7
34GMC3300.07700.0
35Autobianchi--660.0

※1月からの累計台数順(乗用車のみ)にランキング化

アウディA6のドアミラー
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2026年最新:日本国内の輸入車市場動向と考察

1. ドイツ主要勢の苦戦と「選択の多様化」

長年日本の輸入車市場を牽引してきたメルセデス・ベンツ、BMW、VW、アウディといったドイツ主要ブランドが軒並み前年累計比でマイナスに 。

これは日本人の輸入車に対するニーズが「ステータスとしてのドイツ車」から、より個性的で実用的な選択肢へとシフトしている証拠であるとも考えられ、かつ「没個性的な輸入車」が「よりデザイン性と高級感を高めた」国産車に取って代わられているという事実を示しているのでは、とも考えています。※国産車と輸入車との価格差が接近したということもある

ちなみにぼくは日常的に乗るクルマについて「輸入車」から「トヨタ」にスイッチしていますが、同様のパターンは少なくはなく、実際に近年のトヨタ車はデザイン性が高く、そして売却金額も高く、さらにはブランドイメージも向上しているため、「あえて輸入車を選ぶ必要はない」とも考えていて、フォルクスワーゲンなどはこういった風潮のアオリを「モロ」にくらっているのかもしれません。

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さらにオフローダーの代名詞であるジープの販売がここ最近減少し続け、一方でランドクルーザーの販売が伸び続けるのもまた「国産車へのシフト」が生じている一つの証左であるとも考えられます。

逆に「選ばれる輸入車」となると「ミニ」「アルファロメオ(主にジュニア)」「ルノー」のように排他的な個性があるか、あるいはBYDのように圧倒的な価格的優位性があるかどうかということになりそうです。

BYD SEALION 6のフロントエンブレム
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2. BYDとヒョンデにみるアジアンEVの圧倒的勢い

そして特筆すべきはBYDの前年累計比142.7%、ヒョンデの128.0%という驚異的な伸び率で、手頃な価格帯でありながら、最先端のADAS(運転支援システム)や大容量バッテリーを搭載したプレミアムなEVモデルが日本の感度の高いユーザーを惹きつけている、と考えていいのかもしれません(意外ではあるが、けっこう継続的に売れている。ただしヒョンデはタクシー会社への納入も多そうだ)。

3. ランキングを揺るがす「Others(その他)」の正体

今回のデータで最も衝撃的なのは、当月4,003台(前年比283.7%)、累計でも12,197台(前年比265.8%)を記録した「(上の表には含まれないが)Others」の爆発的増加で、日本の輸入車統計において、この枠のほとんどを占めるのはテスラ(Tesla)だと推測されます(テスラは組合に加入していないので台数を公開しておらず、よってここに含まれるしかない)。

つまり、既存の自動車メーカーのパイを、テスラをはじめとした新興EV勢力が急速に奪い取っている構図が浮き彫りになっているのがこの6月の数字というわけですね。※6月はテスラの「スーパーチャージャー利用無料キャンペーン」があったため、テスラが大きく伸びたのだと考えられる

テスラ モデル3のテールランプ
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注目車種のスペック・市場での位置付け

現在の市場トレンドを象徴する2つの勢力(躍進するアジアンEV vs 根強い人気の欧州ラグジュアリー)から、今乗るべき注目ブランドの特徴をまとめてみると・・・。

A. BYD(アジアンEVのゲームチェンジャー)

  • 特徴: 圧倒的なコストパフォーマンスと、自社開発の安全性の高い「ブレードバッテリー」が武器。
  • デザイン: 近未来的なデジタルコクピットと、洗練されたヨーロッパ風のエクステリア。
  • 市場での位置付け: 従来の「輸入車=高い」というハードルを壊し、国産EV(日産アリア等)の強力なライバルへ。

B. Porsche(スポーツ&ラグジュアリーの勝ち組)

  • 特徴: 累計前年比104.7%とプレミアム勢で唯一の堅調な伸び 。911などのアイコンに加え、タイカン(EV)やマカンの電動化が成功。
  • 性能: 圧倒的な走行パフォーマンスと、高いリセールバリュー。
  • 市場での位置付け: ドイツ主要3車からのステップアップ組や、富裕層の「資産」としての需要を独占。
ポルシェ カイエンS クーペ エレクトリックのエクステリア〜フロント
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結論:2026年の輸入車選びは「ブランド」から「ライフスタイル」「パワートレイン」へ

2026年6月の新車登録データは、日本の輸入車市場が「歴史的な転換期」にあることを明確に示していて、これまでは「ベンツか、BMWか」というブランド選びが主流ではあったものの、今や「テスラやBYDのような先進的なEVを選ぶか、ポルシェやボルボのような(独自のストーリーを持つ)プレミアムブランドを選ぶか」という、ライフスタイルとパワートレインに基づいた選択に変わっています。

これから輸入車の購入・乗り換えを検討する場合、これまでのブランドイメージにとらわれず、新しいEVやPHEVの選択肢をディーラーにて体感してみるのもいいかもしれませんね。

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