
Image:MINI
| やはり世界中のトレンドは「オフロード」である |
ただし親会社のBMWは「クロカン4駆」投入計画を白紙撤回
BMWグループ傘下のMINIブランドが、「過酷な荒野を走破するオフロード性能を備えた特別仕様車、MINI カントリーマン エディション(仮称)が米国ロッキー山脈にて最終テストプログラムを実施中である」ことを画像とともに発表することに。
「MINI カントリーマン(旧日本名:MINI クロスオーバー)」は、日常使いからアウトドアまで幅広くカバーするSUVモデルでもありますが、今回の特別仕様車はどのような進化を遂げているのか、発表された公式プレスリリースからそのキャラクターについて考えてみましょう。
【この記事の要約】
- ロッキー山脈での過酷な最終テスト:専用チューニングと偽装(カモフラージュ)を施した特別仕様の「MINI カントリーマン(日本名:MINI クロスオーバー)」が北米ロッキー山脈の荒れ地や高地で最終走行試験を実施。
- 2026年10月にワールドプレミア:探検・冒険心をテーマにした新しい特別仕様モデル(Special Edition)として、2026年10月に正式発表予定。
- 過酷な女性限定ラリー「Rebelle Rally」へ実戦投入:ワールドプレミア直後、GPS非使用・2,500km以上に及ぶ過酷なオフロードラリー「リベル・ラリー2026」に参戦し、本物のオフロード性能を証明する計画。
- ブランドの本質「アドベンチャー精神」の体現:都市型SUVにとどまらない、本格的な悪路走破性と個性を兼ね備えたラインアップ拡張。

Image:MINI
テストの舞台は北米ロッキー山脈:テストコースでは再現できない極限環境
今回の最終テストの舞台に選ばれたのは広大な原生林、砂利道、ゴツゴツとした岩場、そして標高の高い峠道が続く北米ロッキー山脈。
標高の変化に伴う空気密度の変化や急変する天候、路面状況の変化など、一般的なテストコースでは完全再現できないタフな環境下で走行を重ねているといい、カモフラージュ柄のボディに身を包んだプロトタイプが悪路走破性の高さを証明すべく限界走行に挑んでいる、というのが現在の状況です。
なお、「ミニのオフロード版」というと、エイプリルフールのネタとして(オフローダー専門のチューニングショップである)デルタが「カントリーマンのダカール仕様」をアップしたところ大反響を呼び実際に市販されることになったという一件を思い出しますが、今回は本家ミニがついに「オフロード対応ミニ」を発売するということに。※ミニはこれ以外にも「アウトドア」を強く意識したコンセプトカーを発表している
-
-
【元はエイプリルフールネタから始まった究極のMINI】デルタ4x4とX-Raidがタッグ。ダカール仕様のミニ・カントリーマンが現実に誕生
| 本気すぎるオフロードMINIが登場 | オーバーフェンダー+極太タイヤで迫力マシマシ さて、オフロード車専門のカスタムショップとしても知られ、その一方ではロールス・ロイスやフェラーリ、ポルシェとい ...
続きを見る
そしていま世界では様々なメーカー(スポーツカーメーカー、スーパーカーメーカーまでもが)オフロードを目指しているという状況ではあるものの、ミニの親元であるBMWはつい最近、(長年計画されてきた)メルセデス・ベンツGクラスのライバルとなるオフローダーの計画を諦めたと報じられていて、実際に発売に至るケースはさほど多くないのかもしれません。
-
-
BMWがメルセデス・ベンツ Gクラスに対抗する本格オフロードSUV「G74」の開発を断念か。最終段階で計画が「白紙」になった理由とは
Life in the FAST LANE. | BMWにとっては「数少ない」空白地帯であったはずである | リスクが小さく「勝算が大きい」セグメントであるとも見られていたが メルセデス・ベンツ「Gク ...
続きを見る

Image:MINI
MINIブランド責任者 Jean-Philippe Parain 氏のコメント
MINI責任者のジャン=フィリップ・パライン(Jean-Philippe Parain)氏は次のように述べており・・・。
「MINIは創業以来、すべてのドライブを冒険へと変える精神を大切にしてきました。そのスピリットが本プロジェクトの起点です。カントリーマン・ファミリーにこの本格的なオフロード仕様を加えられるまで、あと一歩のところまで来られたことを大変嬉しく思います。高い走破性と唯一無二のキャラクターを両立し、忘れられない体験を皆さまにお届けします。」
特別仕様車「MINI カントリーマン」最新プロトタイプ概要
| 項目 | 詳細・スペック情報 |
| ベース車両 | MINI カントリーマン(現行U25世代) |
| 車両特徴 | 専用足回りチューニング、全天候・全路面(All-road)対応の悪路走破仕様 |
| テスト地 | 米国ロッキー山脈(山岳地帯・荒れ地・高地) |
| ワールドプレミア時期 | 2026年10月(予定) |
| 初実戦投入イベント | Rebelle Rally(リベル・ラリー)2026 |
デザインとオフロード性能の特徴
- 特別グラフィックと機能的エクステリア:プロトタイプ車両には冒険心を掻き立てる特製カモフラージュラッピングが施されており、オフロード走行に対応した専用プロテクターや走破性を向上させるサスペンション・タイヤの装着が示唆されている
- ALL4(4WDシステム)の最適化:ルーズな砂利道や高標高域の登坂路でもトラクションを維持できるよう電子制御四輪駆動システム「ALL4」と各種ドライブモードのロジックが高度にチューニングされている

Image:MINI
初お披露目直後に「Rebelle Rally 2026」で真価を問う
2026年10月のワールドプレミア(世界初公開)直後、本モデルは米国で開催されるオフロードラリー「Rebelle Rally(リベル・ラリー)2026」に実戦参戦することが決定しています。
- リベル・ラリーとは?米国で唯一の女性限定ナビゲーション・オフロードラリー。GPSやスマホなどのデジタルナビゲーションが完全に禁止され、地図とコンパスのみを頼りに2,500km以上の砂漠や岩場を走り抜ける過酷な競技
デジタル機器に頼らない極限状態の耐久レースに参戦することで、MINIはこの特別仕様車が単なる「見た目だけのSUV」ではなく、本物の耐久性と悪路走破性を備えていることを世界に実証しようとしているわけですが、ミニはこれまでにもラリー競技に参戦しており、意外やオフロードに関しては「そうとうな経験がある」ということに。
市場での位置付けと競合モデルとの比較
都市型プレミアムコンパクトSUVという立ち位置が主流だったMINI カントリーマンですが、近年急速に高まる「オーバーランディング(本格的なアウトドア車中泊・遠征)」や「本格オフロード仕様」の需要に応えるアプローチを見せていて、このカントリーマンが発売されたならば、以下のようなモデルがライバルになるものと思われます。
- ジープ・レネゲード トレイルホークなどの本格オフロードコンパクトモデル
- スバル クロストレック Wilderness(ウィルダネス)といったアドベンチャー志向のモデル

Image:MINI
これら悪路走破性に定評のある競合車に対し、MINI特有のデザイン性とプレミアム感、ゴーカートフィーリングを残しつつ、どこへでも行ける走破性を融合させた「唯一無二のライフスタイルSUV」としてのポジションを確立させることが狙いであると思われ、正式発表が待たれるところでもありますね。
結論
「MINI カントリーマン」の特別仕様モデルは2026年10月のデビューに向けてロッキー山脈での極限テストを経て着々と完成度を高めており、「都市に映えるスタイリッシュさ」、そして「2,500km以上の荒野を駆け抜ける本物の走破性」を兼ね備える選択肢として、遊び心と冒険心を忘れないドライバーにとって魅力的な選択肢となることは間違いなく、2026年における「注目モデル」のひとつとなりそうです。
合わせて読みたい、関連投稿
-
-
ヒョンデの「本気」、メルセデス・ベンツGクラス対抗としてサイバーパンクな「ボウルダーコンセプト」公開。ラダーフレーム採用の本格オフローダー【動画】
Image:Hyundai | 現在、各社が「最後のブルーオーシャン」として狙っているのが「ラダーフレーム採用オフローダー」である | この市場に真っ先に名乗りをあげるのは「ヒョンデ」か 現在各自動車 ...
続きを見る
-
-
マッドマックスに出てきそう。レズヴァニがランボルギーニ・ウラカンをベースとしたオフローダー「デューン(Dune)」を発表。V10+スーパチャージャーにて800馬力へ
Image:Rezvani | ランボルギーニ・ウラカン・ステラートすら「生ぬるく」感じる世紀末的ルックスにてテイクオフ | この金額をためらわず支払える人にとっては「悪くない」選択である オフロード ...
続きを見る
-
-
ぶっ飛ばしてるなジェネシス。驚愕の1100馬力、砂漠の怪鳥「X Skorpio」を初公開。ラグジュアリーの枠を超えた“真のオフローダー”
Image:Genesis | 現在ジェネシスとヒョンデが「自動車デザインの中心」にあることは否定できない | 記事のポイント(3行まとめ) サソリの化身: 黒サソリに着想を得た、カーボン・ケブラー製 ...
続きを見る
参照:MINI











