>韓国の自動車メーカー

ヒョンデの「本気」、メルセデス・ベンツGクラス対抗としてサイバーパンクな「ボウルダーコンセプト」公開。ラダーフレーム採用の本格オフローダー【動画】

ヒョンデ ボウルダー コンセプト 静止状態 フロント

Image:Hyundai

| 現在、各社が「最後のブルーオーシャン」として狙っているのが「ラダーフレーム採用オフローダー」である |

この市場に真っ先に名乗りをあげるのは「ヒョンデ」か

現在各自動車メーカーが狙っているのが「メルセデス・ベンツ Gクラス」の独壇場である「ハードコアなオフローダー市場」。

すでにレクサスは「GX」でこれに対抗し、BMWやアストンマーティン、ランボルギーニも「ラギッドなオフローダー」の投入を考えているというウワサが出ては消えたりしているのが現在の状況ですが、当のメルセデス・ベンツは「ベイビーG(あるいはリトルG)」にて”G”ブランドを確固たるものにしようとしており、今後この市場は大きく盛り上がるのかもしれません。

Hyundai-Boulder-Concept-

Image:Hyundai

メルセデス・ベンツ「ベビーGクラス(リトルG)」は方針を転換し「EV専用」ではなくなる?ハイブリッド追加にて幅広いターゲットに訴求するもよう
メルセデス・ベンツ「ベビーGクラス(リトルG)」は方針を転換し「EV専用」ではなくなる?ハイブリッド追加にて幅広いターゲットに訴求するもよう

| 「デザイン次第」ではあるが、メルセデス・ベンツにとっては大きなヒットの可能性を秘める車種である | この記事の要約 方針転換: 電気自動車(EV)専用モデルと目されていた「ベビーGクラス」に、ハイ ...

続きを見る

記事の要約(ハイライト)

  • ヒョンデ初の本格ラダーフレーム:2026年ニューヨーク国際オートショーにて、ブランド初となるボディ・オン・フレーム構造のSUVコンセプト「Boulder(ボウルダー)」がサプライズ発表
  • 2030年までにピックアップ発売へ:このコンセプトは、2030年までに北米投入が明言された「中型ピックアップトラック」のデザインを予告するもの
  • 「Art of Steel」の美学:ヒョンデ独自の製鋼技術を活かした堅牢かつ彫刻的なデザインを採用。37インチの巨大タイヤが圧倒的な走破性を予感させる
  • 100%アメリカ魂:アメリカでデザイン、開発、生産され、自社製のアメリカ産鋼鉄を使用する「メイド・イン・USA」へのこだわり

ヒョンデの逆襲。軟派なSUVを卒業し、真の「冒険車」へ

ヒョンデ ボウルダー コンセプト 静止状態 サイド

Image:Hyundai

これまで都会的でスタイリッシュなクロスオーバーSUVで成功を収めてきたヒョンデではありますが、ついにこのボウルダー・コンセプトをもって「ハードコア」オフロード市場へ殴り込みをかけることとなり、ヒョンデによればこのボウルダーコンセプトは「デザインスタディではなく、トヨタ・ハイラックスやフォード・レンジャーといった強豪がひしめく中型ピックアップトラック市場、メルセデス・ベンツGクラスが独占する市場への参戦表明であり、ヒョンデがこれまで踏み入れたことのない”本格派”領域への第一歩」。

つまるところ、実際に発売される可能性が非常に高いコンセプトカー、というわけですね。


鋼鉄の芸術。「Boulder Concept」の注目スペックと特徴

「ボウルダー コンセプト」は、ジープやブロンコのような無骨さと、ヒョンデらしい洗練されたデザインが見事に融合しているクルマであり、様々な特徴を見ると、メルセデス・ベンツGクラスのみではなく、トヨタ・タコマ、さらにはランドローバー・ディフェンダー(これはラダーフレームではないけれど)など「ライバルを徹底的に研究し尽くした」装備を持つことがわかります。

そして以前のヒョンデであれば「それらの模倣」で終わっていたものの、しかしこのボウルダー・コンセプトは最新のヒョンデらしく「独自性を追加することで唯一無二の存在へと」昇華させているようにも思えます(つまり、ほかのクルマを買えないからヒョンデを買うのではなく、積極的にヒョンデを買う理由が与えられている)。

ヒョンデ ボウルダー コンセプト 静止状態 フロント正面

Image:Hyundai

外装・メカニズムの特徴

  • ボディ・オン・フレーム構造:高い牽引能力と過酷なオフロード走行に耐えうる、伝統のラダーフレームを採用
  • 37インチ・マッドテレーンタイヤ:圧倒的な最低地上高を確保し、どんな岩場も乗り越えることが可能
  • ダブルヒンジ・テールゲート:左右どちらからでも開閉可能な革新的なテールゲートを採用しすることで積載の利便性を追求
  • サファリ・ウィンドウ:ルーフに固定されたウインドウにより車内から大自然のパノラマを楽しめる
ヒョンデ ボウルダー コンセプト 静止状態〜リア

Image:Hyundai

インテリアと機能

  • 物理スイッチの継承:荒れた路面でも確実に操作できるよう、あえて直感的なノブやボタンを配置
  • デジタル・スポッター:難所での走行をガイドする、最新のリアルタイム・オフロードガイダンスシステムを搭載
ヒョンデ ボウルダー コンセプト〜インテリア

Image:Hyundai


開発の背景:なぜ今、ラダーフレームなのか?

ヒョンデ・モーター・ノースアメリカのホセ・ムニョスCEOは、「ボディ・オン・フレーム車両はアメリカの仕事と冒険のバックボーンだ」と断言しており・・・。

ヒョンデが掲げる「4つのルール」

  1. Designed in America(米国のライフスタイルに合わせたデザイン)
  2. Developed for America(米国の過酷な環境での開発)
  3. Built in America(米国工場での生産)
  4. Forged with U.S. Steel(ヒョンデ自社生産の米国産鋼鉄を使用)

つまり北米市場で最も収益性が高く、ファンからの忠誠度も高いトラックセグメントにおいて、名実ともに「アメリカのブランド」として認められるための戦略的な布石というわけですね。

ヒョンデ ボウルダー コンセプト〜インテリア

Image:Hyundai


競合比較:市場での立ち位置

ヒョンデがターゲットとするのはライフスタイル重視のユーザーからプロユースの牽引・運搬を求める層まで幅広く設定され・・・。

車種構造特徴立ち位置
ヒョンデ Boulder (市販版)ラダーフレーム最新技術×堅牢性2030年登場の期待の新星
トヨタ タコマラダーフレーム圧倒的な信頼性とリセール市場の絶対王者
フォード レンジャーラダーフレームターボエンジンの力強い走りハイテク系トラックの代表
ヒョンデ サンタクルーズモノコック乗用車ベースの快適性街乗り・レジャー向け

「サンタクルーズ」では物足りなかった層にとって、この「ボウルダー」の市販版はまさに待望の一台となりそうです。


結論:2030年、ピックアップトラックの歴史が変わる

「Boulder Concept」は、ヒョンデが「遊び心」と「本気度」を両立させた”ファンへのラブレター”。

まだコンセプトの段階ではありますが、(巨大グループならではの)自社で車体の素材であるスチールから作り上げるという垂直統合型の強みを活かしたクルマ作りは既存のメーカーにとっても脅威となるはずで、発売予定とされる2030年、アメリカの荒野を「HYUNDAI」のロゴを冠した武骨なオフローダーが駆け抜ける姿をYouTube上にて見ることができるようになるのかもしれません。

合わせて読みたい、ヒョンデ関連投稿

ヒョンデがカッコいい「コンセプト・スリー」発表。もうヒョンデのデザインが優れているということを認めざるを得ないだろう
ヒョンデがカッコいい「コンセプト・スリー」発表。もうヒョンデのデザインが優れているということを認めざるを得ないだろう

Image:Hyundai | 未来の小型アイオニックは「走り」を意識したホットハッチ風EV | いつの間にか韓国勢、中国勢は自動車業界のメインストリームに ヒョンデがドイツ・ミュンヘンで開催されたI ...

続きを見る

ヒョンデの高級ブランド「ジェネシス」よりマグマ GT コンセプト」発表。ついにスーパーカービジネスへと参入、GTレースへの挑戦も
ヒョンデの高級ブランド「ジェネシス」よりマグマ GT コンセプト」発表。ついにスーパーカービジネスへと参入、GTレースへの挑戦も

Image:Genesis | ヒョンデが「ジェネシス」を通じて長年の夢を果たす | ヒョンデはかねてよりスーパーカー業界への参入を標榜していたが ヒョンデのプレミアムブランド、ジェネシスがフランスの ...

続きを見る

ヒョンデ、新型「クレーター(CRATER)コンセプト」発表。未来的デザインと本格オフロード性能を備えたアドベンチャーSUV
ヒョンデがカッコいい新型「クレーター(CRATER)コンセプト」発表。未来的デザインと本格オフロード性能を備えたアドベンチャーSUV

Image:Hyundai | ヒョンデのデザインレベルが非常に高いところにあるのは否定できない | ヒョンデ クレーター コンセプト、オートモビリティ LA 2025で世界初公開 2025年11月、 ...

続きを見る

参照:Hyundai

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->韓国の自動車メーカー
-, , , , , , , ,