パガーニ・ゾンダ・レボルチオン(公道走行不可)がニュルブルックリンクを6分30秒で周回するという偉業を達成。
市販車ベースの車としてはもちろん最速です。
なお、パガーニとしてそれまで最速だったのは「ゾンダR(サーキット専用)」の6分48秒なので、18秒もタイムを短縮したことに。
ゾンダ・レボルチオンはチタンを織り込んだカーボン製のモノコックをベースに6リッターV12エンジンを搭載。
ウアイラはツインターボですがこちらはNA。
800馬力を発生し6速シーケンシャル・トランスミッションで後輪を駆動します。
各所にダウンフォース強化のためにエアロパーツが装着されますが、ダウンフォースがさほど必要ではない場面のためにF1同様のDRSも装着。
5台のみが生産され、価格は2億8000万円ほど(ゾンダRは15台の生産)。
ニュルブルックリンクでは競技用車だとポルシェ956で6分11秒のタイムがありますが、これは純然たるレーシングカーなので、市販車ベースの車として6分30秒はやはり驚異的といえます。
なお公道走行可能な車だとポルシェ918スパイダーが最速で6分56秒。
以下は現時点でのベスト5。
2.ポルシェ918スパイダー(9500万円) 6:56:08(2013)
3.ランボルギーニ・アヴェンタドールSV(5179万円) 6:59:73(2015)
4.日産GT-Rニスモ(1500万円) 7:08:68(2015)
5.グンペルト・アポロ(3800万円?) 7:11:57(2009)
ニュルブルックリンクのラップタイム最新ランキングTop40
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パガーニ・ゾンダ・レボルチオンのエキゾーストノートを収めた動画。
ミサノ・サーキットにおける「ウルトラカー・スポーツクラブ」主催のイベントの様子だそうですが、すさまじい音が出ています。
スーパーカー、ハイパーカーというとその消耗度合いや寿命が懸念の一つですが、なんとパガーニ・ゾンダで100万キロを走行した個体が存在。
これはプロトタイプ2で6リッターもAMG製M120エンジンを備え、392馬力を発生。
生産されたものでは最古のゾンダの部類だそうで、ニックネームは「LaNonnna」。
イタリア語で「おばあちゃん(イタリアでは車は女性名詞)」を意味するそうです。
今回この車両はオラチオ・パガーニ氏の60歳の誕生日を記念してフルレストアされたとのことで、新車と見違えるようなコンディションですね。