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ポルシェ・ボクスターの中古購入を考える(986/987/981)。986の2003年以降がお得か

投稿日:2016/04/03 更新日:

大好きなポルシェ・ボクスター。
なんといってもミドシップならではのバランスの良さが素晴らしく、ナーバスさとは無縁の手軽に乗れるポルシェだと思います。

そんなボクスターも1996年の販売開始から早20年を数えるに至り、世代も3つを重ねることに。

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第一世代の986は1996年から2004年、第二世代の987は2004年から2012年、第3世代の981は2102年から生産を開始し、2016年に「718ボクスター」へ名称を変えて現在に至ります。
実質的には水冷FRの968の光景ということになりますが、当時の台所事情もありポルシェ911(996)と多くを共有する外観で登場。

986は登場当初で2500CCの206馬力エンジン、2000年に2700CCの220馬力へとパワーアップし、同時に3200CCのボクスターSを追加。
2003年にはトップのウインドウがビニールからガラスになるなどの改良を受けています。
よって986を狙うのであれば2003年以降がオススメ。

中古相場を見ると1997-1998年モデルの2.5リッターだと100万円くらいから見つけることができ、「あのポルシェが100万円」で買えるわけで、かなりなインパクトがあります。
1999、2000、2001年辺りまではさほど相場が変わらず、180万円以下というところ(コンディションによるが中心は140-150万円)。
2002年でもそれはあまり変わりませんが、2003年モデルになると10~20万円くらい相場が上がる様子。

しかしそれでも100万円台前半~200万円以下なので、かなりお得といえ、986世代は年式によって大きく差がなく、最終世代でもまだ安く拾えるので「狙い目」かもしれません。

986世代は丸っこい感じで現代風ではありませんが、逆にそれが良い味を出しており、中古の安い個体(できればシルバー)を拾い、数十万円かけて内装をレッドに張り替えたりすると「非常に趣味の良い車両」に見えそうで、長く乗ることもできそうに思います。

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987では2700CCで12馬力、3200CCエンジンは3400CCとなり20馬力パワーアップ。
2007年のフェイスリフトでは2700CCは245馬力、3200CCは295馬力にまで向上。
2009年では2700CCの排気量が2900CCとなり+10馬力、3400CCは+15馬力。
また2009年にはティプトロニックがトルコン式ATからPDKに変更されたこともトピック。
987であれば、やはり2009年以降を狙いたいところですね。

中古相場を見てみると、2005/2006年式で250万円前後。
程度の良いものだと300万円を超えるものもありますが、まず300万円位内といったところ。
2007、2008と年式が新しくなるにつれて価格も10-20万円づつくらい上がるようですが、それでも程度の良い物は300万円ちょっと出せば拾えそう。

フェイスリフト後の2009年モデルですが、これは一気に価格が上がり300万円台後半に。
正直「けっこう高い」という印象が拭えませんが、これは981ボクスターの人気に引っ張られている可能性がある(981ボクスターの中古が高く、であれば987後期を、という人も多いと思われる)。

987は後期型だとLEDランプ等を装備しておりルックスが現代風。
見た目的にもさほどふるさを感じさせず、ホワイトやレッド、イエローの個体を購入してホイールをブラックにペイントし、サイドにブラックのデカールを入れたりしてリフレッシュすると楽しく乗れそうですね。

981になるとスタンダードモデルは2700CCに排気量ダウンするも265馬力、3400CCエンジンは345馬力にパワーアップ。
この時点でベーシックモデルは986世代の「ボクスターS」を超える馬力を獲得しているということになります。

981の相場はまだまだ高く、しかし2013年モデルの過走行車両だと500万円を切るレベル。
一方人気色で走行が少なく、オプションが多く装着された車両は600万円台と新車同様の価格をつけている場合もありますね(ポルシェは比較的オプションの価格が中古相場に反映されやすい)。

全体的にですが、世代が古ければ古いほど911そしてボクスターでもグレード間での共通パーツが増え、新しくなるにつれボクスター独自のパーツそしてグレード間での差異が大きくなる傾向に。
これはポルシェの懐事情とモデル戦略によるもので、新しいモデルは(ヒットするかどうかわからないので)過剰な投資を避けて既存モデルとなるべく共通化してコストを下げて発売し、ヒットしたらコストをかけてモデルごとの個性を強調しようという流れに則ったものと考えられますね。

ボクスター各世代の中古ですが、986を購入してクラシカルな外観を活かしたカスタムをして長く乗るもよし、987世代を購入して現代風カスタムを楽しむもよし、981世代で過走行車両を安く拾うもよし、という感じですが、ぼくとしては予算250万円くらいで「986の2003年以降を購入し、内装をリフレッシュして乗る」というのが「ポルシェライフを満喫できる」方法ではないかと考えています。

986と987は基本的に大きな差異はありませんが(987は986の延長線上にある)、入力に対するシャシーの許容量はけっこう変わっており、896購入の際は劣化も考慮してダンパーの交換やシャシーの補強は行いたいところですね。

 

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