| この戦いは永遠に終わらない |
VWが予告通りVWゴルフGTIの40周年記念として「GTIクラブスポーツS」発表。
ゴルフRとは異なり前輪駆動(ゴルフRは4WD)を採用し3ドアハッチバックにアグレッシブなエアロキット、19インチホイールを装着(タイヤはミシュラン・スポーツカップ2)。
内装ではレーシングシートやアルカンターラ巻のステアリング、ゴルフボール形状のシフター(マニュアル・トランスミッション)など数々の専用装備を持っているようですね。
とにかく軽量化に力を入れているようで後席の除去、オーディオ、センターコンソールまで取っ払うという徹底ぶり。
出力は310馬力で、これは新しい燃料ポンプ、エキゾーストシステム、専用ECUによって達成。
0-100キロ加速は5.8秒、とのこと。
なお当初の目標通りニュルブルックリンクのFF最速記録を更新しており、7分49,21秒(シビック・タイプRは7分50秒63)でニュルブルックリンク北コースを周回。
ここ1年ほどでFF車のニュルブルックリンクのレコードが一気に4秒近く短縮されたことになりますが、シビック以前のレコードホルダーであるルノー・メガーヌR.S.トロフィーRも何らかの挑戦を行ってきそうですね。
なおこのタイムは425馬力のBMW M4(7分52)、707馬力のダッジ・チャレンジャー(7分51)よりも速いタイムで、「驚異的」と言えます。
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フォルクスワーゲンがゴルフGTIの40周年記念として発表したゴルフGTIクラブスポーツSですが、英国ではその割り当て分がすでに完売となった模様。
ゴルフGTiクラブスポーツSはシビック・タイプRのタイムを書き換え現在FF最速の座についていますが、英国での割り当てはかなり多く150台となっています。
なおゴルフGTIクラブスポーツSの310馬力に比べてちょっと控えめな265馬力を発生するゴルフGTIクラブスポーツ・エディション40は1000台限定(価格はゴルフGTIクラブスポーツSの方が10%ほど高価)。
なお4WDのゴルフRは300馬力ですが、310馬力とはいえFFのゴルフGTIクラブスポーツとどちらが速いのかは気になるところ。
0-100キロ加速だとゴルフRは3.9秒、ゴルフGTIクラブスポーツSは3.8秒。
実際にサーキットを走った際にはゴルフRの4WDが有利なのか、果たして軽さと馬力に優れるFFのゴルフGTIクラブスポーツSが勝るのか、ということです。
ちなみにVWは日本では大きく販売を落としていますが、世界的に見るとほぼ販売は落ちておらず、日本以外の国はディーゼル不正事件をあまり気にしていないようですね。
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先日発表されたばかりのVWゴルフGTIクラブスポーツですが、早速その上位版にあたる「ゴルフGTIクラブスポーツS」が登場する模様。
310馬力を発生すると見られますが駆動方式はFFを引き続き採用、出力は4WDのゴルフRをも超えることになりますが、VWいわく「ゴルフ試乗、通常モデルでは最もパワフルな車としています。
あわせて「ニュルブルックリンクのFF最速マシン」になるだろうとしており、現在のレコードホルダーであるホンダ・シビック・タイプR(7:54,36)とルノー・メガーヌR.S. 275トロフィーRが争っている中に切り込むことになりますね(VW、は7分50秒台を狙う模様)。
ゴルフは一般道ではかなり速いという印象がありますがサーキットにおいてはタイムが追いつかないという印象もあり、ここで一発タイムをもって速さを実証してくれると面白いことになりそうですね。
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VWがゴルフ「クラブスポーツ」に2座のライトウエイト版を設定する模様。
通常のクラブスポーツをベースにツーシーター化する等で軽量化を図り、さらには出力も+20馬力向上させるとのことで、ゴルフRを超える動力性能を持つかもしれませんね。
同じグループのポルシェ911GT3にインスパイアされているとのことで、もしかするとイメージが地に堕ちてしまった現状を打開するために禁断の「ポルシェ風の外装」を身にまとうかもしれない、と考えたりします。
実現するとルノー・メガーヌRSトロフィーを凌ぐ過激な車になりそうですね。
関連投稿:VWゴルフGTIクラブスポーツが自己の持つニュルFF最速記録を上書き。その様子を動画で公開
VWゴルフGTIクラブスポーツSは今年4月にニュルブルクリンクにて「FF最速(7:49,21)」の座を奪取したばかりですが、10月にもニュルブルクリンクを再訪し、自身の持つ記録を塗り替えた模様(7:47,19)。
その様子は動画にて公開されていますが、約2秒短縮しており、この記録はなかなか破ることはできないだろう、という数字でもあります。
ただし来年あたりには新型シビック・タイプR(現行モデルは7:50,63)の登場、ルノー・メガーヌRSの登場が予定されており、これらは必ず「ニュルブルクリンクFF最速」を狙ってくることになりそうです。
なおVWによるとこの季節に再アタックしたのは「気温(8度)がタイヤ、エンジンの温度を最適に保ち、パフォーマンスを最大化するのにもっとも適しているから」とのこと。
今回のタイム、7:47,19はBMW M2の7:58よりもずっと速く、そう考えるとここ数年でFF車の性能は飛躍的に向上している、と言えそうですね。