■バイク/自転車 ■車/バイクの試乗記、展示会やイベントなど

400cc(Sixty2)も出た。大人気、ドゥカティ・スクランブラーはどうだ

2016/05/15

やたらと人気のドゥカティ・スクランブラー。
今年の春には車検不要(※修正:250CC超なので車検必要)、399ccの「Sixty2」が追加されています。
ドゥカティは昔から日本市場向けに400ccモデルを投入してくれていますが、このスクランブラーSIXTY2は899,000円と他のドゥカティに比べてかなり割安なモデル。

なおスクランブラーには「アーバン・エンデューロ」、「フル・スロットル」、「アイコン」、「クラシック」、「FLAT TRACK PRO」というモデルが他にあり、おおよそその名称から想像できる通りのコンセプトと外観を持っていますが、これらはいずれも803cc。
正直言うとぼく的には「フラット・トラック・プロ」が好みなのですが、維持費等諸々の問題を考えた場合、400ccがあればそちら(SIXTY2)を選びたくなるのが人情です。

というのも、ぼくにとってバイクとは「完全に見た目だけを求める」もので走行性能をほぼ求めていないというものでもあり、であれば維持費は安ければ安い方がいい、と考えています。
なおぼくは自動車(4輪)に関してはトルコン式のATは許容できず基本的にマニュアル・トランスミッションかデュアルクラッチを好み、積極的にギアを選んで車を走らせることを好むので、動力性能についても結構重視します。
一方バイクに関してはこれまで乗った中ではスクーターが非常に多いということを見て分かる通りに「オートマ」を積極的に選ぶ傾向があり、安楽さを重視するのですね(フルカウルについては格好いいなあ、とは思いますが乗ろうとは考えない)。

なおSIXTY2と他モデルの機能的な差はエンジンの他、フロントフォークとリアタイヤが大きなところ。
フロントフォークは同じ41mm径ですが803ccはカヤバ製倒立、399ccはショーワ製正立フォーク。 
リアタイヤは803ccでは180ミリ幅、SIXTY2は160ミリ幅。
なおリアフォークは803ccではアルミ、Sitxy2ではスチールとなり、そのためかエンジンが小さくなっても重量は数キロ程度しか差がないようです。
他にもブレーキは同じブレンボながらもSixty2では2ポットになったりホイールベースがちょっとだけ長くなったり、シートが2センチ低くなったり、ミラーが丸型になったり、USBソケットが省略されたりと小さい差はたくさんありますが、大きく分けるとエンジンのほかは「サスペンションとタイヤ」といった感じですね。

なお、ラポ・エルカーン氏率いる「イタリア インディペンデント」とのコラボモデルもありますが、こちらは限定で1,477,000円とかなり高価(それでもドゥカティとしては割安ですが)。
差額を考えるとSIXTY2を購入して自分の好みの通りにカスタムした方が良さそうでもあります。

スクリーンショット 2016-05-07 20.54.51のコピー

スクランブラーのカスタムはBMW「R Nine T」同様にかなり盛んで、ドゥカティ自体もカスタムを推奨していることもあり、様々なカスタム・スクランブラーが見られます。
下の画像はその例ですが、ここまでくるとフロントフォークまで交換しており(ちょっとストリートファイターっぽくもある)現実的ではないかもしれません。

現在のところ、ドゥカティ・スクランブラーSIXTY2を購入するのであれば考えているカスタムは下記の通り。
・フロントフェンダーを「フル・スロットル」、「FLAT TRACK PRO」に装着されている小さいものへ
・ナンバープレートを「FLAT TRACK PRO」同様の取り付け方法へ変更+リアフェンダーレス※リアフォーク形状が399ccと803ccでは異なるようで、これは難しいかもしれない
・ハンドルバーを低く
・タンクのカラー変更

なお、対抗馬としてはKTM「390デューク」。
文字どおり390ccのデュークで、こちらは完全なストリートファイター。
価格は592,000円とかなり安く、エンジンパワーは44馬力と4馬力(スクランブラーに比べて)高く、重量は139キロとスクランブラーに比べて30キロほど軽量。
そのためパフォーマンスは390DUKEの方が圧倒的に高いと思われますが、これは性格の違いであり単純には比較できないところ。
なお390デュークはインド製、ドゥカティ・スクランブラーはタイ製となります。

012116-ducati-scrambler-custom-6-revolution-f-633x388

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

-■バイク/自転車, ■車/バイクの試乗記、展示会やイベントなど
-, ,