502台のみ製造されたメルセデス・ベンツ190E 2.5-16V エヴォリューションIIホモロゲーション・スペシャルがカリフォルニアで販売中。
502台中の345番めで走行は17578キロ、価格は3000万円。
1989年にメルセデス・ベンツがE30世代のM3EVOに対抗したもので、195馬力の「190Eではもっともパワフルな」エンジンを積んでおり、0-100キロ加速は7.1秒。
なお190E 2.3-16Vはぼくが通っていた大学の教授が乗っていて、「もし阪神高速(環状線)でオレを抜けたら単位をやる」と豪語しており、当時出始めた国産ハイパワースポーツで何名か挑んだようですが、いずれも「まったく歯が立たなかった」という車でもあります。
よって、その2.5L版、かつエヴォリューションIIとなるとどれだけ速いかがわかろうというものですね(2.3-16Vはしげの秀一氏のあまり売れなかった超能力系マンガにも登場したような記憶がある)。
もちろんEVO IIがあるからにはEVO Iもあるわけで、EVO IIはEVO Iに対してより過激なルックスが特徴。
EVO IIは米国で新車販売されなかったそうですが、この度”25年ルール”をクリアして晴れて米国で販売されている、ということになります。
※25年ルールとは、「米国で新車販売されなかった車について、発売から25年以上経過しないと米国で販売してはいけない」というもの。日本のバブル期の車がちょうど25年ルールに対応する年頃で、そのためR32GT-RやフェアレディZ、スープラが米国に流れているとされる
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