ラ・フェラーリの塗装には品質上の問題がある?という動画。
ラ・フェラーリをディティーリングにて磨き上げる動画ですが、まずはボディをチェックしたところかなりの傷があり、その傷も多様なものが発見されています。
この車両が新車なのかどうかも不明ですが、オーナーとしてはちょっと不満であるようですね。
なお1990年までは実際のところこういった問題は多かったようで、1991年にルカ・ディ・モンテゼーモロ前社長がフェラーリCEOに就任した時にこの問題を解消するために尽力した模様。
その甲斐あってか現在は非常に高い品質を誇りますが、それだけにこのラ・フェラーリはちょっと意外ではありますね。
なおどんな車でも「無傷」というものはなく、それぞれの国に運んだ段階でそれなりの傷があり、それは各国で補修するのが通例です。
それを考えると、このラ・フェラーリのインポーターもしくはその下請けにも問題があるのかもしれません。
動画はパート1とパート2があり、パート1では傷、パート2では綺麗に磨き上げられた状態がわかります。
関連投稿:ランボルギーニ/フェラーリ運搬の様子。日本はやはり「おもてなし」の国か
ランボルギーニ・ウラカンそしてアヴェンタドール運搬の様子。
タイヤの固定方法が独特(日本では見たことがない)ですね。
日本においては、かつてホイールのスポークの間にベルトを通すのが一般的でしたが、最近では美しくペイントされたホイールが増え、その方法では傷がつくためにタイヤの外周にベルトを巻くのが一般的になってきました。
これを最初に導入したのは某大手陸送会社と言われますが、今ではかなり普及していますね。
ちなみにこちらはイタリアにて、フェラーリ488GTB運搬の様子。
ちょっとリアホイールのキズが心配ですね(養生はしていますが)。
なお、どちらの画像でもトレーラー横(端)のほうに段差というか衝立のようなものがありますが、日本においてはこの段差のないもの(幅広なスーパーカーが増えてきておりタイヤ/ホイールが当たる可能性があるので)が同じように増えているようです。
なお、スーパーカーはいろいろな意味で特殊であり、とくにシングルクラッチ搭載車は慣れない人が積車に載せたりショップに出し入れするだけでもクラッチを消耗しきってしまうことも。
ほかにも通常の車と同じようにホイールにベルトを通したり、ということもあるので、不慮のトラブルで車を積車に載せなくてはならないときは、極力メーカーのサービスを使用するのが無難だと思います。
カードやその他に付帯されるレッカーサービスだと、こういった車の扱いに不慣れな場合があり、思わぬトラブルを呼ぶことがあり、注意が必要です。
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アルファロメオ4Cのリアハッチに存在するパネルの段差。どの個体もある模様
アルファロメオ4Cのリアハッチ付近に存在する段差。
これを気にした人がアルファロメオ4Cの製造過程を記録した動画を確認したところ、やはり同様の段差を発見したとしており、どうも「仕様」と考えて良さそうです。
動画では丁寧に製造されるオートクレーブ製法のカーボンバスタブにはじまり、焼成後の誤差チェック、最終の組み付けから仕上げまでが収録されていますが、最終の仕上げの段階でも一番上の画像のように「段差」が確認でき、これはその男性のアルファロメオ4Cにある段差(下の画像)とも一致する模様。
なおイタリア車はこういったチリにはあまり気を使わないのか、ランボルギーニ・ガヤルドのリアハッチも左右でチリの幅が異なるなど、イタリアっぽいところが見られます。
ただ、それで車の魅力が失われるわけではなく、走行性能にも関係なさそうなので、「特徴」のひとつと捉える程度が良さそうですね。