ランボルギーニ・ウラカンを所有する(以前はガヤルドを所有していた)ユーチューバーが「ウラカンの気に入らない5つの部分」を動画でインプレッション。
納車以来毎日ウラカンに乗っており、現在走行距離は7500キロ程度で、「パフォーマンスと扱いやすさを併せ持った最高のランボルギーニ」と前置きをしながらの指摘です。
まず一つ目はガラスエンジンフード。
傾斜が緩やかなので雨が降ると水滴が乗って後方が見えなくなり、かつエンジンルーム内に入った水が蒸発してガラスが曇る、とのこと。これには全く同感です。
ただ、雨が降っているときに高速走行を行うと、ディフューザーが巻き上げた水しぶきで後方が真っ白になるので、このウインドウが曇ろうが曇るまいがどのみち後方視界はほぼゼロに。
2つめはバックカメラ。
カメラの価格と品質がバランスしていないとのことで(日本だとパーキングセンサーと一緒でオプション価格33万円くらい)、カメラ内に表示されるライン(駐車時に参考にするやつ)も頼りにならない、というコメントです。
ぼくも自分のウラカンにカメラを取り付けていますが、価格が高い以外はさほど不満はなく(レンジローバー・イヴォークのカメラのほうがイマイチだった)、とりあえず満足しています。
ただ、これからウラカンを購入する場合は社外品のカメラを検討したほうがより安価で映りの良い製品が手に入るのは間違いないと思います(ぼくは美観にこだわって純正品を選んだので後悔はありませんが)。
3つ目は「小物を置くスペースがほぼ無い」こと。
ウラカンの小物入れはセンターコンソール裏、ドアポケット、アームレスト、グローブボックスあたりですが、多くの人はセンターコンソール裏に携帯電話などを置くと思います。
ただ、この場所が結構遠くてちょっと手を伸ばしただけではものを置いたり取ることができず、また深さもないのでコーナリング中にGがかかるとここへ置いたものが飛んでいってしまう、とユーチューバー。
実際に飛んでいったスマホがペダルの裏に入って危ない思いをしたことがあるようですね。
たしかに「ものを置くところが少ない」のはぼくにとっても不満のあるところですが、もともとドリンクホルダーすら無い車ですので、これはランボルギーニの考え方だと納得するしかなさそうです(ランボルギーニに限らずスーパーカーはものを置くところが少ない)。
4つ目はフロントトランクの狭さ。
彼が以前に所有していたガヤルドに比べても圧倒的にウラカンのフロントトランクは狭いとのことですが、たしかにトランクの狭さは驚異的(たぶんアヴェンタドールよりも小さい)。
冬だと脱いだ上着を(二人乗車だと)車内に置くこともできずに一人分はトランクに入れる必要が出てくると思いますが、その際に大きなバッグを持っていると完全にキャパオーバー。
なおユーチューバー氏によるとフェラーリ488GTBはウラカンの50%増しの収容スペースがある、とのこと。
5つ目はメーターの表示。
ウラカンにはフルデジタルの「バーチャルメーター」が装備されますが、これは毎回乗車の都度「デフォルト」に戻ります。
加えてウラカンにはドライビングモードとして「ストラーダ」「スポーツ」「コルサ」があり、後ろへ行くほどスポーティーになりますが、ユーチューバー氏はほとんどをスポーツ以上のモードで乗っている、とのこと。
そしてウラカンのメーターはスポーツモードに入れようともデフォルト表示が「左に小さなタコメーター、右にインフォーメーション」のままなのですが、スポーツ走行時にはタコメーターをフル画面表示にして乗りたい、というのが氏の主張。
もちろんスイッチで切り替え可能なのですが、「毎回」手動で切り替えるのは面倒で、かつ気分を削がれるということです。
これについてもよく理解でき、せめて前回乗車時の表示を記憶していてくれればなあと思いますし、欲を言えばモードが変わるとよりメーター表示も攻撃的なものになると良いですね。
ユーチューバーの乗るランボルギーニ・ウラカンが故障。
幸いにも事故に繋がるものではなかったようですが、ブレーキラインに異常があったようです。
ブレーキラインとキャリパーとを繋ぐ部分がおそらく緩く、ここからブレーキフルードが漏れた、というもの。
動画では漏れたフルードがキャリパーやホイールの表面を侵食している様子がわかりますが(ブレーキフルードは塗装を剥離させるので要注意)、ちょっと心配なトラブルですね。
ブレーキのタッチがスカスカになったことからトラブルに気づいたようですが、過去にもウラカンがサーキット走行中にコーナーを曲がれずに直進する動画があり、オーナー曰く「ブレーキが効かなかった」とのこと。