ポルシェが9:11マガジンWEB版動画の第二回を公開。
今回は医師でもあるエリック・ブランデンバーグさんが登場し、彼が愛する911のラリー仕様、そして走ってきたラリーについて熱く語っています。
動画ではこれまで「20~25台も911のラリーカーを作ってきた」と語る彼の情熱が語られ、最後の方ではポルシェのヒストリックカーも紹介に。
ポルシェが911マガジンを動画で公開。第一弾はボディカラーとトランスアクスル
なお911のラリー仕様のファンはけっこう多く、世界中にはこんな人やカスタムカーが存在します。
プロのレーサー、Leh Keenさんが改造したポルシェ911”サファリ”。
これはキーン・プロジェクトと名づけられ、1984年のダカール・ラリーで優勝した911をイメージしたものだそうです。
なおこの個体はいくつかあり、今回登場したのはナンバー4で、オーナーはMichael Pollockさん。
ベースは1991年の911カレラ4ですが、彼はこの911を2015年に購入。
フェラーリなどスーパーカーを販売する仕事をしているそうですが、「毎日乗れる車」としてポルシェを選んだそうです。
その後にポルシェ・クラブ・オブ・アメリカの会報誌にて911をラリー仕様に改造するLeh Keenさんを知りカスタムを依頼したとのことですが、内外装やルーフ上のラックなどはMichaelさんのアイデア、とのこと(ボディカラーはリビエラブルー)。
特徴的なライトポッドはキーン・プロジェクトのオリジナル製品で、ガードバーやスキッドプレートは汎用品、ルーフラックはレプリカ、とのこと。
内装もカスタム済み。
オリジナルのレザー内装を利用しながらもファブリックに張り替えているそうです。
アクセルペダルやシフトノブが独特ですね。
ポルシェは実際にラリーにも出場してこういったオフロードテイスト満載のレーシングカーもあったわけですが、今では(カイエン発表時以外)それを強調することはなく、911=オンロード、というイメージを徹底していますね。
もちろん過去にはワークス体制でも参戦しており、1968年にはモンテカルロ・ラリーを制するなど輝かしい戦績も残しています。
その意味では現代においても911のオフロード版を発売してもいいのでは、と思うことも。
なお現在ポルシェに占める911の割合は15%で、逆にSUVが半分以上を占めており、911”サファリ”を発売すれば、SUV人気に便乗して911の販売も伸ばせる(911比率を回復できる)んじゃないかとも考えています(ポルシェ内”オフロード比率”は上昇してしまいますが)。
ポルシェ911を「サファリ」仕様に改造した男現る。車高を10センチ上げて林道を攻める動画
1981年製のポルシェ911をリフトアップし、ダートを走る猛者が登場。
エンジンは204馬力の3リッター空冷、トランスミッションは5速MTのままにトラベルの大きなショックを装着して車高を上げ(約10センチ)、トーションバーの設定も変更。
さらにはドライビングランプやスキッドガード、マッドフラップも装着し、ミラーもコンパクトなものへと交換しています。
動画を見ると林道を自由自在にドリフトしながら車体をコントロールしており、非常に楽しそうですね。
ポルシェのワークスドライバー、パトリック・ロングがドライブした本物のラリー用ポルシェ911がオークションに。
1985年製で75000マイルを走っているとのことですが、画像からはそう見えないほどの美しさを保っていますね。
なお予想落札金額は1100〜1700万円と見られ、収益はがんの研究を行う機関へ寄付される、とのこと。
2年ほど前にポルシェが「911サファリ」を発売かという噂が流れましたが、できればラリーテイストの911も見てみたいものだ、とは思います。
Kelly-Moss MotorsportsとStone Brothers Garageによるポルシェ911のカスタムカー、「ポルシェ911サファリRS」。
グレーのボディカラーもいいですが、レッドの縁取りがついた大型フォグランプやガード類、マッドフラップなどが雰囲気満点。