2台しか製造されなかった、特殊なランボルギーニ・カウンタックのうち一台がオークションに登場予定。
これはランボルギーニの工場にて内装に「金メッキ」が施された個体で、1987年の製造となっています。
ボディカラーはホワイト、ホイールのカラーもホワイト、インテリアカラーもホワイト。
ただしインテリアについてはあちこちのパーツに「金メッキ」が施される、という特別仕様。
最初はアメリカに納車され、その後は日本のコレクターに売却。
のちにオランダのコレクターがこれを買い取り、新車同様のコンディションにレストアした、とのこと。
レストアにあたってはエンジンを一旦おろして全てのパーツを分解し、ボディは金属地金から再処理を行い、内装の金メッキについても再度メッキを行うなどの徹底ぶりで、現在はまさに「新車同様」。
モデルとしては「5000QV(クワトロバルボーレ)」、エンジンは5リッターV12、出力は450馬力。
「2台製造された」とのことですが、もう一台の行方や、そもそも誰がどういった経緯で「金メッキの」カウンタックを発注したのかは気になるところ。
おそらくオークションにおいて落札価格は最高で7000万円に達するのでは、と見られています。
メーターパネル、シフトゲート、シフトレバーなどの金メッキが確認できますね。
エンブレムも金メッキ。
スイッチ類も金メッキ。
ボルト類も金メッキ。
ドアインナーハンドル。
サイドシルも金メッキ。
ドアを開けた時にいきなり目に入る部分でもあり、「おお」と驚く部分ですね。
金メッキというと下品になりがちですが、このカウンタックはホワイトの内外装と組み合わされ、非常に上品だと思います。
VIA:Motor1
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ついに出た、という感じの金メッキを採用したランボルギーニ・アヴェンタドール。
オーナーはカタールで、カスタムを手がけたのはドバイのデザインオフィスとのこと。
ゴールド(貴金属の)を内外装のアクセントとして使用しており、豪華絢爛な仕上がりですね。
予想レンダリング?とはやや異なり、ホイールやエアインテークには金メッキではなくゴールドの塗装が用いられているようですが、それでも細部には民族っぽい柄が入るなど相当な手間がかかっていることがわかります。
横に立つのはオーナーさんかと思いますが、なんともノーブルな雰囲気ですね。
なお、この車両はカタールの国家記念日に使用されるようで、過去にも何度か中東の国の記念日に使用される車両を紹介していますが、彼の地では盛大に祝うようで、それに向けてのカスタムが多く見られます。
ただでさえ希少なカウンタックをZR AUTOがカスタム。
しかしながら下品ではなく非常にシンプルかつクールにまとめられた一台です。
ボディカラーはバイビーブルーで、そこにマットシルバーを組み合わせ、ホイールもシルバーとブルーのツートンに。
エンジンカバーもボディ同色に塗られ、排気系はクイックシルバーに換装されています。
内装は明るいブラウンですが、これはボディカラーに非常によく似合っていますね。
ちょっと意外だったのは、グリルやフェンダーなどのチリがきっちり合っていること。
ぼくが以前に見たことのあるカウンタックはいずれもこのあたりが隙間があったりと今ひとつだったのですが(製造の問題というよりも経年劣化によって金属部と樹脂部との差異が出てきたものと思われる)、ここまでこだわるオーナーさんですので、レストアの際にしっかりとパーツのチリを合わせたのかもしれません。
こういった希少なヒストリックカーはノーマルで乗るべきであると常々ぼくは考えていましたが、このカウンタックは非常に素晴らしく、深い愛情が注がれていることが一目でわかるもので、認識を新たにする必要がありそうです。
オーナーさんはランボルギーニのコレクターとのことで、このカウンタックは彼の意向が十分に反映され、トランスミッションなども含めてリビルトされているとのことで、非常にコンディションは良さそうですね(乗るのがもったいないくらい)。
彼はランボルギーニをより現代風に、そしてプロダクションモデルでは生産されたことのないカラーで、かつ誰も行ったことのないカスタムを行いたかったとのことで、このホイールの塗り分けはたしかに今っぽく、カウンタックなどクラシックランボルギーニでは見たことがない手法です。
オーナーさんはこのカウンタックを日常的に乗る予定とのことで、これほどクールなカウンタックを、しかも日常的に乗れるのは羨ましい限りです。
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