ランボルギーニ・セールスレディ兼ユーチューバーのヘザー・ボーレンタインさんが新たな動画を公開。
今回はウラカンの納車ですが、なんと「現金で」ウラカンを購入した顧客。
色々な事情で「現金でないと」購入できない人、「現金でしか」購入したくない人などがいると思いますが、やはりキャッシュで購入、というのはインパクトがありますね。
時々ネット上で「現金での購入の方がいいのか、ローンでの購入の方がいいのか(得か損か)」という話が出てきますが、これはまさに状況次第。
ディーラーの財政状況によって、例えばキャッシュフローに優れないディーラーであれば、また在庫車(仕入れ済みで支払済み)であれば現金で購入した方がディーラーは助かるかもしれません(すぐにでも現金が欲しい)。
また、資金が豊富なディーラーであれば、ローンを組むことで得られるインセンティブ(ローン金利の中からいくらかディーラーにお金が戻ってくる)を期待して、ローンの方が助かると思われます。
これが「現金よりもローンでの自動車購入が好まれる」理由となり、時に自動車ディーラーが強くローンを勧めてくる理由でもあります(ローン件数のノルマがある場合も)。
例えば300万円のローンを組んだ時の「ローン手数料」の中から一定のお金をディーラーが(ローンを提供する会社から)もらえるとすれば、そのお金を値引きの原資に当てて販売を強化することもできます。
この金額が「30万円」だったとすると「20万円」値引きをしても10万円は手元にお金が残ることになり、しかしユーザーは「20万円引いてもらえた」ということで満足するかもしれません。
※ローンを組む場合、その項目をチェックしてみると「手数料」なる項目があり、これはローンを組んだのちに繰り上げ返済しても返ってこない。つまり「金利」とは別の性質を持った存在
ですが「現金購入」だと当然このインセンティブはなく、値引きをするとなると、本来車を売って得られる「利益」からディーラーは値引き分を抽出せざるをえず、となるとディーラーは「値引きをしたくない」となるわけですね。
世界的に見て自動車会社が「金融会社」を持つ例があり、これは上述のように資金をうまく活用するという意味において効率的なのかもしれません(どうせ消費者がローンを組むのであれば、自社が直接お金を貸して金利収入を得た方が良い)。
ただ、値引きが得られるからといって不要にローンを組むと金利や上述の「(分割)手数料」などを支払うことになり、それだと本末転倒。
ディーラーがローンによって得られる収入は「購入者が支払う金利+手数料』を超えることは理論的になく、となると購入者が得られる値引きも「支払う金利+手数料」を超えることはないはずで、となると「現金で支払えるお金を持っている場合は現金で支払った方が良い」という理論も成り立ちます。
話が逸れましたが今回のヘザーさん。
いつも通り自宅を公開していますが、これがなかなか楽しそうなつくりや内装となっており、相当な所得があることがわかります。
収入源はランボルギーニのセールスのみではないようですが、海外では多くの売り上げを誇る女性のセールスさんも多いようですね(ブガッティの世界ナンバーワンセールスも女性)。
https://www.youtube.com/watch?v=AejHQgKWkZ8