![デロリアンにホンダ製エンジンをスワップした「ホンデロリアン」誕生。4気筒化によって重量バランスが改善しパフォーマンスも向上することに【動画】](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2024/01/DeLorean.png)
| ホンダの「K24」エンジンは名機としての誉れが高い |
これまでにもフェラーリやポルシェなど数々のスポーツカーに移植されている
さて、デロリアンDMC-12はその奇抜なルックスの割に動力性能が「今一つ」でもあり、それは搭載されるエンジン(2.8リッターV6)が130馬力しか発生しないこと、そしてトランスミッションに3速ATを採用していることなどが挙げられます。
そのため多くのデロリアンユーザーが(手に入りやすい)シボレー製V8エンジンへと換装するという道を選んでいるわけですが、今回紹介するのはなんとホンダ・アコードやアキュラTSXに積まれるK24エンジン(2.4リッター直列4気筒)へと換装したユーチューバー。
なお、このカスタムカーについては「ホンダ」と「デロリアン」をかけて「ホンデロリアン」と命名されているようですね。
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たしかにホンダのK24エンジンは「悪くない」選択である
なお、このホンダのK24エンジンは信頼性、そしてチューニング耐性が高いことで知られており、このエンジンをスワップ対象として選ぶ例も少なくはなく、過去にはフェラーリやポルシェにこれを搭載した例も。
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そしてこのデロリアンDMC-12の外観は「比較的普通」ではあるものの・・・。
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リアフードの下のエンジンカバーを開くと・・・。
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ホンダのK24エンジンが収まっています。
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ユーチューバー氏によれば、もともとのK24エンジンの出力は200馬力(それでもオリジナルのエンジンに比較すると大幅なパワーアップでもある)、しかしプレシジョン製6062ターボチャージャーをドッキングさせることで400馬力(レース用のE85フューエルを使用すれば450馬力)を発生する、とのこと。
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そしてフロントフード内にはカスタム燃料タンク。
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このデロリアンDMC-12のカスタムにおけるもうひとつの目玉、「6速マニュアル」。
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エンジンスワップによってそのパフォーマンスは大きく向上
なお、このエンジンスワップにより(ターボ追加にもかかわらず)車体後部の重量がいくぶん軽くなるとのことで、さらにはサスペンションにも手が入ることにより大幅にドライバビリティが向上するもよう。
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デロリアンDMC-12はリアエンジンという特殊なレイアウトを持ちますが、ロータスの設計によるXボーンフレームを持っているために素性は「悪くない」ものと思われ、重量バランスの改善、そして現代的なサスペンションのセットアップによって乗り心地含め全域に渡ってアップグレードがなされていると考えて良さそうです(実際のところ、運転している様子を見てもかなり楽しそうだ)。
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そしてボディパネルはおなじみステンレススティール。
かなり状態が良さそうですが・・・。
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これはスチールタワシによってメンテナンスを行っているからなのだそう。
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参照 / Photo:HondaPro Jason