テスラは「モデルS」でも品質問題が指摘されている
何かと話題のテスラ・モデル3。
発表当初はそのとんでもない数の予約を集めたことに始まり、その後生産が追いつかずにテスラの業績を圧迫したこと、そして最近だとついに生産が軌道に乗ってテスラの利益に大きく貢献しそうなことなど。
一方で常につきまとうのが品質問題であり、モデル3含めてテスラはたびたびそのプアな品質を指摘されています。
今回もまたその品質について「問題あり」とユーチューバーが指摘。
どういった問題があるのかをここで見てみましょう。
チェックしたのは納車されたばかりの新車
今回、ユーチューバーEngeneering Explained氏が紹介するのは走行距離21マイル、つまりデリバリーマイレージだけの「新車」。
ですがボディ表面を確認してみるとこんな感じで異物混入やスクラッチ、色ハゲなど塗装品質には大きな問題が。
それも一箇所や二箇所ではなく「到るところに」こういった症状が見られます。
そして各パネルやパーツの位置が「合っていない」ことについても指摘。
これも一部だけではなく全体に見られる現象です。
そしてパネル間のギャップも一般的なクルマに比較してかなり大きいようですね。
その数値を計測し、各パネルとの隙間を計測してみると、「隙間が大きい」だけではなく「すべての隙間の数値が違う」。
「フロントフェンダーとフロントドア」「フロントドアとリアドア」「リアドアとリアフェンダー」の3箇所を計測すると大きな差があることがわかり、最大では左右で1.2ミリもずれていることが判明しています。
参考用に計測したスバル・クロストレック(XV)はその差最大でも0.6ミリ(モデル3の半分)。
テスラ・モデル3の問題は外観だけではない?
そして別のユーチューバーが公開した動画がこちらで、「納車されたモデル3が、同じ問題で3度も走行不能になった」というもの。
トラブルの内容はすべて同一で、「Dレンジに入らない」というものですが、最初のトラブルに対してテスラは「充電ポート、ECU」を4日かけて交換。
しかしまた同じ問題が発生し、テスラは3日かけてパワーコンバージョンシステムを入れ替えるものの、また同じトラブルが。
その後また入院となり、「グラウンドボルトの緩み」を改善されて(1日で)戻ってきたそうですが、それ以来問題は出ていない、とのこと。
ちなみに3度めの問題が出たときにテスラはこのオーナーをディナーに誘い、(テスラの)キーホルダーをくれたようですね。
こういった問題が報じられるものの、一方で「全く問題なく」高いパフォーマンスを発揮するモデル3がいるのも事実。
つまりは品質のバラツキが大きいということにありそうですが、「ハズレ」の個体にあたってしまうとちょっと嫌だなあ、という感じですね。