｜ テスラは追いかけてくる同業他社を大きく引き離した ｜
とにかく話題のつきないテスラ・サイバートラックですが、今回はCGアーティスト、JON SIBAL氏によるレンダリングが登場。
これはサイバートラックを「レーサー」風にバーチャルカスタムしたもので、フロントにはスポイラー、前後オーバーフェンダー、リアにはスポイラーを装着。
サスペンションはローダウンされ、ディープリムなホイールが装着されていますね。
さらにはボディ表面のテクスチャが「ステンレス」から「ブリキ風」に。
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自動車史上、サイバートラックほど議論を巻き起こしたクルマはない
サイバートラック発売前にも様々な「予想」レンダリングが公開され、しかし実際に登場したのはそれらよりも「はるかナナメ上」のデザインで登場することに。
このデザインは映画「ブレードランナー」にインスパイアされ、かつテスラCEO、イーロン・マスクCEOの大好きなロータス・エスプリのデザインを取り入れたと言われています。
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どう見ても一般的に想像できる「自動車」のデザインを逸脱しており、多くのメーカーがリリースする「流線型のラインを持つ」コンセプトカーとも異なる様相を持っていて、「え？このまま発売するの？」「なんかの冗談？」という印象も受けますが、テスラとしては至って真面目で、本当にこのままのルックスで発売する模様。
そして発表されるやいなや多くのレンダリングアーティストの餌食になり、シングルキャブ風、スポーツカー風、ワゴン風など様々な作品がネット上を賑わせることに。
さらには多くの人々がネガティブな反応を示すも、予約受注そのものは一貫して増え続け、結局のところ「みんな、こんなクルマがほしかったんだな・・・」という印象も受けています。
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これはかつてスティーブ・ジョブズが「顧客は、欲しい物を目の前に出されるまで、何が欲しいかを自分でも理解していない」と語ったのと同様で、イーロン・マスクCEOはまさに「潜在的需要を形にしてみせた」のかも。
そしてネガティブな反応を見せる人々についても、マザー・テレサが「好きの反対は”嫌い”ではなく無関心」と述べたように、今現在、サイバートラックを叩く人々もなんらかの興味をサイバートラックに対して持っているからこそ、それについてアクションを起こすのかもしれません。
加えて、誰も真似してこないような（マネすると一発でコピーだとわかる）デザインを持つだけに、テスラをベンチマークしている企業に対しても「格の違い（マネしようとしても無駄）、そしてテスラを超えることは不可能だということを見せつけた」形になったと言えそうですね。
ちなみにこちらは同じくJON SIBAL氏によるサイバートラックの「HOONITRUCK（フーニトラック）」風レンダリング。
つまるところ、ケン・ブロックがテスラ・サイバートラックをカスタムしたらこうなるだろうということになりますが、ケン・ブロックだけに本当にやってきそうで（パートナーであるフォードの手前、ケン・ブロック自身でそれができなくとも、HOONIGANのメンバーの誰かがカスタムすると思う）。
ちなみにこちらはテスラ・サイバートラックのエアロダイナミクスを解析した動画。
こう見えても一般的なトラック（フォードF-150、ラム）に比較するとずっと優秀である、という内容です。
VIA:JON SIBAL, Boats and Engines