米巨大掲示板にてもっとも人気があるEVは「テスラ・サイバートラック」！なお同掲示板ユーザーの平均年齢は23歳、テスラオーナーの平均年齢は50歳オーバー

｜　つまり、テスラはサイバートラックの発売によって一気にブランドが若返る可能性がある　｜

そして今回の「人気ランキング」にはメルセデス・ベンツ、BMWの姿が見られない

今回新しくなされた調査により、「米画像掲示板レディット（Reddit）にて、もっとも発売が待望されている電気自動車はサイバートラックである」という結果が明らかに。

この調査を行ったのはジョン・クラーク・モーター・グループなる機関であり、レディット上での電気自動車にかかわる投稿を分析してランク付けを行ったそうですが、注目すべきは（今回の調査とは別の調査でわかっている事実として）「レディットユーザーの平均年齢は23歳であり、しかしテスラオーナーの平均年齢が50歳以上である」ということ。

テスラはユーザーの「若返り」に成功する？

これは非常に興味深い事実だと捉えていて、ここから推測するに、テスラはサイバートラックを実際に発売したのち、「そのユーザーの若返り」に成功する可能性がありそうです。

現在多くの自動車メーカーやブランドが顧客の若返りに苦戦しており、メルセデス・ベンツやベントレー、BMWはオーナーの平均年齢が50台後半から60歳くらいだと言われ、なんとかしてこの若返りを狙っていると言われます。

なお、ユーザー層の平均年齢を下げることで得られる効果は「若い人がそのブランドのファンになれば、継続して乗り継いでくれる可能性が生まれる」ということで、つまりは安定した売上と成長が見込めるということに。

この現象はディズニーや宝塚（ハローキティもそうだと思う）にて顕著であり、ファンの年齢が高齢化しようとも、その子供と一緒にそれらキャラクターに親しむことで、また子供もファンになり、そしてその子供も同様に、といった感じでブランドの礎を作ってくれることになります。

しかしその一方、ファンが老朽化し、あたらしい顧客が入ってこないとなると、老朽化した顧客が「お金を支払うことができない状態に」なってしまえば、そういった顧客たちとともにブランドも老衰してしまうわけですね。

よってブランドとしては、常に新しい顧客を呼び込む必要があり、それが「老舗がストリートブランドとコラボしたり、若者に日和ったデザインを取り入れる」理由であるということに。

少し話は逸れましたが、テスラはサイバートラックの発売によって大きく客層を入れ替えることに成功する可能性があって、そしてこの後の「25,000ドルの」安価なEVの発売にてさらに若い顧客層を手に入れることができると考えてよく、この面においても、ほかブランドに比較して有利だと考えていいのかもしれません（これを狙ってサイバートラックを発売したのだとしたら感服するしかない）。

レディットにて人気のEVはこんな感じ

そこで今回「レディットにて人気」とされるEVの順位を見てみると以下の通りであり、意外なのはサイバートラックの次に「デロリアン アルファ5」が入っていること。

このあたり、デロリアン（DMC-12）がカルトカー化していること、ある意味でサブカルチャーの象徴となっていることが影響しているのかもしれません。

いずれにせよ「話題になる」ことは非常に重要であり、このリストにはメルセデス・ベンツやBMWのEVが入っていないところからも、それらブランドが「若者から支持を得ていない」ということがわかりますね。

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参照：John Clark Motor Group