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日産、アウディ、テスラ、ベンツなど6台のEVを集めて「バッテリー残量がゼロになるまで」サバイバルレースを行ったら?やっぱりテスラは優秀だった【動画】

日産、アウディ、テスラ、ベンツなど6台のEVを集めて「バッテリー残量がゼロになるまで」サバイバルレースを行ったら?やっぱりテスラは優秀だった【動画】

| テスラはなにかと品質や仕上げに関する問題が報じられるものの、EVの基本的な性能に関しては驚くほどクレームが少ない |

意外ではあるが、メルセデス・ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲンの効率はよろしくないようだ

さて、いつもはドラッグレース動画を中心に公開するCarwowですが、今回は趣向を変えて「EVの航続距離がどの程度なのか、満充電からバッテリーがゼロになるまで走ってみた」という動画を公開することに。

EVにはつねに「走行距離」「充電」という問題がつきまとい、そもそもメーカー公称値を信じていいのかどうか、そして渋滞やエアコンの使用状況などで航続可能距離が刻々と変化すること、さらには充電施設まで走れるかどうか、加えて充電にかかる時間など、とにかくEVの運転は「不安との戦い」でもあり、これが購入を妨げている大きな理由であるとも考えられます。

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サバイバルレースに参加したEVは6台

そして今回のサバイバルレースに参加した電気自動車は「アウディA4 E-Tron スポーツバック」「ジェネシスGV60」「メルセデス・ベンツEQA」「日産アリア」「テスラ・モデルY」「フォルクスワーゲンID.Buzz」の6台。

EV-Range (4)

公平を期すために同じ場所から6台が一斉にスタートし、同じ速度、同じルートにて走行を行うわけですね。

EV-Range (5)

コースは主に高速道路のようですが、もちろん一般道や渋滞もあり、実際の使用に近い環境だと言っていいかもしれません。

EV-Range (7)

バッテリーが尽きるまで走った結果はこうなった

そしてそれぞれの6台はバッテリー残量がなくなるまで走り続けるものの、このあたりは自動車メーカーによって「残量ゼロ」の捉え方が異なるかもしれず、あるメーカーは余裕を残しつつゼロと表示するかもしれませんし、またあるメーカーは完全にバッテリーがなくなった状態をゼロとするのかも。

よって、このあたりのロジックによって「数キロ~十数キロ」程度の誤差が生じる可能性もありそうです。

EV-Range (2)

そこで最終的な結果がこちら。

もっとも長い距離を走ることができたのはテスラ・モデルY、次いで日産アリア、ジェネシスGV60、アウディA4 E-Tron スポーツバック、メルセデス・ベンツEQA、フォルクスワーゲンID.Buzzといった順です。

ただしそれぞれバッテリー容量が異なるので、バッテリー容量1kWhあたりの走行距離、つまり「電費」にしてみるとテスラ・モデルY、次点はジェネシスGV60、日産アリア、アウディA4 E-Tron スポーツバック、メルセデス・ベンツEQAが同一、そして最下位はフォルクスワーゲンID.Buzz。

メーカー公称値に対する「現実的な走行距離」達成度だと日産アリアがトップ、そしてテスラ・モデルY、フォルクスワーゲンID.Buzzとメルセデス・ベンツEQAが同じで、最後はアウディA4 E-Tron スポーツバックという順番です。※ここにトヨタ/レクサスのEVが入っていたら”惨敗”だったと思う

EV-Range (3)

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つまりはテスラが圧勝となっており、これはさすがにもっとも経験が豊富だからだとも考えることができますが(テスラは他のテストでも優秀な数字を記録している)、その一方、それほどEVに関して実績のないジェネシス(ヒョンデの高級ブランド)はけっこう優秀、そして「リーフ」にてノウハウを蓄積した日産もなかなかのレベル。

一方、アウディ、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンは「今一つ」な結果となってしまい、とくにIDシリーズはバッテリーの劣化が早いという報道もあるので、1年後に同じ車両を使用してテストを行った結果はまた「興味深い」ものとなるのかも。

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なお、仮にバッテリー容量が同じであり、駆動方式や車体重量が同じであったとしても、自動車メーカーが異なれば航続可能距離が大きく変わることも珍しくはなく、それは「バッテリーやモーターの制御技術に差があるから」。

バッテリーから最大性能を引き出すための温度管理、回生ブレーキの活用方法に差異があって、たとえば多くの自動車メーカーが取り入れる「ワンペダル」ドライブにつき、ポルシェは「無駄そのもの」だと断じ、これを排除するという制御を行っています。

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参照:carwow

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