テスラ・サイバートラックは雪には弱かった。わずか10台しか納車されていないのに雪上でスタックするサイバートラックが多数SNSへと投稿される【動画】

｜　クルマのトラクション性能ではなく、装着されるタイヤに問題があるという説が濃厚だが　｜

それに加え、サイバートラックには雪に対して「弱い」条件がいくつかある

さて、テスラ・サイバートラックは高い悪路走破性ばかりか「ボートにもなる」という触れ込みにて発売されているものの、どうやら雪上での走行には弱いらしく、北米を襲った寒波の中で相次ぎ雪の中でスタックする様子が目撃されています。

これらのサイバートラックはX、Youtube、インスタグラム、TikTokにも投稿されていますが、昨年末にも「クリスマスツリーを運ぶサイバートラックが、わずかな雪の上をまとも走れなくなる」様子が動画にて公開されており、納車がはじまったばかりのサイバートラックにとっては苦難に満ちた船出になったのかもしれません。

おそらくは「タイヤ」の問題だと指摘されるが

なお、サイバートラックが「雪の上で悪戦苦闘する」のにはいくつかの理由が考えられ、しかし大きなものとしては「車体重量が重い」「タイヤが太い」というものが挙げられていて、いわば雪の上を「圧雪しながら」、つまり踏み固めて滑りやすい環境を自ら作っているとも考えられるため。

もちろん雪質、積もった状態など様々な要因に左右されるため一概には判断できませんが、「雪の上では細いタイヤのほうが（若干）コントロール性に優れる」という実験結果もあり、サイバートラックに関しては悪条件が揃っている、とも考えることが可能です。

Another storm, another CyberTruck needing a rescue.

It's like finding a leprechaun that's constantly getting stuck in a glue trap.

Credit: @iAmAndyPauly pic.twitter.com/l3MJZIin0i

— Captain Lou (@TheCaptainLou) January 7, 2024

そのほか考えられるのは「タイヤそのもの」に問題があるということで、つまりはトレッドのデザイン、コンパウンド、あるいはその両方の組み合わせが「雪の上を走るのに向いていない」のだとも推測されており、テスラはサイバートラックの強大なパワーを受け止めるべく、工場出荷時にハイグリップタイヤを装着している可能性も指摘されています（一般にハイグリップタイヤはコンパウンドが柔らかく、厳冬時にはタイヤが固くなって滑りやすい）。

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加えてテスラは（サイバートラックの発表前に）この問題を把握していたという報告もあるようで、しかし様々な理由から「取捨選択のうえで、雪上でのグリップを捨てて」現在のタイヤを装着しているのかもしれませんね。

テスラ・サイバートラックはどれくらい注目を浴びるのか？

なお、サイバートラックはわずか10台しか納車されていないと言われるものの、ネット上には多数のサイバートラックに関する動画が溢れていて、実際にはどんどん納車が進んでいるのかも。

そこで早速サイバートラックにラッピングを施したディティーリングショップが「サイバートラックで街を走ってみた」動画を公開していますが、意外と注目されていないようにも見え、この周囲の反応はちょっと意外です（この異形のクルマが街なかを走っていたらかなり目立ちそうだが。マットブラックにラッピングされているので目立ちにくかったのかも）。

こちらはサンフランシスコのフィッシャーマンズワーフを走ってみた動画で・・・。

こちらは同じくサンフランシスコの繁華街、ユニオンスクエアを走ってみた動画。

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参照：Captain Lou（X）, ramseyackad, OCDetailing